上松範康の曲とケンカできる悠木碧は偉大。2015/07/15頃発売のアニソンCD／アニメBD

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キャラソン／挿入歌CD etc

高め合うことって、滅茶苦茶大事ですよ。でも、まず曲がいいのが前提条件ですよね。

　先週に引き続き『戦姫絶唱シンフォギアGX』のキャラソン、今週は悠木碧。1話で流れていた曲の中では一番印象深かった曲。「G-beat」とか・・・いいセンスしてますよねぇ。でも、上松範康の一番の功績は、この曲を作詞作曲したことより、こういう曲を世に出せるシンフォギアという土台を世に出したこと。こういう熱血曲を出せるアニメが、無いんですよね。最近だと、「俺、ツインテールになります」が渡辺宙明を起用していましたが、声優にここまで熱唱させてはいませんでした。

　熱血をやる際に、一番やって欲しくないのは「茶化し」であり、パロディじみてしまうことですが、シンフォギアでの上松範康は、しっかりと自分の考える格好良さを追求していますよね。そして、声優がそれに負けずに頑張っている。詞と曲と歌唱が、互いに負けじとしのぎを削っているから、この突き抜ける感覚が生まれる。悠木碧は負けず嫌いなんだろうなぁ、圧倒的な楽曲に飲まれないように、逆に飲んでやるぐらいの張り合ってる感が凄く好印象。

　今回しかり、petit miladyの「Fantastique♥Phantom」しかり、今年は悠木碧に当たり曲が多いなぁ・・・そういう曲も歌えない人には回ってこないだろうから、やっぱり素晴らしい役者であり、歌手なんですよ。公式ファンクラブ、入ってもいいかなと思うけれど、更新頻度見ると迷うなぁ・・・
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試聴は公式サイトから。無料配信の1話では17:00から流れます。
ムービー＆サウンド - TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアＧＸ」公式サイト

　『ラブライブ！』3週連続リリースも今週がラスト。アニメ1期、2期、劇場版・・・と売りまくったラブライブのCDも、とりあえず今回で一段落でしょうか。サンシャインに繋がっていく過程で、まだμ'sが出てくることはあるのかもしれませんが、ドル箱とは言えメンバー卒業させといてまだ何度も歌わせようってのは流石にランティスでもやらないでしょう。グッズ収入は当分見込めそうですけどね。

アニメ主題歌CD

　スフィア17thシングルは『電波教師』2nd OP。何というか・・・酷なタイアップだよなぁ。1st OPはTrySailのデビューシングルでしたが、売上で言えばスフィアに勝ち目はないでしょう。僕がそうであるように、そういう比較をする人間は沢山いるし、その結果、やたらとオワコン認定したがる連中が酷い文言を並べることも想像できます。ただ・・・勘違いして欲しくないのは、確かに売上は右肩下がりながらも、いまだ初動8000枚以上を維持していること。そして、「これは固定ファン以外に売れなくても仕方ないな」と思えてしまうような楽曲ばかり連発しているということ。

MusicVideoの試聴は公式サイトで。自動再生なので音量注意。
Pl@net sphere | スフィア official website

　そんな中、今回の新曲は・・・残念ながら「またか」と言わざるを得ません。昨年今年のスフィアの曲の中では、いい部類だとは思います。MusicVideoでもブラスを吹いていますが、元気があっていい。出だし・・・掴みは良かった。しかし、サビにたどり着くまでが冗長過ぎるし、サビも最後以外インパクトが弱い。どういうOPテーマであろうとしているのか。そりゃライト層に売れませんよ。これを賞味期限云々の話にしてしまうのは、違います。タイアップアニメが軒並みショボいのも事実かもしれませんが、そんなアニメでも見ようって気にさせることもOPテーマの大事な役割ですよ。3年前の「Non stop road」まではそれができていたのに、それ以降は「GENESIS ARIA」だけ。もし、こんなのっぺりとした音楽が「スフィアらしい爽やかさ」だと考えているのなら、それはもうアニメタイアップを引退すべき。

　作曲者は誰だ？と思って調べてみたら、ユニスクの田淵智也じゃないですか。戸松遥ソロの「Q＆Aリサイタル」などでは非常に良い仕事をしていた人ですが、この人ですらスフィアの曲は難しいのでしょうか。以前から何度も書いていることですが、スフィアの4人ならなんだって表現できるんだから、もっと派手に音楽をやって欲しい。「Ding! Dong! Ding! Dong!」ほど極端でなくてもいい、2010年、11年の頃を思い出して欲しい。本気を見せるなら、この次ですよ。

非アニメタイアップCD

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