ユカがバカやから野郎がでけへん。夏色キセキ 第4話「ユカまっしぐら」感想
ネタバレ抜きの序論
なんか山田っぽい(爆)
本編感想
優香(じつは紗季)「ぜっこ~ぜっこ~絶好調~!!」
紗季(じつは優香)「ぜっこ~ぜっこ~絶好調~!!」
今週の花木優香
優香の主役回。前回までは何も考えてなさそうなキャラでしたが、たかし君相手に緊張したりと、人並みに人間らしいところもあったんですね。
流石スフィアは付き合いが長いというか・・・お互いの口調を真似るのが巧み過ぎる。特に彩陽は完全に優香になってましたね。彩陽の感情表現は以前から凄いと感じていましたが、テクニシャンな一面もあるんだな・・・と新たな発見。逆に、いつもは技巧派だと感じていた戸松は紗季らしさがちょっと弱かったかな、とも。割と高い次元の話ですけどね。
綾奈ゆにこ脚本。気になったのは、声にならない悶絶シーン。夏海のフォーシーズンのあきらを想像するシーン、凛子が優香に「ちゅー」を煽るシーン、それから凛子が優香にアイスを食べさせるシーンですね。それにしても・・・夏海の姿になっても、凛子が放つ妖艶なオーラは凄まじい(爆)
夏海が初めてフォーシーズン好きな一面を見せました。これまでは優香のフォーシー好きを3人が比較的冷めて見ていた感があったのですが・・・あきらはアイマスで例えれば真みたいな格好いい系のアイドルなんでしょうね。しかし、ふゆみにあきら・・・じゃああとの2人ははるとなつなんでしょうねぇ。四季(フォーシーズン)だけに。
今回はアップシーンも印象的でした。このアニメ、口開くとおにぎり型になるんですよね。
何とも哀しい結末を迎えたたかし君。優香に泣きながら「紗季って、呼んでください」と言わせちゃうところとか、「優香はバカだなぁ・・・まったく」って思っちゃうんですよね。眼前の欲望に正直に突き進んだ結果、最後の最後に虚しさに気づきながらも、流れに身を任せようとしてしまった・・・割と洒落になってないけれど、バカだけどあほみたいに可愛い。そして、この優香がいるからこそストーリーが動く。バカじゃなければデートなんてしませんからね。
紗季が優香を見張っていたのは、「紗季の身体がたかし君とちゅー」するのを阻止するためでしたが、凛子が優香を止めたのは「優香が紗季の身体でたかし君とちゅー」するのを止めるためだったと思うんですよね。優香は夢を叶えたけれど、あれ以上先に進めば逆に不幸になっていたことは明白(無論、紗季とたかし君もですが、凛子はあくまで優香のためだったと思う)。優香が本来の姿でたかし君といい仲になっていたら凛子はどうするんだろう・・・と考えると難しいですけどね。
しかし、女子中学生4人を主人公とした作品で、そのうち一人(黒髪)が特定の異性に対して明確な好意を抱いている・・・というのは『花咲くいろは』を思い出すなぁ。共通点は他にも多々ありますし、そういう意識はスタッフにもあるんでしょうね。まぁ、脚本が岡田麿里だったらあのままちゅーさせて優香と紗季に血みどろの戦いをさせるのかもしれませんが(爆)、そうならないところはこのアニメの爽やかさ。