アニソンBIG3 Special Edition in 京都レポート
前置き
11月24日にあった、アニソンライブのレポートです。
いやー、落ち着いた雰囲気で、かつ笑いも耐えない、いいライブでした。
物販で売ってたCD紹介しておきます。さすがに「道」はなかなか手がでない値段ですが、
「ふたりのアニソン」は、レア曲「輝け!スーパーヒーロー」が収録されてるのでオススメ。
セットリスト
01 時を越えて(水木、堀江、影山)
ここからソロを1曲ずつ
02 勇者王誕生(遠藤)
03 CHA-LA HEAD-CHA-CHALA(影山)
04 キャンディ・キャンディ(堀江)
05 マジンガーZ(水木)
ここからソロを数曲ずつ
06 爆竜戦隊アバレンジャー(遠藤)
07 戦士よ起ち上がれ(遠藤)
08 ひみつのアッコちゃん(堀江)
09 花の子ルンルン(堀江)
10 風の少女(堀江)
11 Time~2036の選択~(堀江、影山)
12 HEATS(影山)
(アコギコーナー開始)
13 シャンプー王子の冒険(影山)
14 牙狼(影山)
15 しあわせならマジンガー(会場全員)
(アコギコーナー終了)
16 STORM(水木、影山)
17 バビル二世(水木)
18 ルパン三世 愛のテーマ(水木)
19 キャプテンハーロック(水木)
20 道(水木)
21 CROSS FIGHT(水木、堀江)
22 鋼の魂(水木、堀江、影山)
アンコール
23 熱風!疾風!サイバスター(水木、堀江、影山、遠藤)
24 マジンガーZ(会場全員で合唱)
ライブの雰囲気
これまで、東映太秦映画村の水木一郎ショー(レポート記事無し)、
JAM Projectのライブ「NoBorder」、
そしてアニサマ2008・・・と、徐々に規模のでかいライブを経験してきた大鋼ですが、
ここに来て、一気に落ち着いた雰囲気のライブに行ってきました。
キャパは1000人程度の京都会館第2ホールですが、
後ろを向けば、席はガラガラでした。
やっぱりなぁ・・・昔なつかしのアニソンライブと思いきや、遠藤正明を呼んでたりと、
ライブのターゲット層がイマイチ読めないもんなぁ(;´ー`)
客席は、はっきりわかるJAMファンから(NoBorderシャツ着てた人、結構見たなぁ)
結構ご年配の方まで、本当幅広かったです。カオスとも言えますが(爆)
ロックな感じのライブばかり行っている人にとってはピンとこないかもしれませんが、
オール・シッティングのライブでした。サイリウムを持っていた人も、3割もいたかどうか。
70年代の落ち着いた名曲から、鋼の魂などの激しい曲まで、全部座って聴いてました。
「そんなの楽しいのかよ!」と思う人もいるかもしれませんが、
これがまた、すっごくいいんですよ。
アコギコーナーを除いては、生演奏じゃなくてカラオケでしたが、
ホールの音響も良くて、迫力のあるオケでしたし、
影山ヒロノブによる「牙狼」のアコギ独唱では、観客の誰もが場の空気を読んだのか、
手拍子もサイリウムも影を潜め、暗い会場の中、凄くいいムードで聴けました。感動した!
逆に、「CROSS FIGHT!」のBメロでPPPHの手拍子とか、ちょっとなぁ・・・。
この曲は・・・スケールがでかいじゃないですか。重い軽いで言ったら、重いじゃないですか。
あの手拍子は、相応しくない。シンプルな手拍子でいいと思うのですが・・・
やっぱ、アップテンポな曲だとそんなもんなんでしょうかねぇ。
昔のライブ映像見てても、やっぱりやってるもんな。
まぁ・・・じっくり聴くのはCD音源を聴け、ということですか。
なお、もちろんマジンガーZなんかは、
座りながらも会場の皆で「ゼェェェェェッ!!!」と叫んでました(´ー`)
CROSS FIGHTはともかくとして、ほとんどの曲で、曲に見合った聴き方ができたな、と。
観客の平均年齢が高かったせいかも。
やっぱ、こういう感じのライブはいいものです。気に入った(´ー`)!
そうそう、これを書かないわけにはいかない。
ライブの大半はMCで占められてました。本当によく喋るなぁ、と(笑)
男3人がグダグダトークをして、ミッチ姉さんがピシリと進行。
そして司会のカタワレ、大谷龍一郎の無口っぷりが印象的でした。頑張れ~(´ー`)
歌手4人について
まずアニキ。40周年おめでとう!
