宮田ちゃんの親父さんの気分だ・・・2016年秋アニメ視聴録(感想編)
視聴中止アニメリスト
- WWW.WORKING!!
- 装神少女まとい
- 終末のイゼッタ
視聴アニメリスト
- ブブキ・ブランキ 星の巨人
- SHOW BY ROCK!!#
- 競女!!!!!!!!
- ガーリッシュナンバー
- ガールフレンド(♪)
- プリパラ 3rd season
はじめに
今期は1話ずつの評価ではなく全体で評価しました。
WWW.WORKING!!
視聴メディア:BS11
戸松遥メインヒロイン作で、無印WORKINGが楽しめていたので期待していたのですが・・・ちょっとガッカリでした。見ていて不快感を覚えるヒロインと、ふぬけた男キャラ・・・鎌倉・進藤ペアがとても見てられなかったんですよね。主人公の東田も暗いし・・・というか男性陣がことごとく残念。結果的に宮越がいいキャラに思えてくる始末。4話で視聴終了。
評価:☆☆
装神少女まとい
視聴メディア: dアニメストア
戸松遥出演作ということでとりあえず見始めましたが・・・やはり絵柄が好きになれなかった上に、ストーリーもイマイチに感じました。2話で視聴終了。
評価:☆
終末のイゼッタ
視聴メディア:BS11
大作臭が凄い上に、早見沙織に茜屋日海夏と気になる声優が出るとのことで見てみたものの・・・あのED曲と映像はちょっと耐えられなかったです。あまりにも暗すぎる。当然ストーリーもそんな感じで進むだろうと思って、2話で視聴終了しました。ただ、まとめブログ等で最終回の感想とか見てると、あまり悲惨なエンドにはならなかったんですね。それがわかって少し安心しています。
評価:☆☆
ブブキ・ブランキ 星の巨人
視聴メディア:BS11
前期後半からのハイテンションなノリで始まり、これはいいテコ入れをしたな!?と思ったのですが・・・最終回を見た後では実に残念な作品だったな、と。チームロシアとか、「実は生きてるんじゃ?」と思わせるように曖昧な描写をしておいて、結局あっさり死んだだけだった・・・と。新主人公かな?と思われた薫子は話が進むにつれテキトーな扱いになった上、結局最後まで母親に会うことはできませんでしたし、その事について最終回に何のフォローも無かった。色々と話が進むにつれもやもやが増えていき、それが最後まで解消されることが無かったわけです。これは凄いストレスですよ。で、最終回は本当にラストの直前までお通夜ムード。そこから尺不足の復活展開。その程度じゃあのネガティブは押し返せませんって。
一応ポジティブなことも書いておきましょうか。相変わらずエピゾはいいキャラでしたね。最初から最後までギャグキャラで、だけど格好いいところも見せてくれました。レティシアには生きていて欲しかったですが、ファラーもいいキャラなので、仲良くやっていてほしい。あと、絶美と秋人君、おめでとう。
フル3Dアニメとしては、1期後半以降コミカルな表現が増えてきて、色々挑戦していたこと自体には好感を持っています。サンジゲンの今後には期待してもいいんじゃないでしょうか。ただ、今作ではまだ実験作レベルのクオリティを卒業できていないかな、とも感じています。でもこの時期を乗り越えることができれば、時代の主流を作ることに成功すれば、今年何かと話題になったアニメーターの激務・貧困問題も解消されるかもしれない。そうなれば、もはや英雄ですよね。そこに辿り着いて欲しいなぁ・・・。社長は僕と同郷なので、応援しているのです。社長の著書もいずれ読みたい。
講談社
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評価:☆☆
SHOW BY ROCK!!#
視聴メディア:dアニメストア
面白かったです。特に2話・・・惑星ぴゅるでのエピソードが素晴らしかった。「プラズマism」という楽曲も、モアの父の声(結局CVは誰だったんだ?)も、調査委員会のシーンも(爆)今期アニメNo.1エピソードと言っても過言ではないです。あと、プラズマジカとシンガンクリムゾンズの2つの軸を中心にストーリーが進みましたが、シンガンのエピソードが凄く良かったですね。
ただ、軸が分散したせいか、全体的にストーリーを眺めるとだいぶ薄いですね。アニメに「短い」という感覚を覚えるケースは2つあって、1つはあまりにも面白く、もっともっと見ていたくて「もう終わり!?」と感じる時、もう1つは期待していたほど盛り上がらず「これで終わり?」と感じる時。残念ながら今回は後者だったと思います。ラストの別れの切なさが1期よりも弱いのは、まぁ2期だから当然ですけどもね。個人的には、最後にヴィクトリアスにはぴゅ~るランドのぴゅるぴゅるロックフェスを堪能していってもらいたかったかな。
ストーリーには軽いケチを付けてしまいましたが、あれほどのキャラクターの魅力があれば多少ヘンテコな話でも許せちゃいますよね。最終回でダル太夫が歌ってるのに「なんでやねん!」と感じても、それを笑いどころにできてしまう。作品と視聴者がいい意味で馴れ合いの関係になってしまえる。そこはサンリオ、キャラクタービジネスの覇者は流石ですよね。
余談ですが、ピューロランドでの脱出ゲームイベントのテーマソング。これいい曲なのに、イベント会場限定ですよね?勿体無いなぁ・・・謎解きの企画自体は面白いと思いますけど。GF(仮)のパターンで考えれば、売れ残ったらきゃにめ.jpで売るのかなぁ。
評価:☆☆☆☆
競女!!!!!!!!
