クズキャラがのさばる時代は嫌だ。2016年冬アニメ視聴録7週目(02/14〜02/20)
アニメリスト
- おそ松さん (2クール目) 18話
- アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 5話
- おしえて! ギャル子ちゃん 4話
- だがしかし 6話
- ブブキ・ブランキ 5話
- プリパラ 2nd season (4クール目) 82話
- この素晴らしい世界に祝福を! 5話
- 赤髪の白雪姫 2ndシーズン 17話
おそ松さん (2クール目) 18話
久しぶりに「面白い!」と言える内容。こういうレースもの好きなんですよね・・・。チビ太が欲を出すと、六つ子が活き活きしてくる。デカパンとダヨーンの鬼畜っぷりも凄く良かったし、冒頭のイヤミは旧シリーズを好みながら、不満を漏らしながらも『おそ松さん』を見ている層には燃えるものがあったんじゃないでしょうか。というか、脚本家も楽しんでそう。「イケメンは飽きた」とか。やり過ぎて白けるパターンも以前はありましたが、今回は突っ切りましたね。
・・・さて、次回からはつまらなくなる、との噂もありますが、聖澤が主役になっちゃうのかな?本当にやりそうで心配。エンドレスエイトみたいな尺の無駄遣いにならないといいな。
評価:☆☆☆☆
アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 5話
舩坂&円回。今までほとんど空気だった円にこんな過去が・・・平成ライダーシリーズでおなじみの井上脚本ということで、腐女子が喜びそうな内容にでもなるのかと思えば、こんないい話になろうとは。
「ギャンブルの醍醐味は、ギャンブルを離れて光の世界に帰還することにある」
円もですけど、舩坂もいいキャラだなぁ・・・と。魅せ方が特殊でしたよね。
・舩坂はブラッディマリーを逮捕失敗して左遷された → 実は見逃してました
・舩坂はブラッディマリーをわざと見逃した → 失敗したことにして左遷された
ベタなのは前者だと思うんですよ。でもこの話は後者にした。オチを最初に持ってきたわけです。前者だったら、おそらく冒頭の回想シーンがストレートフラッシュのシーンの直前あたりに入っていたでしょう。そうしないことで、クライマックスをテンポよく進めることができたんじゃないでしょうか。あとは、舩坂に始まり舩坂で終わりたかったのもあるでしょうけど。年配好きってのは伝わってきました。
でも円がダイハチに来たのは単なる偶然。これ、偶然にしちゃって良かったのかなぁ。鶴の恩返し的な話にしちゃえば尚更感動しちゃってた気もしますが、でも冒頭とラストシーンに舩坂のセリフを使いたいのも理解できます。
円はかつて言われた通り「ギャンブルは趣味にとどめ」ながら続けているものの、猫麻辣でのポーカーが「ほどほどな趣味」の範疇なのかな?わざわざ隠れた場所にあるということで、細々とした違法カジノだとは思いますが、老人たちの落ち着きから、金銭のやりとりが派手に繰り広げられているとも考えづらい。
しかしながら最後の円の表情、いいよなぁ・・・
ボスの却下芸は恒例になってますね。今更ですけど、この人のアホ毛凄いな。あさみにせよはるかにせよ、このアニメならではな髪型だと思いますけど、一人だけ10年以上前でも馴染めそうな髪。まぁ違和感は無いし、古臭いとも思いませんけど、極端なアホ毛って、最近はあまり見てない気がします。時代の流れとして髪のボリュームは落ち着いてきていると思うし、そうなるとアホ毛はマッチしませんよね。
2回連続でメインから外れたあさみ。いいですね、最初の数話はあさみのキャラに頼りきりって感じでしたが、キャラの魅力バランスがだいぶ分散されてきました。無論、あさみがつまらなくなったわけではなく、生真面目に尾行をするも、辛いのが苦手で猫麻辣の店内に入れないポンコツぶりも披露。この流れで終盤にドーンと大活躍してくれれば最高なんじゃないかなぁ。
