紗季回り寿。夏色キセキ 第10話「たいふうゆうれい、今日のオモイデ」感想
ネタバレ抜きの序論
優香「神!」
本編感想
優香「ぜっこ~ぜっこ~・・・」
夏海「今回は流石に無理があるわ」
紗季「しょうがないわね」
4人「ぜっこ~ぜっこ~絶好調〜!!!」
凛子(・・・やっぱり無理があると思う)
まさかの4年前の自分たちとの対峙。昔の自分に近寄る凛子の後ろ姿がシュール(爆)
今回、御石様がかなえた願いは2つ。「あの日のことを思い出させてください」と「4年後かぁ・・・どうなってんだろう、あたし達」。この2つの願いがリンクしたことで、幼女の4人が未来にワープしてきた・・・最後に中学生の4人が消えたのは、幼女たち視点ではそう見えた(実際は幼女側が過去に戻っていた)のだと思います。あるいは過去でも現在でもない場所にいて、中学生の4人もそれに気づいていなかったのかもしれません。もっとも、そこを考察しても断言できる結論は生まれないでしょうね。そんな不思議さが、この作品のSF(すこしふしぎ)感。
幼女紗季の凶暴っぷりが半端じゃなくて、ただただそれが強く印象に残りました。・・・そこからもう少し視野を広くしてみると、現在の4人と役回りが異なっているんですよね。普段たびたび「言い出したのは○○じゃない」と口にする夏海が言い出しっぺだったり、今では一番大人びている紗季が暴力的で、性格は違えど今の優香のような凄い存在感を発揮していたり、几帳面な工作をするのが(前々回しおりを作っていた)紗季ではなく優香(!?)だったり、一人だけドン臭いのが優香ではなく凛子だったり・・・変わってないようで確実に変わってるんですね。で、几帳面とは言っても、水風船のエピソード同様、優香がデカいのを一発狙おうとするキャラなのは同じで、性格に特別大きな変動はないまま4人の中での役回りが変わっている・・・これはうまいこと考えてますよね。
誰か一人に焦点を当てた回ではありませんでしたが、あえて言えば紗季が目立った回。幼女と一番絡みがあったのは紗季で、最後に幼女紗季の疑問を遮った紗季は、魅力的な大人の女性でした。あれはもう、母親の目ですよねぇ。
今週の花木優香
今回は比較的おとなしかった・・・と思ったら、最後の最後で、オーディションに勝手に申し込んでいたという、とんでもないカミングアウト。
「受けてみない?最後の思い出づくりに」っていうセリフで、魔女回での説教、それから透明人間回での夏海への説教を思い出したのは僕だけでしょうか。優香が真剣な時は、包み込むような優しさを含み、それでいてハッキリとした表情と声になる。普段の自分勝手な優香もいいけど、優香が真剣になる時は誰かのためを思う時。そういう優香もいいですよね。
・・・嗚呼。ということは、やっぱりのど自慢大会の時は真剣じゃなかったんだなぁ(爆)
6/25にサントラ、7/25にドラマCDが発売されますよー。
夏色キセキ オリジナルサウンドトラック
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