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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

ガールフレンド(仮)の歴史と雑感ぐだぐだ語り

2020年05月26日 12:36 更新                  
カテゴリ: [ガールフレンド(仮)]

クロエ・フィーバーから始まった快進撃

 リリースから1年ちょっとが過ぎた頃、新春キャンペーンのTVCMが大きな話題に。ニコニコ動画にUPされた動画の再生数が、2020年5月時点で約3,550,000。公式無料配信されているアニメ1話が約445,000ですから、桁が違います。(^q^)くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwww

 今思えば・・・ですが。あのクロエ・フィーバーから10ヶ月後にアニメ放送が始まっています。アニメ化企画はフィーバーの時点で既に水面下で進行していたはず。となれば、実はあれも計画的なステルス・マーケティングだったのかなぁ。あれがあるから今がある訳ですから、今更非難するつもりは毛頭ありませんけどもね。

野心に満ちた黄金時代とGF(♪)の失敗

 GF(仮)というコンテンツの黄金時代は2014~2015年でしょう。アニメにPSVitaに音ゲーにと、とにかく横展開しまくっていました。橋本環奈をゲームに出したり、雑誌を創刊したり、クレープ屋さんとコラボしたり、とにかくメディアミックス作品として大きくしていこうという、ギラついた野心が目に見えていた時代です。

 この流れを止めた決定的要因が『GF(♪)』の大失敗であることは間違いないでしょう。あのゲームが失敗した、と明確に言える資料は存在しませんが、何よりも1年半で更新が終了してしまった事実があって、それと同時に、実感せざるを得なかったアプリのクオリティの低さ(ロード時間、ゲームシステム、2Dキャラデザと3Dモデルデザインの乖離etc...)。同時期にデレステがリリースされたことは関係ないでしょう。おそらくは・・・ずっとブラウザゲームをやってきた人達の新しい挑戦だったでしょうから、技術的に精一杯だったのかな、と推測します。後にリリースされた『オルタナティブガールズ』は上に挙げた不満が全て解消された良アプリゲームなので、GF(♪)は技術的ステップとして報われたのかな、とは思います。そこで失われたGFの勢いは帰ってきませんけどもね。

一つだけフォローしておくと、楽曲は滅茶苦茶良かったんですよ。ちょっと前にフラフレの「Shining Ray」がTwitterでトレンドになってたの、嬉しかったなぁ。

GF(♪)以降の「保守の時代」

 まぁそれは良いのです。コンテンツの歴史の中の解りやすい転換点があったということ。この記事で一番書きたかったのはその後です。GF(♪)更新終了後のGF(仮)は、あれだけ盛大にやっていたコラボを減らし、声優による生放送を終了し、ラジオもいつしか隔週更新となり、リアルイベントも2018年以降は開催されなくなりました。予算が減った影響かもしれませんし、プロデューサーの交替によって方針が変わっただけなのかもしれませんが、ともあれコンテンツを大々的に外にアピールすることは無くなりました。では、その間ゲーム内では何が起こっていたのかをざっくりと挙げてみます。

 ・聖櫻学園通信配信スタート
 ・ストラップ実装
 ・聖櫻エリア実装
 ・聖櫻学園♥メモリアルストーリー実装
 ・若林さんを除く全ガールのCVが決定
 ・新規カード枚数の減少(解りやすいところで月末のキュピが1枚だけに)
 ・伊勢谷里都、島田泉、緒川唯らこれまで不遇だったガールのカードが増加

 6, 7番目については時期も不詳ですし、記憶違いの可能性もありますが、一言で書くならば「保守モードに入った」です。新規カード枚数が減った時の今後への不安は大きかったし、ストラップが追加された時の「違うそうじゃない」感も辛かった。そこに聖櫻エリアという新規絵が必要ない機能の追加。元々Amebaはピグを大きなウリにしていたサービスですし、「今後は聖櫻エリアとぷちガールちゃんがゲームの軸となり、最終的にはカードの更新を止め、過去の遺産を使って細々とコンテンツ延命していく」よう変貌してしまうのではないか・・・と心配しました(実際、その後実装されたメモリアルストーリーは、ぷちガールちゃんは関係無いものの、過去の遺産を使ったイベントですし)。

 一方で、これまで不遇だったガールにCVを付けたり登場頻度を増やしてみたり、聖櫻学園通信をマメに配信するようになったり、語弊があるかもしれませんが「マジメになった」ようにも感じていました。不人気ガール・・・2016年総選挙121位だった購買の水野さんに白石晴香、同じく118位の島田泉に富田美憂を起用しちゃったりと、謎の先見の明がありましたよね。

まさかの新展開

 後はもうゆるやかにサービス終了を待つだけだと思っていたから、2019年2月の禁書目録とのコラボには「まだそんな元気があったんだ!」と喜んだし、7周年記念の生放送で小倉唯、日高里菜といった人気声優を呼んだこともビックリしました。そして2020年頭の「Nextガール選抜選挙」。近年のマジメなGF(仮)らしいと言えばらしい企画ではありますが、いいお祭りでしたよね。

 それと、強引に年表に突っ込みましたが・・・ユズモモの1枚絵!これだよ!こういうことをもっともっとやって欲しいんだよ!と思ったのは大鋼だけでは無いでしょう。またやって欲しいなぁ・・・。

ユズモモ

 そして、更なるサプライズ「聖櫻ストーリー」。もう新規ガールなんて完全に諦めていましたよ。でも、運営はまだこのゲームを盛り上げる気概を失ってはいなかった。それが一番嬉しかったです。次を期待できることのありがたさ。

最後に

 聖櫻ストーリー、正直、ゲームとしては全然面白くないし、ストーリーも、第1章は複数のガール視点で同じ出来事を何度も見ることになる退屈なものでした。もっとうまい組み立てがあったろうに・・・と思いましたが、Live2Dモデルはデキが良く、動きも軽快。誰かが喋っている時はキャラの目線がそちらに向くのも芸が細かい。「2人だけのストーリー」とは違ってフルボイスですし、ちゃっかり花房優輝のモデルまで出てきたので、今後に期待もできますよね。この絵で、この軽快さでアプリゲームを・・・GF(♪)のリベンジをして欲しい気持ちもありますが、それを実現するのは『IDOLY PRIDE』になりそうでしょうか。でも、まだGF(仮)は先があるコンテンツなんだとホッとしています。長年メジャーになりきれないスマホゲーの仲間(だと勝手に思っている)『Tokyo 7th シスターズ』は7年目にしてアニメが上映される予定ですし、GF(仮)もまだまだ野心を持っていて欲しいなと思っています。

ちなみに聖櫻ストーリー、PCで右クリックすると、
セリフ窓などがない画像として保存できちゃいます。

 ただまぁ・・・やっぱりGF(仮)は魅力的なキャラクターの魅力的なカードがあってこそだと思うので、そこから脱線し過ぎないようにはして欲しいかな、と思っています。だって、世間で大ヒットしてる他所のメディアミックス作品の絵を見ても、GF(仮)の絵よりかわいいね!って思う作品無いでしょ?無いですよね??好き嫌いとクオリティの話は別、というのが持論ですが、GF(仮)の絵はクオリティも高いですよ。デザインも良いし作画力も高い。単なる贔屓心でこんなこと書きません。GF(仮)はNo.1ですよ。

あとは、野々花先輩と牡丹さんの関係をもっと掘り下げてくれれば最高ですね!(何)

反町牡丹「野々花さん・・・」 - ガールフレンド(♪)

   

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