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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

伊藤かな恵の停滞=真骨頂が、沁みる・・・2017年夏アニメ視聴録6週目[08/06-08/12]

2017年08月27日 22:36 更新                  
カテゴリ: [アニメレビュー]

視聴アニメリスト

  1. 天使の3P! 4話
  2. ナイツ&マジック 6話
  3. 異世界食堂 6話
  4. サクラクエスト 19話
  5. Re:CREATORS 17話

はじめに

 順番は配信/放送日順です。評価は☆の数で5段階評価。

天使の3P! 4話

視聴メディア:dアニメストア

 響が教室で歌うシーン・・・つらかったなぁ。でも、痛々しかった前半に比べて、後半よく立ち直った。声がちゃんと出てましたし。立派だったと思います。幼女3人もよく壁を乗り越えたけれど、そっちは詳細な描写は無かったのが残念。まぁ重いシーンを2つも並べても問題だったかもしれません。

 それにしても鳥海さんがかわいい。意図的にかわいく描写されているけれど、そんな彼女が蚊帳の外になると「響と3人の物語」が変態的に見えてくるという構図(爆)。伊藤かな恵はもっと評価されていい声優だと思うけれど、伊藤かな恵が得意なポジションは若手を起用したいポジションなんだろうなぁ・・・というのも解るんですよね。

 伊藤かな恵の全盛期は2009~2013年。もう4年が経っている。超電磁砲の相方だった豊崎愛生が最近は大人役で存在感を見せているのと対照的に、出演本数が減った今はほとんどチョイ役で、新境地と言える役柄は無い。でも、鳥海さんの声を聴いていると・・・やっぱり僕はこういう役を演じる伊藤かな恵が好きだなぁ、と。余計にそう思える出来事があったので、それも書いておきます。

TVアニメ『織田信奈の野望』ベストアルバム 歌姫集/VARIOUS ARTISTS
CR織田信奈の野望 主題歌『my serment』/織田信奈(CV:伊藤かな恵)

 久しぶりに聴いた織田信奈のキャラソンと、最近入手したCR織田信奈のキャラソン。この作品のキャラソンの特徴なんですけど、不思議な色気を感じるんですよね。格好いい曲、エモーショナルな歌詞を歌う声優の歌声が実にあどけない。伊藤かな恵だけではない、矢作紗友里も福圓美里も・・・彼女らより歌が上手い声優は数多くいるけれど、彼女らは10代女子の等身でモロに感情をぶつけてくる・・・ように感じる芝居歌唱。キャラの内面を描写した歌だからだけれども、声優の力というのも確かにある。でも、それはおそらく若手声優の特権で、極めてもしょうがないものなのかもしれない・・・などと色々物思いにふけってしまったある日の夜。

 今『サクラクエスト』で主演している七瀬彩夏は伊藤かな恵と声も芝居もそっくり。その事を批判するつもりは毛頭ないし、二人とも頑張って欲しいと思っています。ただ、今後の声優人生まで伊藤かな恵と同じ歩み方はして欲しくないな、と。そして、伊藤かな恵・・・若手に負けるなよ!

評価:☆☆☆☆

ナイツ&マジック 6話

視聴メディア:dアニメストア

 エルくん、無茶をする。それにしても、親方にもアディにも「はいっ!」と元気に返事をするエルくんがかわいい。毎週のようにかわいいかわいい書いてますが、中身は元プログラマーのおっさん・・・と言える年齢だったかはわかりませんが、少なくとも青年男性・・・

 新型開発で、ケンタウルス型の二人乗りシルエットナイト。これは俄然次回が楽しみ。あくまでこの作品のキモは戦闘ではなく開発にあると思ってはいますが、やはり開発の成果は戦闘ですし、どういう戦いをするかというのは大きな見どころ。

評価:☆☆☆

異世界食堂 6話

視聴メディア:dアニメストア

 サンドイッチとじゃがバター。今回は前後編に分かれていなかったせいか、物凄く短く感じました。アレッタの世界では、メークインとかでも「男爵の実」なのかなぁ・・・僕はじゃがバター食っても、やっぱり芋は芋だなぁとしか思えないのですが、うまい人が作ると違うのかなぁ。それにしても作画が安定するとアレッタがかわいい。エルくんに近いものがある。

