ゆとりのゆとり[悠木碧、花澤香菜、渡辺明乃]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況
ゆとりのゆとりとは
2010年(平成22年)WEBアニメ『ゆとりちゃん』OPテーマ。
イライラ禁物です!
データ
歌手: 田中ゆとり(悠木碧)、摘込しおり(花澤香菜)、団華院れいこ(渡辺明乃)
作詞: yozuca*
作曲: 俊龍
編曲: 安藤高弘
ギター: 生熊耕治
プロデューサー: 斉藤滋(ランティス)
レーベル: ランティス
発売日: 2010/04/21
レビュー
悠木碧(ゆうきあおい)は寿美菜子、早見沙織らと肩を並べる、声優豊作年の91年生(厳密には92年の早生まれ)。どちらかと言えばスッキリした声の二人に対し、かなりクセの強い声。おそらく、世間一般の想像する「萌えボイス」とはこういう声なんだろうと思いますが、キンキンした高音よりもむしろ1番Aメロのような、やや低音時に魅力を感じるのは僕だけでしょうか。
作曲は俊龍。3年前の2007年に、茅原実里のアルバム「Contact」でデビューした作曲家さんと紹介。あの時はあまりいい評価を書きませんでしたが、この曲はただ一言。素晴らしい!このゴチャゴチャ感は3分足らずの短い間に唯我独尊?の限りを尽くすゆとりちゃんそのもの。
yozuca*の作詞もいい。まさに『ゆとりちゃん』のためだけの歌。「ゆとり世代」が抱かれている偏見?の事例をおもしろおかしく歌にしたもの。バカにはしてみたものの、サビの最後の「有給で!」とか「ウェディング!」のところで、常識的に空気を読んで生きるより、ゆとりちゃんの様に生きた方がよっぽど幸せなのでは・・・と、ちょっと考えさせられてしまうあたりは流石"社会派アニメ"と言ったところでしょうか。・・・本当にそうなのか?(爆)
悠木碧の舌足らずで独特な歌声はついつい聴きたくなるシロモノ。それに加えて控えめな花澤香菜に、快活だけど大人な落ち着きのある渡辺明乃。歌声と個性がうまい感じにバラケていて、無駄者がいない。どの声も巻き戻して聴きたくなる。そういえば3人ともアイドル活動をしていない純粋な"声優"。変にアーティスト然としていない、キャラクターソングならではの味わいが楽しめる1曲。
悠木碧はソロで歌手デビューする・・・とかはないと思いますが、こういうキャラソンはどんどん聴きたいですね。いちばんうしろの大魔王 のキャラソンアルバムではまた違った雰囲気の声が聴けるので、気になったらそっちも聴いてみるといいと思います。
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ランティス (2010-04-21)
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二曲で一つのお話を綴るゆとりな歌詞
詞も曲も秀逸
どうでもいい余談
オリコンチャートにはランクインできず。2010/04/21発売のCDの初動週である2010/05/03付ウィークリーチャートの200位(You大樹で売上を参照できる最下位)が240枚なので、それより売れていないことに。累計でも300枚いってりゃいい方・・・ほとんど宣伝が為されなかったとは言え、いくら何でも酷すぎやしないか。これが京アニ制作のTVアニメだったら10万枚は軽く売れてるだろうに・・・とか考えてしまうのは所詮負け惜しみか。
もっとどうでもいい余談
ゆとり教育について、とりわけ円周率の話が取り上げられることが多いですが、小数計算は別にちゃんと習うわけで、3.14が3になるというだけなら何ら問題ないでしょうにね。その他の指導内容の変化についてはよく知らないので、ゆとり教育自体は肯定も否定もできませんけど、世代問わず"ゆとりっぽい人"は沢山いると思うなぁ・・・
歌詞
ゆとりのゆとりの歌詞 - 歌詞タイム
カラオケ選曲No.(2011/04/22時点)
DAM: 未配信
JOY: 未配信
UGA: 未配信