ダンデライオンも白雪も作画が良い!2015年夏アニメ視聴録(9/27〜10/03)
アニメリスト
- 食戟のソーマ24話 (最終回)
- 城下町のダンデライオン 10話
- ミス・モノクローム -The Animation- 2 13話 (最終回)
- WORKING!!! 13話
- 戦姫絶唱シンフォギアGX 13話 (最終回)
- プリパラ 2nd season 63話
- 妖怪ウォッチ 88話
- それが声優! 13話 (最終回)
- 赤髪の白雪姫 12話 (最終回)
食戟のソーマ 24話(最終回)
負けとも引き分けともとれる決着。個人的にはどっちもイマイチかなー。白米が好きな人間としては、リゾットはなー。まぁ、一色先輩達が言ってたとおり、創真の過去の失敗のリベンジでもあるので、こういう料理になるのが展開としては熱いですよね。確かに。
「今夜は悠姫の大好物作ってあげるよ」
ここにきて吉野株上げざるを得ない。ふみ緒の優しさが心に沁みる。いいシーンでした。
食べてもいないのに、初登場時の再来。えりなも合宿の時みたいな実力アピールとこういう場面があるから良キャラになってるのかな、と。もっと活躍を見たかったかな、とも思いますが、強キャラの出番ってのはこれくらいの方がいいんでしょう。
今週の肉魅。やはり本戦出場は叶いませんでした。アルディーニ兄弟共々極星寮のパーティーに呼ばれているあたり、すっかり仲間になったんだなぁ・・・肉魅が動いて喋ってる姿を見る日が再び来るといいな。2期があるとして、本戦はギャラリーとしてでも出番はあるのかな?
満足度:☆☆☆☆
城下町のダンデライオン 10話
さっちゃん&光回。光のレッスン中の動きが色々とヤバい。どんな振り付けだ(爆)練習ですらキレッキレなあたり、スタッフの意地を感じます(大事なのはそこじゃない気もしますけど)。ライブシーンはよく見るまでもなく作画崩壊なんですが、遠近法使ってダイナミックに描きたかったという意図は理解できます。上手い人による崩壊なので、わざとかもしれませんね。
さっちゃんの横顔。他のキャラもよく横顔が出てきますけど、さっちゃんのそれは一際美しい。カラフルな髪のアニメ作品においては、黒髪パッツンロングの大和撫子というのは余計に存在意義がある。憂いを帯びた表情がまたいいし、だからこそ憂いの晴れたライブでの表情も素晴らしい。「萌え」という軽い言葉で片付けたくはない美がそこにある。それもこの作品の作画力の高さがあればこそです。
奏&修回。こっちは打って変わって「萌え」でいい。奏が可愛いのなんの。あまり1つの記事の中に画像を何枚も使いたくないのですが、これはもう『WORKING!!!』の相馬の気持ちも解るというものです。声優の好演っぷりも相変わらず。修の良き兄貴っぷりもいいですが、デレた後の奏の妹っぷりもいい。
満足度:☆☆☆☆☆
ミス・モノクローム -The Animation- 2 13話(最終回)
あれだけゾンザイに扱ってきたあきこに助けられるお話。疑問なのは、KIKUKOのライブでモノクローム仕様のルミカライトを売るんですかね・・・というのはツッコんでも仕方ないところでしょうか。
短いがゆえに見ていても負担にはならない作品ですが、3期はもういいかな・・・と思っています。でも森久保祥太郎のDJが登場するんですよね・・・プリリズ・レインボーライブを見ていた身としては、少しだけ気になったりもします。
満足度:☆☆
WORKING!!! 13話
小鳥遊母というラスボスの前に伊波父という中ボスが残っていたか・・・でも、拳で解り合う伊波親子嫌いじゃないです。それにしても、本人たちの間の会話よりも先に外堀ばかりが埋まっていくなぁ。
山田が思い出を相馬にぶつける話とか、小鳥遊が種島先輩を励ますシーンとか、話を終わらせにきてる感が凄い。3期からしか見てない僕ですらグッとくるものがありました。・・・ところで、最終回の1時間スペシャルはいつやるの・・・?
