上坂すみれで味わう80年代。尾崎由香デビューSG、すのはら荘OP/ED他 2018/08/01頃発売のアニソンCD新譜

Tweet

今週のDAIMONZI PUSH DISC！

　上坂すみれ3rdアルバム。このリード曲は・・・またまた思いっきり時代を感じさせる曲だなぁ。ザ・80年代。思い出したのは、1987年のOVA版『ダーティペア』OP、森川美穂の「BY YOURSELF」。まぁこの「ノーフューチャーバカンス」は当時の曲と比較してもなお濃厚。80年代らしさを思いっきりデフォルメしていますよね。ヴォーカルのくどすぎるリバーブとか、音のチョイスとか。まぁ、こういうことができちゃうのがアーティスト上坂すみれの強み。「造詣」って単語を活動の中で使える声優アーティストはそう多くないと思うし、まして彼女ほど凝れる人が果たしているのか。そういや桃井はるこも80年代好きだったっけか・・・まぁ大鋼も大好きなんですけどね（爆）

非アニメタイアップCD

アニメ主題歌CD

　中島愛12thシングルはダブル・タイアップ。『すのはら荘の管理人さん』は大鋼も見ていますが・・・中島愛も大人になりましたよね。カジュアルな大人の余裕を身に着けた、かつての超時空シンデレラ。ただまぁ、あの作品の主題歌としてより「らしい」のはEDの下地紫野。のっけから吐息を浴びせるこの曲のイントロは、音に並々ならぬ熱を持つ原作者さんねこうめも満足しているんじゃないかなぁ。吐息だけでなく、音の位置を楽しめる曲なので、ヘッドホンで試聴してみて欲しい曲です。

　尾崎由香デビューシングル。これまで井口裕香、早見沙織の2人の声優を既に人気が成熟している段階でデビューさせ、魅力を存分に活かした音楽活動をプロデュースしてきたワーナーらしからぬ人選。というか、この人の場合はデビューするならブシロードミュージックだろうと思っちゃいますよね。将来性はあるにしても、まだサーバルの一発屋を抜け出していない段階。ワーナー側から見ても尾崎由香側から見ても意外な巡り合わせ。

　楽曲の方は夏らしくて、ナチュラルで、キラキラした明るさを持った曲。やっぱりワーナーこういうところが、他のどのレーベルよりも巧いんだよなぁ・・・

キャラソン／挿入歌CD etc

　Aqoursの4th LIVEテーマソング。なんだろう、この独特のリズム感。なんかの企画でアーティストが集合して歌いました的なノリ（この業界で言えばアニサマのテーマソングとか）。c/w曲ともども、あまり元気な感じではないのがいかにもAqoursらしい。

　シャニマスのアンティーカ。ゴシックな雰囲気からRoseliaを思い起こす人も多いんじゃないかと思いますが、Roseliaはあくまでソロヴォーカルのバンド。このアンティーカはアイドルユニット以外の何物でもなく、音楽的な味わいは別物。それにしても、格好いい声のメンバーが一人いるなぁ。おそらくは白瀬咲耶・・・八巻アンナかな？ちょっと気にかけておこう・・・

音楽／実写BD