黙ってるかド熱唱するかのどちらかしかできない不器用な人間が大鋼なので、
あまりノリのいい観客にはなれなかったけれど、
最後のマジンガーZでは存分に祝いの意を表明させてもらったぜ(´ー`)
シンガポール帰りの徹夜明けで、かなりキツかったんだろうなぁと思いますが、
終盤からの展開は、しびれるくらい格好よかったです。
あの昔苦労してた頃の話で言い放った「使命」についての"怒鳴り声"が、凄すぎた。
あの時、客席のどこかで泣いていた子供が泣き止んだんですよ。(これ、実話ですからね!)
「ルパン」や「ハーロック」では、大人の貫禄というものをまざまざと見せ付けられたし、
「道」を子供たちに聴いて欲しい、と言っていたアニキにグッときた。
「道」は・・・アニキは、あのキャリアにして、本当にいい曲に巡り合ったと思います。
半端な歌手では出せない説得力。半端な歌手ではないアニキが放つべきメッセージ。
ミッチ姉さん。
まず謝りたい。巧過ぎて、声が素晴らしすぎて、真っ先に口パクだと思っちゃいました。
間奏中の短いトークで、それが間違いだったとすぐにわかったわけですが・・・
他の3人が盛り上がれるソロ曲を持っていた中、
少女アニメの曲を通したため、観客の温度が妙に冷たく感じましたが、
少なくとも大鋼は黙って聴き惚れてました。他の皆もそうだったに違うない。
「Time~2036の選択~」「CROSS FIGHT!」と、デュエットもこなしましたが、
やっぱりミッチ姉さんは究極だよなぁ・・・これほどの歌手は、いない。
NHKは、よくぞ「風の少女エミリー」に起用してくれたと思います。
この曲こそが姉さんの真骨頂。
アニキ同様、このキャリアにして、相応しい名曲と出会ったのでしょう。
来年40周年ですね。また近場に来たら絶対行くぞ(´ー`)
影山ヒロノブ。
すっかり定着した"長老"の名は、今回使えないですね。(呼んでた人いましたけど(笑))
先述したように、牙狼が神がかってました。
JAM以外で生で見るのは初めてなので、HEATSが聴けたのも嬉しかった。
それから・・・なんて楽しそうに唄うんだろう・・・と。
所詮いちリスナーの意見ですがね、やっぱり勿体ない。
今のJAM Projectは、悪く言えば個性の潰し合いだと思いますよ。
皆、ソロで唄ってる時の方が圧倒的に輝いている。
JAMをやるにしても、メンバー間のまとまりよりも、実力のぶつけ合いをして欲しい。
1/5を5倍しても1にしかならないけど、1を5倍すれば5になるんです。
(少年漫画的理屈だな、なんか(笑))
それから、チャラやSTORMや、アニキのZを見て尚更確信しました。
ライブで盛り上がるのに一番なのは、コール&レスポンスなんかじゃない。
歌手も観客も、一斉に「ゼェェェェェッ!!」と叫ぶのが極上の幸せ。そう思いました。
最後に、遠藤正明。
アニキに「しょうもないやつ」と言われてましたが(爆)、相変わらずのパフォーマンス。
曲数は少なかったですが、勇者王もアバレンジャーもサイバスターも、聴けてよかった。
アバレンジャーではだいぶ回ってましたが、あれはどうも、いつもやってるみたいですね(笑)
・・・しかし、カバーじゃない新曲出さないもんですかねぇ。
最近は戦隊シリーズの挿入歌とかも唄ってませんし、JAMの中で埋もれっぱなしの印象。
いくらなんでも、勿体なさ過ぎる・・・どうにかなりませんか、井上社長(爆)
どうでもいい余談
物販コーナーでCDを買って、アニキとミッチ姉さんのサインGETしました。
半端な歌手のサインとかだと「自分はリスナーであってファンじゃねぇぞ!」みたいな
変な遠慮の仕方をしてしまうしょうもない癖があるのですが(笑)、この2人は別格ですね。
永遠のヒーローと、永遠のヒロイン。
「道」と「風の少女」。今時の子供向け番組の主題歌を唄ってくれたのが嬉しい。
共に、視聴者に媚びない、本当にいい曲です。
このライブ、本当にいい記念になりました。