鈴木このみ、LiSA、Pileとレーベル語り。2015/03/04頃発売のアニソンCD／アニメBD

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非アニメタイアップCD

口から何か出るジャケット・・・なんか凄い偶然ですね。

　鈴木このみ2ndアルバム。メディアファクトリーというレーベルは現在進行形で活動している所属アーティストが彼女と原田ひとみだけ。一方で毎クール数本のアニメを製作している会社でもあるので、二人は本編との結びつきの強固な、良質なアニメソングを歌える環境にいるわけです(ビッグタイトルが無く、売上的には少し残念なのですが)。彼女の音楽スタイルの柔軟性はアニメ業界No.1と言えるレベルですが、固定ファンを増やすには逆に不利なのかもしれません。そう考えると、今後メディアファクトリーというレーベルがやるべきことは、彼女の方向性の設定と、そこから外れたジャンルを担当できる新人の確保じゃないでしょうか。まぁ、キャラソンもいいですけどね。

　一方、アニプレックスのエースLiSAは3rdアルバム。こちらはソロデビュー前から既に方向性が「ロック」でガッチリ固まっていた感があり(ガルデモより前の活動を知らないのですが)、卓越した歌唱力を武器に、アニプレックスのバトル系ビッグタイトルの主題歌を任されてきました。まぁでも、「覇権」なんて言葉を流行らせてた頃に比べればアニプレックスも大人しくなりましたよね・・・と思うのは『魔法科高校の劣等生』が思ったほど伸びなかったからでしょうか。LiSAの歌うOPは、パワフルでスピード感抜群で格好よかったのですが、本編の理屈バトルとはちょっとズレがあったかな、とも思います。

　なお、特典BDにはライブ映像18曲分＋「シルシ」のc／w曲「No More Time Machine」のMusicVideoが収録されます。一般的なライブBDの価格を考えると格安。

　Pileは1stアルバム。まだシングルも1枚ですから、全11曲のうち9曲が新曲(ただし「伝説のFLARE」は初回盤はニューアレンジ、通常盤はシングルバージョン)。ビクター・エンターテインメントは昨年から声優アーティストを増やし始めていますが、まだアニメタイアップはPileの1曲だけ。金元寿子も米澤円もアルバム1枚出したきり続報がなく、3/18に出るKΛNΛTΛ(CV：渕上舞) もアルバム。ビクターにはアニソン系レーベルのフライングドッグがあるのに、わざわざ本家レーベルで声優CDを出すからには一線を画した売り方に・・・ってことなんでしょうか(リスアニの人、ビクターのプロデューサーのインタビュー記事お願い！)。まぁ、ビクター云々抜きにしても、今のところ声優としてのPileは完全に一発屋状態。歌手業に専念するのか、声優の仕事も継続するのか、そちらも気になります。

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