ちゃんとライブできるのか?アニサマ2011「rainbow」について。
3.11の震災当日の発表会の内容なので、今更感はありますが・・・
- ライブ概要
- 記者発表会を見ての雑感
- 海外の話は海外開催の発表会でやれ。~ファンを見れない人達~
- 新規のアニソンファンを獲得していくために。
- 地方開催の可能性と、そもそものさいたまでの開催危機。
ライブ概要
Animelo Summer Live 2011 rainbow
日程:8/27、8/28
会場:さいたまスーパーアリーナ
チケット:8,500円(前売り)
参戦アーティスト
27:麻生夏子、JAM Project、茅原実里、May'n、 and more
28:栗林みな実、黒崎真音、JAM Project、水樹奈々、 and more
記者発表会を見ての雑感
まぁ「いつものアニサマ」ですね。進化も変化も無し。それどころかJAM Projectを2日連続で持ってきて・・・。以前、NHKの石原Pや前プロデューサーの瀬田Pが「いつまでJAM・水樹にトリをやらせるのか」ということを課題として挙げていましたが、マンネリ打破どころか、さらにJAM Projectへの依存度を高めるとは。
海外の話は海外開催の発表会でやれ。~ファンを見れない人達~
最初の片寄さんでしたかが、真っ先に上海のファンの話をし始めて、イラッときたのは僕だけでしょうか?一緒に歌う?MCもちゃんと聞く?この人に限らず、これまで多くのアニソン系の歌手が「海外のファンは素晴らしい」的な発言をしていますが、それだけならいい。違いを語るのもいい。ただし、片方だけを持ち上げれば差別になり兼ねない。
たびたび思うんですよね。こういう会見、更にはライブのMCで海外を語るアーティスト。いつから目の前の客を見るのをやめたんでしょうか。慣れてる国内のファンと、本物を目にする機会が滅多にない海外のファンとでは反応が違うのは当然です。贅沢と言えばそうかもしれません。でも、強く訴えたい。客の心を打つために、まずしっかり目の前の観客のことを好きになってほしい。2008年のアニサマでの桃井はるこのパフォーマンスは「自分のために歌ってくれてると思える」ものでした。茅原実里は、長門有希として「大好き」と言ってくれました。歌のパフォーマンスも大事ですが、MCで心をつかまれた観客は、きっと後々までその歌手のことを応援し続けるんじゃないでしょうか。それを理解せずに「海外行ってきます!」だの「武道館公演決定しました!」だの「アルバム出ます」だの・・・アーティストの成長をファンが求めていないとは言いません。しかし、ファンが好きなアーティストを眼前にした時、欲してやまないのはそんな言葉じゃないはずです。
新規のアニソンファンを獲得していくために。
スポニチの人がいい質問をしてくれました。「これから新規ファンを獲得するためにどうしていくのか」。それに対して影山ヒロノブは適切な答えを出せていなかったと思います。例えば、リスアニVol.4を読む限り、石原Pや冨田明宏、ライターの澄川龍一、副編集長の西原史顕と言った面々はアイドルファンの流入(というより交流でしょうか)を期待しています。僕の持論としては、アニソン単体で考えるんじゃなくて、アニメ自体が新たな視聴者を獲得していかなきゃ、市場を広げていくのは厳しいと思っていますし、あるいはサッカーのアジアカップでJAMのVICTORYが流れましたが、そういう燃え要素のある国際舞台でアニソンを積極的に使ってもらえるように働きかけるなどなど・・・方法論は色々ありますが、要は、「今までアニソンを聴かなかった人に、いかに聴いてもらうか」が大事だと考えています。個性豊かなアーティストが増えたところで、既存アニソンファンが喜ぶ可能性はありますが、今現在興味を持っていない人が振り向くきっかけにはなりませんよね。いずれにせよ、そういうことはアーティストレベルでできる努力は多くないでしょう。それよりも今いるファンを大切にするべきです。
地方開催の可能性と、そもそものさいたまでの開催危機。
ASCII.JPも「国内の地方では開催しないのか」という良い質問。答えは「検討します」・・・個人的には、世界最大規模のアニソンライブとしてのブランドを確立しているのだから、国内の地方は他のイベントに任せていいと思ってます・・・通常なら。ただ、今の国内の状況考えて、「さいたまスーパーアリーナで開催できるの?」という疑問はあります。冷房にバックスクリーン、アンプ・・・大量に電気使うんじゃないですか?アニサマウィークってのも、なにするかまだ発表されてませんが、大丈夫?スフィアも4月に幕張でライブをやりますが、公演を見合わせる可能性を示唆していますし、春という季節もあります。アニサマは夏・・・電気消費量が上昇する季節。さらに規模が規模。自前で電力用意するんでしょうけど、トラブルが発生しないか心配。元々手際のいいイベントではありませんが、先行きの不透明感は否めません。
アニサマ2010のBD/DVDの発売も近づいてますね。
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