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6月1日、遠藤ゆりかの引退から1年。

2019年06月08日 17:53 更新                  
カテゴリ: [遠藤ゆりか][雑報]

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2018年6月1日の遠藤ゆりか引退から1年が過ぎたところで、この1年間を振り返ってみました。駄文です。

遠藤ゆりか FINAL LIVE -Emotional Daybreak- [Blu-ray]

目次

    1. あれから1年・・・
    2. ライブBDを見ていて重くのしかかる現実
    3. 代役などいない。いるのは2代目愛梨チャンだけだ。
    4. 受け取っていない「最後のお土産」
    5. 最後に -歴史の中の遠藤ゆりか-
    6. どうでもいい余談(イラスト描きました)

1. あれから1年・・・

 ある程度長い間、当サイトやtwitterで大鋼を知っていた人の目には、どれだけ滑稽に映っていたかわかりません。ともあれあの頃は必死でした。詳しくは・・・いや、やめときましょう、恥ずかしい(爆)あの日遠藤ゆりかが業界を去ってから、ライブBDの署名活動があるのを知ってtwitterで呼びかけたり、記事も書きましたっけ。(遠藤ゆりか引退ライブ映像化/円盤化を巡る顛末のまとめ

 その後ライブBDの発売が決定して歓喜したり、11月には出不精でコミュ障な北陸民の大鋼が、ゆりか組(遠藤ゆりかファンの総称。特定の集団ではない)のオフ会に行ってみたりもしました。出演していたゲームのボイス入れ替えなどもあり、また湯浅かえでのinstagramなどにポツポツ出没していたこともあり、引退の余韻は約半年ほど続いていました。

2. ライブBDを見ていて重くのしかかる現実

 ファイナルライブに参加できなかったが故に、あれほど渇望したライブBD。入手して、視聴して、普通にエンターテインメントとして楽しめていました。twitterでは「買ったけど見る気になれない」という人をポツポツ見かけたけれど、当時は彼ら彼女らの気持ちがわからなかったのです。

 それがどうじゃ。引退の余韻も落ち着いて久しく、露出もめっきりなくなると、このライブ映像を見るのが物凄くつらい。何故なのか。大鋼にも今更になってのしかかってきたのです。「実感」ってやつが。

遠藤ゆりかがもう引退しているんだという実感。

 引退からの半年間・・・今思えば、状況を楽しんでいたんだと思います。寂しさを感じる余裕なんて無かったんです。以前より少しオタクとして活動的になりましたし、遠藤ゆりかに貰った元気を使って何かをすることが楽しかった。だから今になるまで気づかなかった。

 もう一つ。詳しくは後述しますが、ゲームでのCV切替の前後で、キャラクターを同一人物とは思えず、声優が2代目になったのではなく、キャラクターそのものが2代目・・・別人になったのだと感じてしまった。そういう受け取り方をしたことで、無意識に喪失感を和らげていたんです。だから、声が聴けなくたってもまだ実感が湧かなかった。

復帰を「期待しないで待つ」とか言っておきながら、どちゃくそ期待していたんだという実感。

 これが一番重い。復帰に関して楽観的だったのは、声優業界の慣習の影響もあったかもしれません。声優は事務所を移籍する場合、大抵しばらくフリーの期間を設けます。おそらくは事務所間でのイザコザを回避するためでしょう。それに近い感じで、ポニーキャニオン/スワロウと袂を分かち、他所で活動するためにしばらく間を設けるのかもしれない・・・といった推理を無意識にやっていたわけです。花守ゆみりという、スワロウを抜けてバリバリ活躍している前例があったことも大きいですし、遠藤ゆりかほどの人なら他所から声がかかっても不思議ではない。もちろん、あそこまでおおごとになってしまったのだから、数ヶ月とかで帰ってくることは無いだろう・・・などと、そんなことも漠然と考えていました。

 が、いざ時間が経過してみてのしかかるのは・・・このブランクって、実は滅茶苦茶重いのでは?という実感です。引退前後はちょっとしたフィーバーで、多くの人が惜しんでいました。上記のような期待混じりの推理をしてしまうことは無理もない。が、1年も経てば「帰ってこないかな~」なんて思うのはごく一握りの人間。

