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この「お姉さん」はスフィアの未来か。夏色キセキ 第3話「下田ではトキドキ少女は空をとぶ」感想

2012年05月04日 22:26 更新                  
カテゴリ: [アニメレビュー][夏色キセキ]

ネタバレ抜きの序論

祐介が活躍できるのが、このアニメのおおらかさ。

本編感想

優香「ぜっこ~ぜっこ~絶好調~!!」

夏色キセキ3話の優香
夏色キセキ3話の大樹の歯磨き
夏色キセキ3話の紗季1
夏色キセキ3話の夏海

 何かと不敵な表情が多い回でしたね。全体的には作画が微妙な回でしたが、アップではいい表情が沢山見れた回でした。特に紗季。紗季は1話からその性格が視聴者からの嫌われ要素になっていたわけ(個人的にはそこも「かわいげ」でした)ですが、今回はミステリアスな魅せ方をしていて凄くよかった。その時々でBGMがいい仕事をしていたことも言うまでもありません。

 祐介、いいキャラしてましたね。大樹に「魔女」について熱弁するところとか、紗季に「普通だし」と言ったりとか、かなり失礼な子供(爆)こういう子供がクローズアップされたり、夏海が「御石様との約束」を口にしたり、今時この純粋さは珍しい。

夏色キセキ3話の紗季2
夏色キセキ3話の紗季3
夏色キセキ3話の紗季4
夏色キセキ3話の紗季5
夏色キセキ3話の紗季6
夏色キセキ3話の紗季7
夏色キセキ3話の紗季8
夏色キセキ3話の紗季9

 御石様の効果が発動する/しないの条件は未だ謎ですが、1話のこともありますし、「敬語」は罠ですよねぇ。前回、優香と一つになることにまんざらでもなさそうだった凛子の願望がキーになってる可能性は高いと思うのですが・・・あと、御石様が世間に知れ渡ることを妙に恐れていたのも引っかかりますね。いやまぁ、日常生活が騒々しくなるのは鬱陶しいので、自然な反応だとも思いますけど。

 今回は夏海も紗季も優香もそれぞれが「お姉さん」らしさを見せていました(凛子だけは別ですが)。実はこれはスフィアが今後目指す方向性なのかな、とも。同じランティス所属のStylipSが「僕たち世代の声優ユニット」を銘打っているということは、10代の声優ファン層は彼女らが引き受け、スフィアは従来からのファンと共に年齢を重ねて、もう一段上にステップアップする・・・ランティスに戦略の二文字があるとは思っていませんが、ミューレには考えがあるでしょうし。

今週の花木優香

夏色キセキ3話の優香2
夏色キセキ3話の優香3
夏色キセキ3話の優香4
夏色キセキ3話の優香6

 紗季が自己犠牲作戦を思いついたのにアッサリと同意したり、相変わらずの軽いノリの優香ですが、「友達と常識だったら、あたしは友達を信じる」なんて名言を残したり、笑顔で真理を突くあたりは『花咲くいろは』の結名を思い出します。結名に限らず、過去の出演作を想起させるシーンはポツポツありますよね。

 終盤で緩ネクポニーテール姿になってますが、どんな服でも着こなしてしまうというのは、まさに戸松遥そのもの。アニメキャラの服装は個性付けの観点でもそうそう変えるものではないのが一般的だと思いますが、そういう地味なところでニヤニヤするのはスフィアファンならではの楽しみ方でしょう。

夏色キセキ3話の優香5

来週へのフラグをしっかり立てて行きましたが・・・さてさてどうなる。

監督・水島精二の、いくつかの制約の中での奮闘が読めるのはCutだけ。
Cut (カット) 2012年 05月号 [雑誌]

   
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