Maddy Candy[DEATH DEVIL]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況
Maddy Candyとは
TVアニメ「けいおん!」劇中歌。
さわちゃん先生の高校時代の曲。
ポニーキャニオン (2009-08-12)
売り上げランキング: 2312
データ
歌手: DEATH DEVIL(山中さわ子(CV:真田アサミ))
作詞: KANATA
作曲: 小森茂生
編曲: 小森茂生
ギター: 屍忌蛇
プロデューサー: 小森茂生
レビュー
さわちゃん先生とその楽曲に触れる前に、まずCDジャケットとブックレットに触れておきます。表紙のDEATH DEVILのロゴがいかにもメタルバンドらしい。ページをめくってみると、曲名に「1. Maddy Candy」と書かれており、その下には「マッディ キャンディ」と書かれています。つまり、洋楽CDにおける「正式名称」と「邦題」のパロディ。極めつけは、さらにページをめくると見ることができる、BURRN!の奥野高久さんによる解説。僕が見たことのある洋楽CDはメタリカとドラゴンフォース、それからラプソディくらいですが、両方とも何か凄そうな人の長文解説があった気がするなぁ・・・このCDのジャケット制作の田中さんは、さぞかし作業が楽しかったに違いない。
これは遊び心の塊ですよ。
メタルというジャンルは分類が多すぎてよくわからないのですが(でも陰陽座は大好きだったりもする(爆))、Maddy Candyのような曲は、ドラムとギターがぶっ通しで激しくあり続けるため、ヘタをすれば抑揚の無い、面白みの無い曲になってしまいがちだと思ってます。ただ、この曲の場合はBメロの存在のおかげで、いい感じに聴くことができます。「聴きやすい」と言えるギリギリのラインを走ってるんじゃないでしょうか。
一番のサビが終わった後の、ギターソロ。アニソンでも、とりあえず間奏でギターソロいれとけ的な曲は多いですけど、ハイテンポでやむことのないドラムをバックにしているところが、この曲の"らしさ"でしょう。あとは、そんなギターソロの後に一転してスローに歌い上げているところですね。非メタラーとしては、この部分があるから退屈することなく全体を聴くことができてます。
さわちゃん先生の熱唱ぶりも聴きどころですね。(・・・いや、高校時代の音源なので、"先生"は余計か(爆))ここで一旦、この曲がメタルであるということを忘れて、桜高軽音部の山中さんが歌っているということを思い出してください。唯とか澪とかと同じ軽音部ですよっ!(爆)
まぁ何にせよ、この曲はCDを買うなりレンタルするなりして、奥野さんの解説を読むのが一番。この文章は、メタル史を充分に熟知した上でのDEATH DEVILの立ち位置を示していて、この曲にとどまらず、この曲のルーツを掘り下げたくなる文章。メタル好きなら大いに共感やあるいは反感を抱くだろうし、非メタル好きなら、メタルを好きになる第一歩を与えてくれるに違いない。どうでしょう、普段アニソンしか聴いていない人も、このMaddy Candyからメタルを聴き始めてみるのも面白いかもしれませんね。
歌詞
試聴
カラオケ選曲No.(2011/03/04時点)
DAM: 3336-06
JOY: 91127
UGA: 6155-64