DAIMONZI-X

声優/アニソンレビュー&CDデータ語り

HIGH POWERED[スフィア]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況


更新
カテゴリ: [声優>スフィア][2010’s作品>侵略!?イカ娘]
タグ: [2011年] [作曲:山元祐介] [作詞:畑亜貴] [編曲:山元祐介]

HIGH POWEREDとは

2011年(平成23年)秋アニメ『侵略!?イカ娘』OPテーマ。
スフィア9thシングル。
NOT 侵略, BUT かわいい!の主題歌。

データ

歌手: スフィア(寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生)
作詞: 畑亜貴
作曲:山元祐介
編曲: 山元祐介
プロデュース&ディレクション: 伊藤善之(ランティス)
プロデューサー: 櫻井優香(ランティス)
A&R: 佐藤和孝(ランティス)
チーフプロモーター: 松村起代子(ランティス)
プロモーター: 鈴木めぐみ、太田淳(ランティス)
セールスプロモーター: 佐橋計、臼倉竜太郎(ランティス)
アーティスト・マネジメント: 宮本朋律、中林太郎(ミュージックレイン)
レーベル: GloryHeaven(ランティス)
発売日: 2011/10/26

レビュー

 アニメ放送開始前に、この曲を初めて聴いた時は酷くガッカリしたものです。巷では「イカ娘に合っていない」だの、「曲単体ではいい曲だけど・・・」なんて評判があって、いざ聴いてみれば、畑亜貴らしくもない。安易に「侵略」という単語をのせてアニメに合わせに行ってるスフィアがいて。CMを見れば「スフィアがイカ娘に侵略されたでゲソ〜!」とか言っちゃってて。プライドないのか!と。

 僕のアニメソング観としてしばしば書いていることですが、アニメ主題歌のクリエイターや歌手には、アニメの看板を作って欲しいと思ってます。多少誇張が過ぎたっていい、そのアニメを見たくなるような、ワクワク感のある音楽。しかしながら、OP映像と重なる前の段階で、この曲はイカ娘という人気アニメに萎縮してしまいました。迎合しようとしたばっかりに、イカ娘本編の持つパワーを出すことができなかったのです。

 さらなる追い撃ちとなったのが、MusicClip。派手な衣装に、見てて気持ち悪くなってくるズーム演出・・・デビュー以来、イメージカラーこそ曲ごとに違えど、一貫してシンプルな色彩をまといナチュラルな魅力を極めてきた姿はスフィアの確固たる個性だと思っていました。今回はイカ娘と張り合えなかったばかりか、アイデンティティさえも見失ってしまったスフィアにデビュー以来、初めて「弱さ」を見たのです。

 ・・・ところが、です。そんなガッカリ感が、アニメのOP映像を見た時に吹っ飛びました。見て、初めて気づいたこと・・・前回のULTRA-PRISMが「イカ娘のテーマ」的だったのに対し、今回はイカ娘が大好きな視聴者視点の歌。

 それを証明する最大のキモが、Bメロ終盤の「落ち込むとこがかわいい」。たったこの1フレーズだけで、イカ娘のOPになることができる。OP映像で最も印象に残る箇所にここを選ぶ人も多いんじゃないでしょうか。イカ娘を客観的に一言で表せば「かわいい」なんです(断じて「侵略」などではない!)。さらに、落ち込んでるイカ娘より、そんなイカ娘を励ます栄子をメインに映してるんですよね。シビれるじゃないですか。そんなたかがワンシーンを見たいがために、映像をリピートする。音楽もリピートされる。そして好きになる。どんなにネガティブな理屈をこねようとも、愛着の2文字で全て水に流してしまえる。それがアニメソングです。

 全体的には、まさに畑亜貴マジックと言わんばかりの意味不明な、なのに要所要所で映像と絶妙に絡まる歌詞。とは言え、イカ娘という作品の個性はシンプルさにもあるわけで、だからこそULTRA-PRISMの「侵略ノススメ☆」は評価されたし、この「HIGH POWERED」がそれと比較して叩かれる理由にもなっているんですよね。スフィアの声質自体はイカ娘の世界観とそう離れてはいませんが、畑亜貴とイカ娘の相性が良くなかったのです。

 もう一つ。主題歌ではなくスフィアの曲として聴いた時、ソロパートがないのが寂しいですね。声を楽しめない。それはアクセントがないということです。山元祐介は戸松遥と堀江由衣が歌ってる『猫神やおよろず』のOP「神サマといっしょ」の作曲・編曲も担当していますが、この曲もソロパート無し。「ひたすらキャッチーな曲を作ることが信条」と言う通り、メロディーライン自体は悪くない・・・むしろ、いい。ユニット曲のヴォーカルを魅せる曲を引っさげて、もう一度スフィアと組んでみて欲しいです。

 とまぁ、あと一歩で駄曲の烙印を押してしまうところでしたが、OP映像のおかげでだいぶ印象が変わりましたというのがトータルの感想。OPの絵コンテ・演出担当の追崎史敏の超ファインプレーですね。アニメソングは、こういうことがあるのです。

Amazonのレビューもどうぞ。

どうでもいい余談

 Bメロの「かわいい」を賞賛しましたが、MusicClipでは対象が一人やたらクネクネ動いている戸松遥に変わります。彼女はリズムを刻む動きはソロでもスフィアでもたびたびやりますけど、腕の動きは肩から入り、足の動きは膝と爪先のバネを活かす。他の3人にはできないダイナミックな動きは、そういうところにポイントがあるわけです。あと、戸松遥だけは派手な服でも違和感ないんですよね。スフィアにおいて、豊崎愛生が声の遊撃部隊とするなら、戸松遥はビジュアルの遊撃部隊なのかもしれません。

歌詞

HIGH POWERED スフィア - 歌詞タイム

カラオケ選曲No.(2012/06/01時点)

DAM: 3365-59
JOY: 29452
UGA: 617361

古:今秋最強の熱血ソング!『ベン・トー』OPは愛美の「LIVE for LIFE」。2011/11/02頃のアニソンCD新譜
新:いい流れのアニマスと、勿体無いキタエリ。2011/11/09頃のアニソンCD新譜

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://daimonzi.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/573

最新記事

Powered By 画RSS