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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

「がくっぽいど」と「ぼかりす」と。

2008年05月07日 23:50 更新                  
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前置き

エイプリルフールに流れた、ガクトのVOCALOID「がくっぽいど」のニュース。
あれからロクに話題にもならず、多くの人がネタだと思っていた中での、この発表。

がくっぽいど

Gacktの声で歌うソフト VOCALOID「がくっぽいど」6月発売(IT media)
6月中旬の発売ですか。
これは購入意欲わかないなぁ~。大鋼の作曲とGacktだと、イメージが対極ですし(笑)
その能力のほどはわかりませんが、
パワー不足という理由で敬遠したミク同様、聴き専門になるかと思います。

でも・・・・本当のところを言うと。
「あこがれのボーカリストGackt様をプロデュースし、楽曲に息吹を与えられる」という
コンセプトが、これまでのVOCALOIDとかなり異なるんですよね。
Gacktという強烈で曲げられない個性を既に持ったキャラクターを唄わせる、というものです。
それよりかは、完全架空のキャラクターである、クリプトンのCVシリーズの方が
制作の勝手がいいかな、と思ってます。

リン・レン購入から4ヶ月以上過ぎて、いまだRANGER'S-LINKしか公開していませんが、
あの曲の詞は、リンとレンのキャラクターを大いに意識したヒーローソング。
一応今月公開予定の新曲も似たような感じ。
「連動の力」とか「DELETEできないATTACK for~(以下略)」とか、
VOCALOIDの設定を曲解しまくった活かした詞は
考えてて楽しかったのですが、実在の歌手ではそれはできない。させづらい。
既存のVOCALOIDはミクはもちろん、リン・レンにKAITO、
海外製のSweetAnnに、亜種の弱音ハクなどなど・・・
多くの人によって、ほぼ自由にイラスト化され、動画化され、
彼女らはその中で"演技"をしているわけですが、
 (MEIKOも、実在の拝郷メイコさんとはイメージの全く異なるキャラクターですし)
「がくっぽいど」は同様に扱われるでしょうか?
そう扱われてもいいように「っぽい」というネーミングがなされているのでしょうが、
 (多分、ここは相当本人に配慮して考えたんだろうなぁ・・・と推測)
やはり「そういうVOCALOID」ではないかな、と。
となれば、他のVOCALOID同様に盛り上がるのかな・・・?と心配になってしまいます。
VOCALOIDのムーブメントは、多くの絵描きさんなしには語れませんしね。

ぼかりす

話は変わって、ぼかりす。VocaListner。
話題にするには、ちょっと遅くなっちゃいましたか。

どういう技術なのかは続報を待つとして、
この曲の中で、一番魅力に感じてしまったのが、
最後の「ありがとうございました!」でした。
やっぱり、VOCALOIDは無機的な存在なので、人間に近づきすぎると
かえって魅力がなくなっちゃうんだなぁ、と感じてしまいました。
わざわざヘタクソに仕上げる必要はないにしても、
頑張って人間に近づけようとして、それでも機械らしさが残ってしまう・・・
そこがVOCALOIDの魅力なんだろう、と思います。
まぁ・・・でも、この程度の人間らしさならまだ許容範囲かも。
強烈な"クセ"はありませんからね。ヴォーカルとして優等生過ぎます。
この"クセ"が簡単に再現できるようになった時、
VOCALOIDの面白みは消え失せるのかな、と。

どうでもいい余談

DTMについて語ったのは久しぶりですね。2月以来!
本当は曲も量産しつつ、記事も書きつつといきたいのですが、如何せん手が遅い(;´ー`)
またコッテコテのヒーローソング公開するので、たまーに見てやってください(´ー`)

   
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