 全体的には、サンドイッチを軸とした常連による論争。サラとハインリヒを諭すアルトリウスとタツゴロウも結局は「お前が言うな」でしたね。そもそも1話で大論争していたのは誰だったか(爆)個人的には、やはりサンドイッチにするならロースカツをソースだけで食いたいかなぁ・・・マスタード?ダメですよ。

 次回予告ではとうとうクロ登場。名前からして赤の女王と関係ありそうだとは思っていましたが、やはりですか。

評価:☆☆☆

サクラクエスト 19話

視聴メディア:ニコニコ動画

 真希回。これまで、他の大臣たちが焦点を当てられるたびに成長を見せてきた一方で、ただ一人迷い続けてきた真希。結局オーディションに応募したのも萌に押し切られたからで、行動に主体性は無かったんですよね。主体性がないという意味では、今回のラストでさえもそうなのですが・・・まぁ渋々ではなく吹っ切れたようにも見えましたし、新しい真希を見ることができるのか、次回が楽しみ。・・・でも、受かったらガテン大臣どうするんだって話ですけども。

 あと、早苗に「おでん」呼ばわりされてるのが何かツボった(爆)中の人・安済知佳と小松未可子のコンビも好きですけど、真希と早苗の関係性も好きだなぁ。

評価:☆☆☆

Re:CREATORS 特番 17話

視聴メディア:BS11

 チャンバーフェス、本格的に始まる。せっかくフォーゲルシュバリエで本領発揮だというのにセレジアはアルタイルに超劣勢。セレジアと相対しているのに、気にするのはメテオラ(爆)それにしても、セレジアの後ろをとった時のアルタイルの妖しさは、最近の豊崎愛生のヒール芝居の結晶。けいおんの頃、誰もが声質で生きる声優だと思ったろう。それが時を経てこうなる。変化ではなく、引き出しが増えただけでしょうけど、ここでまた評価され、悪役の仕事が増えるんだろうなぁ・・・

 弥勒寺・翔のバトルに、アリステリアの裏があるのは解るけど、どうするつもりなのか読めない行動などなど・・・色々と見どころがありましたが、最後に駿河が全部持ってっちゃいましたね。寿美菜子もまた、こういう役は新境地でしょう。スフィアが声優としてもどんどん大人になっていく・・・最近出演作を見れていませんが、高垣彩陽はどうなんでしょう。

評価:☆☆☆☆

あとがき

 『サクラクエスト』以外全部☆3つ。ここまで残った5作品に、もう惰性で見ているだけの作品はありません。ただ、『天使の3P!』は嵐の前の静けさだと思うし、『ナイツ&マジック』は個人的には開発パートを楽しんでいて、戦闘はまぁまぁ。『異世界食堂』は似たパターンの話を続け、次回変化を起こしてきそう。『レクリエイターズ』は実写特番・・・と、それぞれ異なる要因で平凡な評価になっています。

 ちなみにPC用のUSB接続のTVチューナー買いました。買いましたが、どうもUSBハブ経由で外付けHDDの録画がイマイチうまくいかなくて・・・(ハブ使用が保証外だということは買う前から理解済み)。録画できる時もあるし、できない時もある。なので、1年半の時を経てデスクトップPCを引っ張り出してきたわけですが・・・これはこれで動作が滅茶苦茶遅い。そりゃそうだ、メモリ2Gしかなくて、平常時で7割も食ってる。メモリ増設も考えましたが、そこに金を使うぐらいなら新デスクトップ購入費用をとっとと貯めた方が・・・うーむ。このチューナー、録画が使い物になるのはまだ先になりそうです。

CHARACTER OF THE WEEK
鳥海桜花(伊藤かな恵)

 頑張った響でもよかったんですけど、響の背中を押したのも、悪ぶってフォローをいれたのも鳥海さん。何より、久々に聴く伊藤かな恵の長いセリフ。上でも書きましたが、こういうキャラは多分もっと若手の声優の仕事。でも、だからこそ中堅の伊藤かな恵が演じた結果は沁みる・・・

   
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