視聴メディア:ニコニコ動画
いやぁ、傑作も傑作。大傑作でした!『SHOW BY ROCK!!#』が「これで終わり?」と感じた作品なら、この作品は「もっと見ていたいのに、もう終わり!?」と毎週思わされた作品でした。マジメにバカなことをやって、結果的にギャグになるタイプの作品ですが、しっかり手に汗握らせてくれるところも大きな魅力。それから、ニコニコ動画で無料配信されていたのも大きかった。コメント付きは今時古臭いスタイルかもしれませんが、こういう作品は皆で騒げた方がいい。大正解だったと思います。
とりわけ印象に残ったのは、宮田ちゃんの父親回。冷静に考えなくても娘のかなりショッキングな競技を見せられているのに、心動かされてしまい、競女を認めてしまう。存在自体がツッコミ役になっていたのに、「この作品にツッコミ役は不要」と言わんばかりに巻き込んでしまう。最高ですよね。
ED曲も良かったです。良き友情ソング。ツタヤにのぞみverだけ置いてあったのでレンタルしましたが、のぞみ役のLynnはハキハキとした元気な声してますね。今後出演作は気にしてみようかなと思いました。他の3人のverも配信やってますし、安く入手したい方はそっちで買うといいです。
評価:☆☆☆☆☆
ガーリッシュナンバー
視聴メディア:dアニメストア
クズ声優の千歳のストーリーですが、一番美味しい扱いだったのは柴崎だったかな。中盤に千歳が少し成長したりした後で、山形旅行に行ったりして千歳のストーリーを一旦ぶった切ったせいか、終盤の千歳のダメダメっぷりに唐突さを感じてしまいました。ストーリーの構成がヘンテコだったかな、と。悟浄君の励ましも、そこに辿り着く過程の描写が弱かったです。
まぁ、千歳もクズPも言うほどクズじゃないと思うし、ふてぶてしさというか空気を読まない姿勢は「これができたらなぁ」って感じる人も多いと思うんですよ。むしろ見習うべき点もある、と。ダメな人間ではあるけど、悪い人間ではなかった。それはいい意味で「大したことなかった」ということです。
QP:flapperキャラデザのアニメは売れないなんてジンクスもありますが、『えむえむっ!』『GF(仮)』『天メソ』『えとたま』『レガリア』・・・この中で一番DVD/BDが売れたのが放送当時散々酷評された『GF(仮)』。まぁ3話収録で割安な上に特典のキャラソンCDが豪華だったので実は利益は他作品より出てない可能性も高いですけど。『ガリナン』はイベントの優先応募申込券付き・・・さて、どれくらいになるでしょうね。主要キャストに超がつく売れっ子声優がいないので、あまり特典はアテにならなさそう。競女のところでも書きましたが、やっぱり高すぎますもんね。1巻あたり3話収録のGF(仮)が一番なのは必然ですよ。
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評価:☆☆☆
ガールフレンド(♪)
視聴メディア:dアニメストア
いやはや、酷い作画でした。ストーリーについては、ゲームユーザーが楽しめればそれでいい。僕は満足しました。3話のED曲はそれまでは何の魅力も感じていなかったのに、アニメ映像を見て好きになりました。心実かわいい。が、しかし。たったこれだけのアニメを4000円のDVDで売るのは完全にナメてると思います。2話収録のアニメDVDが6000円とするなら、全3話でアニメ1本分の長さのこの作品は3000円が相場でしょう。それでも高いと思います。あのクオリティで何故ここまで強気なのか・・・それとも、どうせライト層には売れないとわかっているから、無条件で買ってくれる優良顧客に可能な高値で売ろうって話でしょうか。だったらBDも出せばいいのに・・・