 正直に書くと、クオリティ的な意味では歌手・遠藤ゆりかのパフォーマンスにはまだまだ伸びしろがあったと思うんですよ。歌唱力は確かに『オルタナティブガールズ』の中ではトップクラスでしたし、『天使の3P!』でも他の2人を牽引していました。2ndシングルから3rdシングルの間で大きく成長していたことも間違いないし、Roseliaでベースを弾いているのを見て「違う・・・ゆりしぃがいるべきポジションはそこじゃない」と思っていたのも事実です。が、それでもまだ歌手としては完成してはいなかったと思います。

 もっと凄くなれる・・・と思いはするものの、それを一番解っているであろう本人は、その努力をするのに必要な時間と体力を確保できないことを悟ってしまったのかもしれないな・・・なんて邪推もします。多方面で頑張っていましたし、また体調に不安があったことも事実でしょうからね。

3. 代役などいない。いるのは2代目愛梨チャンだけだ。

 遠藤ゆりかに興味を持ったきっかけは、『オルタナティブガールズ』の水島愛梨。この突撃ギャルランサーを、他の人気実力共に卓越した声優たちよりも躍動感全開で演じていたのが彼女でした。彼女にとっては企画段階から関わってきたゲームで、演じてきたキャラクターの中でもおそらくは指折りの思い入れあるキャラクターだった・・・と思いたいのですがね(爆)まぁ、ファイナルライブのキャラソンパートを見てても、他の歌が本人の歌声だったのに対し、「リフレイン・ウォーズ」だけは前フリから歌声まで、もう演じてる感じなんて全然なくて、ごく自然に愛梨チャンになっていましたよね。

 そんな遠藤ゆりかはオルガル運営にとっても特別な存在だったようで、他のどのコンテンツよりも長く彼女の声を残してくれたし、YouTubeには「リフレインウォーズ」のVRライブ映像までUPされ、最後には特設サイトとともに「愛梨ちゃんメモリアル」なる企画までやってくれました。

 水島愛梨の2代目声優となったのは、和氣あず未でした。『おしえて!ギャル子ちゃん』でギャル芝居の経験もあり、発表された時は妙に納得した記憶があります。で、いざ声を聴いてみると・・・

 嗚呼、これは完全に別キャラだな・・・

 それが悪いことだとは言いません。そもそも交替が発表された時点で、変に真似るより、和氣あず未の新しい水島愛梨を作り上げていって欲しい・・・と思っていましたから。ただ、声が変わり、芝居が変わることで、同じセリフでもここまでニュアンスが変わってしまうものなんだ・・・という驚きがあったし、そうなるともう、同じキャラクターとは思えませんでした。だから、声優が代替わりしたことで、水島愛梨というキャラクター自体もまた代替わりしたのだという受け取り方をしました。

 運営の判断の裏には遠藤ゆりかへのリスペクトもあったと思うし、和氣あず未にものびのび演じて貰いたいという思いもあったんでしょう。グッジョブという他ありません。

 アルバムのリリースイベントでリアル「愛梨チャンストライク」を食らったのは一生モノの思い出です。ゲームでは「愛梨チャンストライクX」が登場。「クリスマス」だから「X」なんですけど、2代目にはこの「X」を大事にしていって欲しいな・・・なんて思っています。あと、「リフレインウォーズ」がカラオケになって久しいので、早いとこ頑張って歌ってもらうなり、新曲用意するなりしてあげて欲しいです。まぁ、まだ桜子、つむぎ、玲、シルビア、恋、未幸、ナタリー・・・とVRライブ未実装キャラが多いので、気長に待つしかないのかな・・・。まずは長妻樹里自ら作曲中の恋が先でしょうかね。

 他のキャラクターについては・・・マトモに追っているゲームは皆無なのですが、バンドリの今井リサはコンテンツごと冷めてしまいました。ハチナイの倉敷舞子は、遠藤ゆりか時代のボイスを聴いたことがなくて(後でYouTubeで聴きました)、アニメでまともに知ったキャラだったのですが、こちらは思い出が無い分、むしろ好きになれちゃいました。水島愛梨とは真逆のクールキャラ。佐伯伊織にはアニメ声優としてブレイクして欲しいと切に願っています。

4. 受け取っていない「最後のお土産」

 どうしても気になっていることがあります。遠藤ゆりかに関する収録物で、引退から1年経過した今なお世に出ていないものが2つあります。一つは『佳村はるかのマニアックデート』DVD vol.5。これは6月にリリースされますし、内容もニコニコで配信されていたものなので、いいでしょう。もう一つは以下のツイートの「最後のお土産」です。

 このことがずっと引っかかっているんですよ。本当どうなっているんでしょう。

可能性1. とっくにリリースされているけど見落としている

 たまに心配になるんですよ(笑)でもまぁ、出すなら出すでTOKYO LOGICからアナウンスあるでしょう、流石に・・・。まさかL-boom SSシナリオ大賞の朗読をあんなスタジオで収録しないよな・・・?

