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花咲くいろは 第11話「夜に吼える」感想

2011年06月20日 23:45 更新                  
カテゴリ: [花咲くいろは][アニメレビュー][2010’s作品]

ネタバレ抜きの序論

これもまた「仕事」というテーマの持つ深みか。

本編感想

孝ちゃんとのすれ違いと次回のタイトルはストレートなのか、それともフェイクか・・・?

これ見ると、喜翆荘はまだマシな方だよね。というか他の旅館のレビューがヤケクソ過ぎる。「言わせんな恥ずかしい」て(爆)
花咲くいろは第11話の雑誌

 結局、あの女将が倒れた回の客は覆面記者ではなく、そもそも旅館に来てすらいなかった・・・ということですか。それにしても、1泊8000円って・・・「温泉7800円」が売り文句の湯快リゾートにケンカ売ってるとしか思えないな、このアニメ(爆)まぁ、新しいホテルが建つということで、喜翆荘の買収とかには繋がってかないかな・・・

花咲くいろは第11話の盗み聞き緒花
 喜翆荘・福屋旅館の両女将の言う「質」。そして「喜翆荘はどの旅館よりも絶対素敵な旅館」と言う緒花。緒花については、明らかに他の旅館を見ていない状態での主観論なので置いとくとして、1泊8000円のホテルと、湯ノ鷺の既存の旅館とでは客層が変わってくるんですよね。いや、厳密には旅館の客の一部がホテルに流れることになるでしょうが・・・安くて施設の充実したホテルのターゲットはおそらく、第一にはファミリー層。そして海外からの旅行客。一方、既存旅館には「くつろぎ」を求める客が来る。程度の差はあれど、部屋数もホテルに比べれば少ないでしょうし、客の数が少ないほど落ち着いた空間になるのは、僕の実感。また、宿泊費が高ければ、それだけ宿泊客も落ち着きのある人が多いでしょう。これはもう、マクドナルドとモスバーガーの客層を見比べるのと同じ話です。

 ので、福屋旅館の女将・・・シゲ子ちゃんが「質」で焦るのはおそらく見当違いでしょう。やらなければいけないのは、差別化だと思うわけですが・・・しかしながら、雑誌の評価が出てキャンセルが相次いでる以上、まずはホテルどうこうより考えなきゃいけないことがありますよね。湯ノ鷺全体が低く評価されているわけですから、その土地ならではの何か・・・うん、難しいな(爆)

 久々登場の母。こういう「人生キレイ事だけじゃ生きらんないのよ~」的な正論ぶった態度は好きになれないな。そりゃまぁ、仕事をするのは第一に生活するためで、そういう意味で全面的に否定はできませんけど、他人の足を引っ張ることを稼業にしていることは軽蔑に値すると思うし、緒花がショックなのは凄く頷ける話です。緒花にしては珍しく大人の事情を飲み込んだ上で、個人的に喜翆荘の魅力を理解してもらおうとしているわけですが・・・忙しいというのは詭弁で、実際のところは実の母に会いたくないというのが本音なんじゃないんでしょうかね・・・

緒花って、動きの中の刹那に凄くいい表情すること多いですよね。
花咲くいろは第11話のショッキング緒花

花咲くいろは第11話のショッキング緒花2

 緒花と孝ちゃんのすれ違いは見ててヤキモキさせられますが、2人ともハッキリしない・・・ハッキリできない・・・態度には表れているのに、言葉にできていないが故に、互いの気持ちを理解できずにいる。しかし、1日に何重ものショックが立て続けにのしかかった緒花・・・ぼんぼれ。

助けに来たのは、母でも想い人でもなく、仲間だった・・・って、みんち、徹と2人で東京まで来たの!?(爆)
花咲くいろは第11話のみんちと徹

今回の結名。
「なにしとりゃーす」
花咲くいろは第11話の結名

花咲くいろは第11話の結名2

 相変わらず準レギュラーな感じの結名ですが、緒花が「結名さんはどんな感じでも、私はぼんぼるから!」と言っていた通り、まさに緒花と対極を行く存在なんですよね。意地を張ることもなく、面倒でも祖母の言うことはとりあえず聞いておき、しかし一見かわいこぶっているように見えて、実は誰よりも本質を見ている・・・ようにも思えなくもない。ミステリアスなんですよね。もっとこのキャラの活躍を見たい、と思えるような・・・

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