満足度:☆☆☆☆
戦姫絶唱シンフォギアGX 13話(最終回)
主要キャラ以外のモブの扱いが酷いのはこの作品の大きな特徴。本来は大切なものをわざとらしく切り捨てることで熱さを魅せる演出もある・・・が、やっぱりダメでしょう。「世界で一番優しい拳」と評するところにまで周りの見えてなさが浸透している。
1期の頃の悪い癖が、この3期で再び舞い戻ってきました。エピソード至上主義とでも言いますか、「これをやりたかった!」と言いたげなエピソードや印象的なセリフがポツポツ存在しているものの、それらの間に線が存在しない。だから心に響かない。変に名作ぶって見えもする。それはストーリーと素材のクオリティのギャップです。間違いなく素晴らしい音楽も「えっ、このシーンそんなにいいところなの?」という困惑を招いてしまう。戦闘シーンもやたら巨大化してしまったのが難点。感情で戦うなら、生身の拳であって欲しかった。
いいところを挙げるなら、響が両親の間に入って手を繋いだことと、そこに続くまでの親父さんの成長。あとは出番は少なかったけれども、最終回の井口裕香にはグッジョブと言いたいです。凄く良かった。
満足度:☆☆
プリパラ 2nd season (2クール目) 63話
24.5時間テレビ・・・全体的にしょうもなかったですが、ひびきが最後の一人になるまで見てたり、雨宮がエンディングでも走り続けたりと地味に笑える部分はありました。しかし、プリパラNo.1名曲と言っても過言ではない「Realize!」をこういうところで使って欲しくなかったなぁ・・・
満足度:☆☆☆
妖怪ウォッチ (7クール目) 88話
しょうもなかったロケット編は意外にいい終わり方をしました。博士が立派な人だったおかげでイナウサ不思議探偵社につなぐことができた・・・という訳です。探偵社はまだ今後に期待が持てそうな内容ですが、ケータが出てこないとやはり寂しい。その点で次回は期待。
満足度:☆☆☆
それが声優! 13話(最終回)
ゲストは浅野真澄・・・と言っても数秒でしたけど。厳しい世界と言うと聞こえはいいですが、青二・・・じゃなくて青空プロダクションのブラックっぷりばかりが印象的。
ここ10年の青二の女性声優の成功例(アニメ限定)と言えば・・・伊藤かな恵と佐藤聡美。あとは三上枝織、津田美波。照井春佳も入れていいのかな・・・ちなみに男性では赤羽根健治、島崎信長くらいでしょうか。多いとは言えません。なお、青二の公式サイトを見ると、2015年10月現在、ジュニアタレントの数は91人。いや・・・ジュニア多すぎでしょう。青二塾の塾生のうち何%がジュニアになってるのかな・・・
僕が今まで注目して見てきた事務所って、主にミューレや大沢事務所ですけど、特にミューレは「精鋭を育ててる」感が強かったので、余計に青二ヤバいなと思ったわけです。この差はおそらく、所属オーディションで切りまくって採用した精鋭を育てる(育ってもらわなきゃ困る)か、沢山所属させてチャンスを少し与えて結果を出せなかった人を切るかの違い(81は後者だけど前者にもなりつつあります)。青二に限らず81とかアイムとか養成所で儲けてる事務所は「卒業したらチャンスあるよ!」というアピールがないと上手くいかないし、こうなるのは必然なのかもしれません。しかし、これだけ多いと共倒れも多いでしょう・・・というか、ハナッからクビにする前提で所属させてますよね、明らかに。それはもう実力主義ですら無いのでは。
要はこの供給過多な業界で、活躍できる人数はどこの事務所でも絞られる。活躍できない人の数が違うというお話。チャンスを与えるのも諦めさせるのも、優しさであり、厳しさであり、悪どさ。ただまぁ、声優志望者はその道を選んだからにはシステムに文句を言っても何も始まらないわけで、ともかくどういう道を辿って夢を実現させるのかは頭に入れておかないと、グダグダで時間が過ぎるのが一番の悲劇ですからね。今回の話、汐留さんのシーンが一番のキモだったと思います。