今週のはるか。OPのナレーションもこの人でしたね。徐々にキャラが立ってきました。今週のダイハチの中ではメインで描かれていないのは、はるかと協会さんだけ。
( ˘ω˘)スヤァ・・・
評価:☆☆☆☆☆
おしえて! ギャル子ちゃん 4話
ここまで面白いとは・・・放送開始前には想像できなかったことです。オタ子が弄ってギャル子が照れて、お嬢がもう一弾かまして男子陣の反応で締める・・・シモネタなんだけども、ギャル子を中心に反応がやたらとかわいい。ついでに男子陣の反応も妙にかわいい(爆)
ギャル子が声出さずに揉まれてる時のBGMがキャバラジ・・・落第騎士の英雄譚のラジオの「夜の一刀修羅」コーナーのと同じでしたね。このテの汎用BGMはラジオでのBGM被りはたまに聴きますが、アニメと被るのは初耳だなぁ・・・
何が面白いって、イン毛とかゴムとかのシモネタもですが、短いエピソードの詰め合わせと見せかけて、何気にオタ子の中で前回のケンカ?の尾がまだ引いていて、お嬢がそれを気にかけている。お嬢、2話まではただのブラックキャラだと思っていましたが、優しさを見せた前回に、意外にもシモネタで恥ずかしがってみせた今回。キャラに奥行きが出てきました。短時間のギャグアニメのキャラでも、これくらいの奥行きがあるだけで全然違いますね。
評価:☆☆☆☆☆
だがしかし 6話
今週はお休み。
評価:評価外
ブブキ・ブランキ 5話
木乃亜「ぜっこ~ぜっこ~絶好調ーーー!!!」
新走「WAAAAAO!!!」
このシーン、先週ラストの逆バージョンですよね。スクリーンショット撮ってなかったのが勿体無い・・・
木乃亜VS新走。新走のブブキは精神攻撃用なんですかね。的場井に比べるとやけに弱かったなぁ。木乃亜は何だかんだ言って今でもあのメガネをかけてたり、まだ乙女な部分が充分残ってるんですよね。このアニメ、ストーリー展開が凄く順序立っていて、この先木乃亜の活躍がどれだけ残ってるか少し心配。今のところ四天王のインパクトでもってる感があって、この後残りの絶美と石蕗との戦いをやった後で盛り上げていくことができるのかどうか。
それにしても、柊のあの絶美への反応。年上好きなんだな(爆)ブブキ=道具ってのをしつこいほどに強調していますが、もし木乃亜がブブキに殴られたところを柊が見ていたらどう思ったのかな。
評価:☆☆☆
プリパラ 2nd season (4クール目) 82話
ガァルマゲドン回。この話、多分世間的にはひびき崩壊エピソードの印象が強いんだろうなと思うのですが、僕的には、みかんに存分に笑わせてもらいました。狂気のチョコ吸引の上に、あの状態でカードスキャンまでしてしまうとは。ここ最近はあろま&みかんの(いい意味での)良い子な感じが好きです。ロリコン趣味は無いですけど、妙に微笑ましい気分にさせてくれる。
だいぶ無茶な作戦を敢行しましたが、みかん以外のあろまとガァルルが因果応報で終わるところも良かった。子供向けのアニメだからというのもありますが、ターゲットの老若男女関係なしに、ゲスがいい思いして終わるってのは胸糞が悪い。予定調和も行き過ぎればつまらないけれど、やはりスッキリした気持ちで視聴を終えたい・・・と思うのは、『プリパラ』以上に、下に感想を書いた『このすば』があんまり酷かったからですけども。
バレンタインイベントが失敗してもなお余裕を保っていたひびきの豹変。よく考えれば、あと数話で2ndシーズンも終わりなんですよね。次回はひびきとあじみの過去を明かして、ピヨンセの穴を誰が埋めるかも決まったりするのかな?レオナを匂わせつつもふわりだとは思いますが、どう転んで決まるのかは気になるところ。
評価:☆☆☆☆
この素晴らしい世界に祝福を! 5話
ミツルギも面倒臭い奴ですけど、それ以上にカズマがクズですよね。でも、あの描写だと「カズマ=クズ」がギャグになっていなかったと思うんですよ。「カズマがセコい手で面倒いミツルギを簡単にあしらいました」で終わっている。お約束に乗らないユルさは構わないけども、お約束を見下してる感がアリアリ。このアニメを見始めてからずっと引っかかっていた、けれども言葉に出来ずにいたものの正体は「お約束への見下し」だったんだなぁ。先週のデュラハンの扱いというか、主人公たちとのテンションの差を見ていて、『ワンパンマン』のことも思い出したのですが、あれはサイタマはいい奴だったから。俺ツエーで済んでるうちはいい。
