花咲くいろは 第6話「Nothing Venture Nothing Win」感想
ネタバレ抜きの序論
超ブラック企業・喜翆荘(爆)
本編感想
月給2万円。・・・寝食ができて高校にまで通えるんだから・・・と単純に考えれば、まぁそう悲惨でもないと思いますけど、女将は第1話で「高校を出たらその後は好きにしな」って言ってましたよね。つまり、貯金しろと言われているも同義で・・・
経営コンサルタント・崇子本格登場。月一で思いつきのコンサルとか、喜翆荘もブラックですが、この人も相当なブラック・・・というか、あれでよく仕事続けてられるよな・・・光岡の高そうな車乗ってるし、むしろカモ・・・じゃなくて顧客多いんでしょうけど。
誰を見ていた・・・?
事務所のPCは新しそうだけど、10年くらい前から使ってそうなGUI・・・
いかにもな旅館管理システム。こういうのはVisualBasicで作ってるんですかね。そっち方面の開発経験ないんですけど・・・それにしても、客の詳細を巴さんだけが把握しているという皮肉。石森章太郎の「HOTEL」にも同じようなエピソードがありましたが、これって単に若旦那が無能なんじゃなくて、従業員間で情報共有ができてないのが問題でしょう。これまで見てきて、この旅館、巴さんの負担重すぎとしか思えません(爆)
というか、GWシーズンなのに客がやたら少ないあたり、喜翆荘の経営相当ヤバいでしょう。数日の連泊客が2組いたりしますが、多分最後に出てきた老人の常連客でしょうし。こんな状態では、突発的にコスプレして口コミをチマチマ狙ってもしょうがなくて、むしろ旅館が本来もってるウリをプッシュしたプランをネットに載っけるとか・・・
食材なんかの安易なコストカットは危険ですし、人件費を浮かすにも、リストラ候補にできそうなのはみんちぐらいで、しかも給料安いでしょうから大した削減にはならない。菜子がいなくなったら、うっかり繁盛した時に巴さんと緒花だけでは客を捌ききれない。緒花は超安月給だから、手放すには惜しい。・・・やっぱり、守る余裕はなくて、攻めないと未来はなさげ。・・・あ、次郎丸がいたか(爆)
あと、チェックイン時間を把握してないのは重症でしょう。把握しててあの対応だとすれば、さらに重症。女将からしてああですし今さらですが・・・根本的に、客に対してのもてなしの精神が欠けてますよね。
さりげなく雑誌で友情出演するガルデモ。
動かない女将と、昔動こうとしていた女将。どこに向かおうとしているのか。どこにも向かわず、明日の担い手を育て、全てを任せるつもりなのか。その辺はいずれ解る日が来るんでしょうか。まぁ、それよりも今回生まれた最大の伏線は最後の徹の呆けた顔でしょうか。対象は必然的に緒花か菜子に絞られますが、まぁ緒花でしょう。こうちゃん・みんちも交えたドロドロの関係に突入していくんでしょうか・・・(爆)
EDはHazyではなく、nano.RIPEの「月影とブランコ」。このアニメ、イメージソング集もキャラソンではなく、ランティスの売れ線でないアーティストを積極的に起用しているのですが、この辺にランティスが今後のアニソンをどうするか、という方針が読み取れます。ランティスに限らず、『まどかマギカ』や『俺妹』など、DVD/BDの初回限定盤にキャラソンをつけるアニメも増えてきてますし、主題歌や挿入歌でレーベルが抱えるアーティストに仕事をさせて、キャラソンはオマケ扱いにしていく・・・そうすればDVD/BDの売上は伸び、普段仕事のないアーティストの仕事も増える・・・アニメ業界もアニソン業界も潤う可能性が高まる・・・
なーんて、そう単純にことが進めばいいんですけどね。僕は、映像コンテンツはパッケージで売るより、並行してダウンロード配信も進めていくべきだと思ってます(ストリーミングは所有欲を満たせないのでパス)。特典で釣るより、本編で勝負して欲しい。そして、気軽にキャラソンも聴きたい。高いんですよ、DVD/BDは。『GOSICK』とか、面白いのに無茶な値段で売るから、欲しいと思っても手が出ません。
ランティス (2011-06-08)
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