可能性2. お蔵入りした

 一番考えたくないパターンです。アナウンスは上記のツイートのみで、TOKYO LOGICからの正式なアナウンスはそもそも存在していないから、リリース中止のアナウンスもする必要がない。

可能性3. まだリリースされていない

 もし、上記のどちらかでないのなら・・・「色々録りました」という言葉から想像できるのは、TOKYO LOGICのクリエイターと仲の良かった彼女のこと、彼らのアルバムのゲストヴォーカルという線も考えられます。ここまで長引いていることへの説明にはなりませんけどね。それも違うとすれば・・・リリース時期に明確な意図がある、という線はどうでしょうか。来たるべき日に向けて、裏で何か楽しいことを企んでいる。これが一番ポジティブな推測です。上であんだけネガティブなこと書いたのに(爆)

 まぁ・・・結局はいくら推測したところで真実にはたどり着けません。「気長に待っててね」と言ってるんだから、気長に待つ他ないでしょう。

5. 最後に -歴史の中の遠藤ゆりか-

 大鋼は元来、レトロアニソン愛好家です。世の多くのアニメ/声優ソング好きよりもリアルタイムの音楽活動を楽しむことが下手な人間。だからこそ、「遠藤ゆりかは終わった」ではなく「遠藤ゆりかは歴史の1ページになった」なのだと強く言いたい。

 10年後に名前を出して、「バンドリのRoseliaの初代ベースで、可愛かったのにすぐ辞めた闇深い人」と言われたとしたら、きっと癪です。でも、放っておいたら間違いなくそういう埋もれ方をします。そうではなくて、彼女が5年間の仕事の中で残した芝居と歌声にスポットライトが当たるようにしたい。このコンテンツ過多の時代、世の人々が歴史に目を向ける余裕など無いことも解っていますが・・・果たして何かできることはあるのか。色々ぼんやりと考えています。

 一番は・・・やっぱり彼女の5年間が「第1期」と呼ばれるようになって欲しいですけどね。結局のところ、自分は遠藤ゆりかの声、歌、芝居を愛していたに過ぎない。引退後の、どうしようもない幸せを願うだけでは物足りないけれど、人の決断というものは、そう無下に扱って良いものでもない。引退が当時の彼女が選んだベストだったのだとしたら、できることは、自分に都合のいい「次の決断」を期待せずに待つことだけです。

6. どうでもいい余談(イラスト描きました)

 昨年は遠藤ゆりか本人のイラストを描きましたが、今年は『八月のシンデレラナイン』より倉敷舞子を描いてみました。夜空の下で撮った写真風で。(クリックで原寸表示します)

倉敷舞子

 これはあくまで大鋼の感覚の話ですが、表舞台に立つことをやめた人の近況の姿をファンアートとして描くことに抵抗がありました。過去の姿を描く分には全然抵抗はありませんが、それはそれでちょっと心がつらい。ならば、彼女がかつて演じたキャラの中から、最近アニメに登場した倉敷舞子を、ということで。赤髪という共通点もありますし(まぁ実際はここまで赤くないですけど)、もっとファンから愛されていいと思うんですけどね、とことん話題にならない。人間、そう何個もゲームコンテンツに手を出せる訳ではないから、しょうがないかなぁ・・・かく言う大鋼もアニメを見ているだけで、最初に聴いた声が佐伯伊織でしたし。

 6月1日当日にtwitterにも描きましたが、昨年のイラストのデキに満足していないんですよ、本当に失礼な話で申し訳ないんですけど。あれから4枚ほど描いたのかな?少しずつ理想の絵を描けるようになってきたのかな、とも思いつつ、やっぱり「もうちょっと目は小さくていいんだよな・・・」とか「もうちょっと輪郭キレイにならないかな」とか思っちゃうんですよね。来年はもっと成長を見せられればいいなと思うし、いずれリベンジを果たすことができれば、とも思っています。

   

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