もう一度TENDERNESS[KIX・S]のレビュー、歌詞、カラオケ配信状況
収録CD
この曲、WINNERS FOREVERと違ってエンディングセレクションに収録されていません。
挿入歌も収録されてる名盤 SCORE 3しか選択肢はないでしょう。
背景
機動戦士Vガンダムの2nd エンディング・テーマ。
データ
歌手: KIX・S
作詞: 浜口司
作曲: 安宅美春
編曲: 葉山たけし
レビュー
まず、KIX・Sはコッテコテのビーイング・アーティストです。
その爽やかなサウンド、大黒摩季っぽいヴォーカルの声質は
あの時代を生きた人なら、誰もがピンと来ることでしょう!
ドラゴンボールGTやスラムダンク、中華一番を思い出す人もいるでしょう。
ビーイングについては、好感を持つ人も嫌悪感を抱く人もいることでしょうが、
ともかく音楽の性格としては徹底的に爽やかな、夏の似合うサウンド。
ZARDやB'z、大黒摩季、DEENなどと比べるとメジャーにはなれなかったKIX・Sも
その性格をしっかりと持ったアーティストです。
さて、肝心の曲の方ですが、Wikipediaによれば、
どうもカテジナさんをテーマにしているらしいです。
・・・な、なんだってー!?
「TENDERNESS」とは「優しさ」のこと。
おかしいですよ!
ただ、カテジナさんが絡むとこの曲の歌詞がかなり深くなるのは確か。
「そして再び君に出会えたなら その瞳を孤独にさせはしない」
酷いネタバレは避けますが、
こんな歌詞は率直なカテジナの感情とは思えません。
けれど、ひょっとしたら、この歌詞を組み合わせることで
あのどうとでも解釈できるラストシーンの一つの捉え方として、
今となってはもはやどうでもいいことではあるが、
本来はこんな母性を持っていた人間だったんだ、ということなのかもしれません。
「瞳」や「見守ってあげたい」といった詞も、どことなくそんな感じがします。
エンディングテーマとしては、かなり素晴らしい曲ではあると思います。
爽やかで明るい曲だと今までは思っていたのですが、
曲の意味について考察していると、あのイントロのギターに哀愁を感じてしまいました。
処方箋(個人差があります(´ー`))
己の過ちにより、あまりに残酷な出来事があったなら、
ふとこの曲を思い出してみてください。
そして、生きましょう。どこまでも、どこまでも・・・
どうでもいい余談
KIX・Sは「キックス」と読みます。
どうもB'zの妹分的な売り方をしていたようですね。
試聴
カラオケ選曲No.(2007/09/15時点)
DAM: 1163-04
JOY: 8654
UGA: 3221-06