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VOCALOIDの前に"0円で始める"DTM講座(導入編)

2007年12月02日 15:10 更新                  
カテゴリ: [DTM]

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対象者

・音楽全然知らないけど初音ミクに触発されて、DTMをやってみたくなった人。
・でもお金は使いたくない人。
・本格志向でない人。
・全国の弱音ハク候補生
既にハク化してる人は、この講座のレベルは卒業してるかも(;´~`)
MIDIの知識とか、シーケンサの使い方とか解かってる人は、
こういうのでも買って読んでみるといいです。結構解かりやすいですよ。

前置き

初音ミクがブームになって、よく「DTM」という言葉を目にするようになりました。
Desk Top Music・・・ようするに、PCで音楽をつくることなのですが、
ミクは高いし、クリプトンの他のソフトの値段を見てると・・・うへぇ、とても手が出ない。
そんなこんなで、DTMは音楽経験者以外はサヨウナラ~な世界と思っている人も多いかも。
現実は、全くの逆ですけどね。

どうでしょう、ここらでDTMに触れてみて、
鏡音リンに自作の曲を唄わせるというのは(´ー`)
 (まぁリン買っちゃったら15000円くらいかかっちゃいますけど(爆))

経済的敷居

まず最初に言っておきましょう。
DTMはパソコンさえあれば、初期投資0円で出来ます。
で、上達の過程でお金を使いたくなるという、まさに理想のホビーと言えます。
最初に必要なものは、MIDIシーケンサと呼ばれるソフトだけ。
ああそうそう。
フリーな環境でMIDIやるだけなら、ショボい性能のパソコンで全く問題ないです。
ただ、VOCALOID買うなら、ある程度スペック欲しいのは確か。
後々のことを見越した上でなら新規購入もありかも。(コラムの趣旨に反してるってば・・・)

技術的敷居

大鋼は、楽器がまったく弾けない人間です。
音楽理論だって、勉強してもチンプンカンプンで、結局感覚任せで作曲してます。
そんな人でもDTMはできます。
ヘッドホンがあれば、作りかけを他人に聴かれる心配もなく、近所迷惑にもなりません。
DTMは「本格派」じゃない人でも、「ド素人」でも手軽にできる音楽なわけです。
とりわけ、大鋼みたいなシャイな人間には嬉しい(´ー`)
 (あの頃(2000年頃)は、MIDIを配信してるサイトがたくさんあったなぁ・・・)
 (まだMP3をDLするのは"当たり前"ではない時代の話ですけどね(´ー`))

ああ、そうそう。

VOCALOIDの操作は「ピアノロール」(次回説明)なので、
大鋼が説明しようとしているMIDIの打ち込み方とまったく同じです。
MIDIができればVOCALOIDは使えますし、その逆も然り、ですね(´ー`)

MIDIって何?

MIDIというのは、楽譜データみたいなものです。
一昔前のケータイで着メロ作ってた人もいるかと思いますが、あれもMIDIです。
一方、WAVとかMP3とかは波形データ。演奏された後のデータ。(語弊あるかも)
MIDIファイルの拡張子は「.mid」です。WindowsMediaPlayerなどで再生ができます。
MIDIシーケンサで編集することもできます。(.midを編集できないシーケンサもありますが・・・)
例えば、他の誰かが作ったMIDIファイルのギターの音をトランペットに変えつつ、
1オクターブ上げたりとかそんなこともできるわけです。
 (ということは、他の人の作ったMIDIデータを見て勉強することもできますね)

MIDIは、PCにMIDI音源が内蔵されていれば再生できます。
 (持ってる音源によって、音色が変わってしまうのがMIDIです)
最近のWindowsなら「GS Wavetable」という音源が標準でインストールされてるはず。
 (以下、GSWと略します)
コントロールパネル→サウンド→「オーディオ」タブ→MIDI音楽の再生で確認できます。
 (Macは触ったことないのでわかりません・・・)

音色の質は、だいたいこんな感じ。(音量注意)
原曲の多段ブレイブの余計な楽器を減らして、
GSWでうまく聴こえるように音色変更しただけのデータですが、
大鋼なんかは、聴いてるうちに原曲よりいいんじゃないかと思えてきたりします(笑)
特に、ドラムのスネアの音は好きだなぁ・・・
 (チップチューンもあることですし、GSWアレンジとか、流行ってもいいのになぁ(笑))
なお、音色(楽器)数は226。それとドラムセットの種類が9つもあります。
 (いままでずっと128音だと思ってたのに・・・(;´へ`))

ちなみに、「ぼっこぼこにされてるよ」は多分このGSWだと思います。
格好いいゴージャスな曲を作ることはできないかもしれませんが、
携帯ゲーム機のBGMなんかはGSWである程度いい感じに再現できそうですね。
 (そう、良し悪しじゃなくて、向き不向きとポジティブに考えましょう(´ー`))

どうでもいい余談

ここまで読ませといて、MIDIの作り方はなしかよ!と思った方、落ち着いて。
次回にMIDIシーケンサの基本的な使い方を書きますんで(;´ー`)

MIDIというと、ショボいというイメージがあるかもしれません。
確かに"GSWは"ショボいのかもしれませんが、
ここでDTMの面白さがわかれば、もっといい音源にステップアップしたくなると思います。
楽器にも挑戦したくなるかもしれません。ともかく、導入には相応しい"フリー"音源です。

質問は随時受け付けてますので、コメントかメールでどうぞ。
ご指摘も頂ければありがたいですが、どうぞお手柔らかに(;´ー`)

参考リンク

DTM TOWN
 こちらのサイトさんのレトロゲームのコピーとか、聴いててホレボレします。
 ゲームミュージック好きな人とかはこういうのを聴くとモチベーション湧くかも(´ー`)
  (ただし、ここの音源はGSWではありませんけどね)

VOCALOIDの前に"0円で始める"DTM講座(基本編)
 この講座の続編です。今度はちゃんとMIDIの作り方を解説してます(笑)

   
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