どうにも嫌な予感がする。『おそ松さん』のヒット、そしてこの『このすば』の好評・・・おそらくヒットもするんでしょう。そうなれば後に続く作品が出てくるはず。クズキャラが調子に乗る系アニメの氾濫・・・考えただけで胸糞悪い。
まぁ、そういうアニメの氾濫よりも、そういうアニメが評価される世の中の方がヤバい。『おそ松さん』はクズだからヒットしたわけではないにせよ、この作品はそういうことでしょ。決して作画がいい訳ではなく、キャラや声優の人気でもってるわけでもなく、純粋に話がウケてる。今時珍しい、本来は理想的なヒットの方法・・・なだけに、世のクリエイター達は余計な影響を受けてくれるなよ、と思ってしまう。
評価:☆
赤髪の白雪姫 2ndシーズン 17話
あっさりさらわれる白雪。珍しく涙を目に浮かべるも、これ状況への恐怖じゃなくて、ゼンに貰った懐中時計を落としたことへの哀しみですよね。落としていなければ、いつもの様に気丈な白雪のままだったのかもしれません。これまで白雪とゼンの関係はお互いを高め合うものだったと思いますが、白雪の方はちょっとゼン依存が強くなってしまったかな?という気も。まぁこの2ndシーズンはオビ大活躍ですし、ゼンもここから本気出してくるでしょうし、白雪はずっとお姫様モードの可能性もありそう。
オビ激怒。この後はイトヤと共同戦線を張るのかな?ゼン達はまず山に向かいそうですし、イトヤも山に連絡に向かうはず。そこで白雪をさらおうとした理由も明らかになるのかも。しかしまぁ、この調子だと白雪とゼンが再会する日は当分先かもしれませんね。
しかしゼンの立場しんどいよなぁ・・・私情を起点とした行動だけれども、その先について回るのは常に「公」。ただ、タンバルン国王を見ていると、オンオフの切り替えが凄いですよね。ラジはその辺が曖昧。カタブツじゃないけどカタいこともこなせる人は好感が持てます。人を試してばかりのイザナみたいなのは、できれば関わりたくないもんなぁ。・・・しかし、ラジは同行して足引っ張らないのかな。これまでの話の流れを見るに、見せ場は作るんだろうと思いますけど。
評価:☆☆☆☆☆
まとめ
評価外
・だがしかし
評価:☆
・この素晴らしい世界に祝福を!
評価:☆☆
無し
評価:☆☆☆
・ブブキ・ブランキ
評価:☆☆☆☆
・おそ松さん
・プリパラ 2nd season
評価:☆☆☆☆☆
・アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
・おしえて!ギャル子ちゃん
・赤髪の白雪姫 2ndシーズン
『このすば』にだけは酷くガッカリさせられましたが、他はどれも素晴らしかったです。これだけ平均点が高い週も珍しいんじゃないかな?『ブブキ・ブランキ』は過去の回想に重きを置いてしまいモッサリした内容になってしまったけれども、木乃亜をじっくり見せたかったのは理解できるし、もう一度木乃亜メイン回を見たい。『おそ松さん』は、おそらくここにピークを持ってきたんだろうなぁ・・・という内容。続きが気になるという点では『赤髪の白雪姫』が圧倒的で、『アクティヴレイド』は見た目ほどの派手さは無いけれど、予想外に地味でいい話を持ってくる。『プリパラ』はみかんが最高でした。『ギャル子ちゃん』は、下ネタで笑って、健気さにほのぼのしてのバランスが素晴らしい。
CHARACTER OF THE WEEK
白玉みかん(渡部優衣)
笑うしかないじゃないか、クソッ!(爆)中の人の渡部優衣は春に何かやるみたいですね。ソロ歌手として再デビューの可能性もあるかな?(2011~2012年に4枚シングルをリリースしていた過去あり。売上は・・・ノーコメントで。)個人的には、GF(♪)で上条るいのキャラソンを聴きたいぞ。