2012年3月27日は悠木碧の20歳の誕生日。
おめでとう!
声優・悠木碧への雑感
最初に悠木碧の声を聴いたのは、おそらく2010年3月からWEB配信されていた『ゆとりちゃん』。花澤香菜が出演するということで注目していたんだと思います。存在自体はそれ以前から知っていて、2009年12月にはブレイクを予想する記事まで書いています。
参考:2010年飛躍する声優を予想してみたぞ。
「これはキてる」と感じたのは、WEBラジオ「ゆとりちゃんねる」の第1回。高校を卒業したばかりとは思えないトーク・・・何と言っても、先輩相手に全く気後れしないんですよね。脱線して花澤香菜に「にゃんにゃん」と言わせた挙句「萌える。・・・よし、次いきましょ」のくだりで強烈なインパクトを残しました。「ラジ・オー」(2011年秋)での下野紘いじりも記憶に新しいですが、当時から強心臓だったことは間違いないです。
役者としては、何と言っても『いちばんうしろの大魔王』(2010年春)のころねですね。下ネタとマシンガントークをバシバシ決めるキャラは、『ベン・トー』(2011年秋)の白粉花の腐女子演技のルーツとも言えます(それ以前の彼女を知らないので、もっとルーツと呼ぶに相応しい作品がある可能性は否定しません)。この2作品を一人で大いにかき回した実績を持つが故に、今後もギャグアニメでの活躍を大いに期待しています。
とはいえ、世間的には『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年春)の鹿目まどかの人。ストーリーアニメでは、個人的には、同時期に放送していた『GOSICK』のヴィクトリカのイメージが圧倒的に強いです。その声優としての性格は、ただただサービス精神旺盛の一言に尽きますよね。役に入っていくというよりも、むしろ役を拡げていくイメージ。それから、たまにインタビューで語っている演技論を読むのが大好きなのは僕だけでしょうか。
次に何を話すのか、気になってしょうがない・・・僕をそんな気にさせるのは、彼女の他には花澤香菜と戸松遥くらい。その時その時で心に余裕を持ちながらもキャラクターに全力を傾けなくては出来ないことではないでしょうか。少しでも惰性にかられれば退屈な芝居になってしまう(個性的なベテランはそうなりがちですね。周りから「いつもの」を求められてしまうが故に・・・)。声優がヘタでも面白いアニメは沢山ある。でも、アニメを面白くできる声優はそう多くはないはずです。悠木碧にはそういう声優でい続けて欲しい、というのが心からの願いです。
音楽活動については、FlyingDogといういいレーベルに出会ったようで、ホッとしていますし、今後の活動も楽しみです。ラジオでコンビを組んでる早見沙織ともども、注目し続けたいと思っています。がんばれ!