話がアニメから脱線してしまいましたが、作中で直接な批判はせずとも、考えさせられる内容になっており、(浅野真澄やスタッフがどう考えているかは解りませんが)問題提起にはなっているかなと感じました。視聴後の満足感はと言われれば別問題ですけどもね。ふたふた、1年後には準所属になるといいな。準所属って何やねんとはジュニア以上に思いますけど。
何にせよ、長久友紀ぼんぼれ。イヤホンズだけで終わっていい人ではないはず。
満足度:☆☆☆
赤髪の白雪姫 12話(最終回)
幸せとしか言いようのない話。ちょっとした不幸が訪れようとしても、ゼンが助けに来てくれる。なんという王子様でしょうよ。ここしばらく白雪が受け身モードになっていましたけど、最後に少し攻めましたね。それにしても、ゼンを見上げる表情が今までと違って、好きな男を見る目。具体的にどこがと言われると難しいのですが・・・この作画は本当に凄いと思います。
白雪がやたらたくましい理由が最後に明らかになったわけですが、ニコニコのコメント見てる限り、2クール目は白雪の過去に踏み込んでくるのかな?分割2クール作品でも1クールでしっかりと完結したつくりなのは素晴らしいですが、やはり続きは見たいぞ。
ミツヒデ。キャラ自体は嫌いじゃないどころかむしろ好印象なのですが、この絵はどうにかならなかったのか(爆)主を気遣ういい人ミツヒデ、白雪に気を持ちつつも2人を応援するオビ・・・いずれもいいキャラでしたが、木々はクローズアップされませんでしたね。こちらも2クール目に期待しておきましょうか。
余談ですが、寿美菜子が女優役で出てましたね。あと、モブで「イザナ殿下~!」と叫んでたのもそうでしょうか(あまり自信がない)。
満足度:☆☆☆☆
まとめ
放送終了
・ミリオンドール
・洲崎西 THE ANIMATION
・下ネタという概念が存在しない退屈な世界
評価:☆
無し
評価:☆☆
・ミス・モノクローム -The Animation- 2 (最終回)
・戦姫絶唱シンフォギアGX (最終回)
評価:☆☆☆
・プリパラ 2nd season
・妖怪ウォッチ
・それが声優! (最終回)
評価:☆☆☆☆
・食戟のソーマ (最終回)
・WORKING!!!
・赤髪の白雪姫 (最終回)
評価:☆☆☆☆☆
・城下町のダンデライオン
5作品が最終回。素晴らしい最終回!と言える作品は少なかったですが、『城下町のダンデライオン』も地味に風呂敷をたたみ始めてますね。『WORKING!!!』の最終回、本当いつやるんだろう・・・最後に夏アニメの総評記事を書きたいと思っているのですが、まさか来年とかじゃないよな・・・
今週のMVP
櫻田奏(石原夏織)
ツンとして生きているけども実は優しいキャラだった奏が、修にデレデレ。このアニメは奏の心の雪どけを見守るアニメでもあるのかもしれません。しかし・・・独裁国家か。極めて優れた為政者であるならば、それもありなんだろうとは思います。もっとも、そのテの国は世継ぎの時に一気にダメになりそうですけど。国に限らず、会社とかだってそうですよね。
白雪(早見沙織)
2015年夏アニメのベストヒロインでしょう。主人公としてもゼンの相手役としても最高でした。精神的なたくましさが魅力の大半を占めますが、それに見合った清潔感のあるキャラクターデザイン、良質な作画もいい仕事をしていました。無論、早見沙織の好演も大きい。こんなん惚れてしまうやろを地で行く男前ヒロインでした。