motto☆派手にね！[戸松遥]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況

2010年03月10日 23:20 更新

カテゴリ: [戸松遥][2000’s作品][かんなぎ]
タグ： [ハルカス][ミューレ]

motto☆派手にね！とは

2008年（平成20年）TVアニメ『かんなぎ』OPテーマ。
戸松遥の1stアルバム「Rainbow Road」第2曲。
キャッチーで活発なアニメアイドルソング。

データ

歌手: 戸松遥
作詞: 辛矢凡
作曲: 神前暁
編曲: 神前暁
ミックス: 小島聖平
レーベル: ミュージックレイン
発売日: 2008年10月29日

レビュー

　2010年3月時点での、戸松遥最大のヒット曲。作曲は、2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』、2007年『らき☆すた』で一気に人気作曲家にのし上がった神前暁。アイマスをはじめとするナムコ作品でもおなじみの人ですね。近年のアニソンでは珍しくハードロックな臭いもデジタルな臭いもしない人。明るくて爽やかでキャッチーなアニメソングを作らせれば超ド級の作曲家さん。売れっ子なのも頷けます。

　イントロやサビで活躍するブラスが印象的。とにかく明るい。エレキギターがないアッパー・サウンドを珍しく感じる人もいるかも。この感覚を気に入ってる人には、同じく神前暁作曲の「セキレイ」を強くオススメします。早見沙織に花澤香菜・・・と、戸松遥と縁のある面々が歌ってます。それから、スラップベースも格好いい。硬くて引き締まったサウンドが曲全体を支配してます。この2つの楽器が最高にいいので、是非是非一点集中で聴いてみてください。

　さてさて、18歳の戸松遥。「自己中男」を聴いた後にこの曲を聴くと、「嗚呼、上手くなったんだな・・・」と思わずにはいられません。この頃から演技しながら歌っている感はあるものの、"ふわふわ"で"はらはら"させられる不安定な歌い方は、どこか80年代を思わせます。この辺は、きっと山本寛・神前暁の思惑通りでしょう。

　この曲の歌い手が戸松遥で、本当によかったと思いますよね。この曲をもっと上手く歌えた歌手も、もっとインパクトのある声で歌えた人も沢山いるでしょう。・・・が、この底なしの明るさを出すことは戸松遥にしかできない。そう、どんなに泣きそうな声で歌っていても、やはり明るい。

　この曲を聴いて、ただただ思うのは、とにかく明るくて、爽やか・・・上でも書いた通り。戸松遥のハッキリとした快活な声が、ブラス、ベースとともにこの曲の聴き心地を抜群なものにしているのは間違いない。もっと神前暁の曲を歌って欲しい。そう思うのは僕だけではないはず。