ゲームの方はどうにも不穏な噂が流れていますが、キャラクター資産と楽曲資産は超優秀なんだから、うまいこと横展開を続けて欲しいぞ。
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ポニーキャニオン (2017-02-15)
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評価:☆☆☆☆
プリパラ 3rd season (3クール目)
視聴メディア:ニコニコ動画
116~128話。ノンシュガー結成&ジャニスの野望編と言っていい内容。豊崎愛生いい仕事してるなぁ・・・。あれだけ生意気だったちりが、最終的には好きになれそうな雰囲気にまで成長してきたし、同時にジャニスも妙にかわいく思えてきたのは僕だけでしょうか。この調子だと、ラスボスはジャニスでは無さそうかな?どちらかと言えばライブもやってるジュリーが何らかのかたちでラスボスとして立ちふさがりそう。
評価:☆☆☆
あとがき
最終的に5作品を完走。それに加えて『プリパラ』は来期も続行。今期は何と言っても『競女!!!!!!!!』でした。ニコニコはよくぞこのアニメを無料配信してくれました。このアニメをコメント付きで見れたのは幸せでした。最近元気が無くなっているニコニコですが、2016年の最後に最高の仕事をしてくれました。グッジョブ!
競女について、巷では「評価の割にDVD/BDが全然売れていない」と話題になってもいますが、哀しい話ですよね。高額なBDを売って儲けるビジネスモデルはとっくに崩壊しているのに、イベントチケットなどでごまかして数字を伸ばして「売れる作品は売れる」と目を背け続けている。ただでさえ高額なのに、映像を見るという点においてはディスク入れ替えの手間も保管場所も必要なBDなんかよりAmazonプライムやdアニメストア、Netflixなどなど動画見放題サイトに登録する方が遥かに楽で格安。そんな時代なんだから、いくらこの作品が見放題サイトに登録されていないとは言っても買おうと思う人は少ないですよ。そもそもこれだけ新作が多く放送されているのに、旧作を見返す余裕は無いでしょう。もうBDを売ることは諦めるべき。裏では別の収益を得る方法をちゃんと模索してくれてるといいのですが・・・せっかくの傑作の2期が無いなんて勿体無さ過ぎる。
木戸衣吹や小澤亜李を指す「爆死声優」なんて言葉も存在しますが、業界全体のヒット作品とそうでない作品の割合を考えれば酷な話です。そりゃまぁ全く売れなかった作品が何作かあるのも事実ですが、今時BD1巻1000枚売れれば、人気の面ではそんなに悲惨ではないでしょう。儲けという点では話は変わってきますが、そこはビジネスモデルの問題。先日、ヤマカンとオタキングが製作委員会方式の問題点について語っていましたが、資金調達の問題とは別に、儲け方を変えていかないといけないんじゃないかなぁ。もしトンチンカンなことを書いていたら恥ずかしいし、案を挙げられない以上、声を大にはできませんが・・・
参考:日本のアニメをダメにしたのはあいつらだ! 業界のタブーを本音でぶっちゃけ解説 - ニコニコニュース オリジナル
戸松遥出演作が2作ともハズレだったのが残念。特に『WWW.WORKING!!』。来期は『クズの本懐』に出演しますが、あの作品は多分見れないです。福井県ではテレビ放送を多分やらないし、Amazonプライムビデオはいいサービスだと思いますが、結局配信作品の問題でdアニメストアの方がいい。両方登録するのはなぁ・・・といった感じ。
まぁ、1クールあたり大当たりが2本くらいがちょうどいいですね。どれもこれも面白いと疲れてしまいます。今期は割とゆったりした気持ちでアニメを見れた気がします。