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守護神 -The guardian[JAM Project]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況

2009年08月18日 02:30 更新                  
カテゴリ: [JAM Project][2000’s作品][真マジンガー 衝撃!Z編]

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守護神 -The guardianとは

2009年に放送されたTVアニメ「真マジンガー 衝撃!Z編」2nd OP。
これだ!この個性のぶつけ合い!このヒロイズム!
かつて捨てたはずの、あのダイナミック・サウンドが帰ってきたっ!

真マジンガー 衝撃!Z編 OP主題歌 守護神-The guardian
JAM Project
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守護神 -The guardianのデータ

歌手: JAM Project
作詞: 影山ヒロノブ
作曲: 影山ヒロノブ
編曲: 須藤賢一
キーボード: 須藤賢一
ギター: 鈴木マサキ
ギター: 横関ジェットフィンガー敦
シンセサイザー・プログラミング: 栗山善親

守護神 -The guardianのレビュー

 力強い。あまりにもパワフル。Aメロも、Bメロも、Cメロ・・・サビも、全てが力強いのに、決して一本調子ではない。山も谷もある。こういうメロディアスな作曲は、もともと影山ヒロノブの得意とするところだと思いますが、この曲があまりにも神々しいオーラを放つのは、まぎれなく編曲の須藤賢一の力でしょう。やっぱりJAMにこの人の力は必要。

 この曲には、いくつか聴きどころがあまりにも多い。点で聴いているつもりが、いつのまにか線で聴いてしまっている感覚。まずはイントロの壮大なコーラス。そして、Aメロの遠藤の「怒りの雄叫び」。この早い段階での、シャウトに近い絶唱も凄いのですが、この曲で一番オススメなポイントが、その直後。リズムパターンが変わって、ズン!タン!ズン!タンと軽快に叩かれるドラムに、いやがおうにもワクワク感を焚きつけられるのは僕だけでしょうか!?で、そんなドラムをバックに、力強く伸び伸びと歌う遠藤がまた格好いいんだ、これが・・・

 JAM Projectというユニットの魅力を語る上で、「6人いる」というのが一番重要だと思うのですが、ここ最近のJAMは、奥井雅美を最重要パートに据えた上で、6人の力を一つにしてキレイにまとめる曲をリリースしていました(レスキューファイヤー然り、ハローダーウィン然り・・・)。この「守護神」とて、奥井雅美が軸であることに変わりはありません。が、かなり久しぶりに、各メンバーの個性を存分に味わえる曲に出会ったな・・・と、思ってます。
 最初に聴いて、「あっ、違う!」と感じたのは、Bメロのヒカルド。声が串田アキラに凄く近いこともあってか、凄く印象に残るんですよね。声質で、あるいはテクニックで、各メンバーが徹底的に自分の個性を出し切っている。その考えを確信に変わるのが2番。奥井が妖しげに歌い上げれば、福山がこれまでに無いほどに声を荒げる。そして2番のBメロでも、影山の声のインパクトが強い強い!元々テクニックで聴かせる人達ですけど、声を聴いてるだけでも心地いいものだったんだ・・・と今更になって気づくわけです。

 それほどまでにAメロBメロをパワフルに、ダイナミックにソロで攻めておきながら、サビでちっともテンションが落ちない。押しては引き、押しては引く。引きが絶妙だから、テンションは上がり続ける。パーフェクト。褒めるところしかない曲を貶すのは不可能です。

 歌詞についても、これはもう、マジンガーのための詞。僕は今のところ、「真マジンガー」をほとんど見ていないのですが、マジンガーという作品のキモって、「神にも悪魔にもなれる力を持った兜甲児が、あえて神・・・正義の道を選んだ」というところにあると思ってます。この歌詞には、そんなことは書かれていませんけど、それを臭わせる言葉の選び方をしてますよね。「振りかざしたその手で~」なんて、モロにロケットパンチですし。
 ただし、このテの歌詞は影山作詞の曲であれば、ごくありふれたものであることも確か。そこで出てくるのが2番。これ、絶対グレートマジンガーのことですよね!「雷撃」「勇者」はもちろんのこと、「決められたその運命を走るだけ」というのは、甲児のように、誰のために戦うとか、そんな甘さなどとうの昔に捨て去っている、真の戦闘のプロである鉄也そのもの。

(2chとかニコニコではロクな扱いをされない鉄也ですが、僕はグレートともども大好きだ!)

 いやー・・・、僕は「Crest of "Z's"」で、詞にも曲にも失望した人間。「ダークヒーローでもないのに、こんな歌詞を書くのは何もわかってない証拠じゃねぇか!」と本気でガッカリしたし、何よりも、アニメの内容より、いかにライブで盛り上がるかということしか考えてないんじゃないのかと思ってました。アルバム「Get over the border」ではアニメソングがほとんど収録されていなかったし、影山ヒロノブの日記やインタビュー記事を見ていても、やれ海外、やれライブ・・・ばかりで、本格的にアニメソングの仕事を切り捨てるつもりだと思っていたので、「守護神」のデキには本当驚かされました。次は「バトルスピリッツ」のOPということです。期待・・・しちゃおうかな。

どうでもいい余談

 この曲を聴いていて、改めて思ったことがあります。やっぱりヒカルドの粘りのある力強い声は素晴らしいですね。何故こういう若手の日本人歌手が現れない!・・・いや、そもそも若手の男性ヴォーカル自体が少ないんですけど・・・僕はMojoとか串田アキラとかの声が大好きなんですが、こういう現状に寂しさを感じてるのは僕だけでしょうか(;´~`)

歌詞

守護神-The guardian JAM Project - 歌詞タイム

試聴

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