DAIMONZI-X

声優/アニソンレビュー&CDデータ語り

DAIMONZI-Xアニソン年間大賞2019

2020年06月03日 23:41 更新                  
カテゴリ: [アニソンレビュー][2010’s作品]

タグ: [][]

目次

  1. ノミネート作品リスト
  2. 新人賞
  3. 優秀賞
  4. DAIMONZI-Xアニソン年間大賞 (今ここ)
  5. あとがき

DAIMONZI-Xアニソン年間大賞

大鋼が選んだ2019年No.1アニソンはお前だ!

加賀(CV.茅野愛衣)
悠久のカタルシス ~加賀 ver.~

『アズールレーン』の一連のキャラソンCD共通で収録されている楽曲の加賀ver。

 メディアミックス作品のアニメの劇中で歌われるようなキャラクターソングとは違う。「愛し桜花よ散るなかれ」のような加賀の為だけに用意されたキャラクターソングとも違う。かつてのアイドルマスターのゲーム内で歌われた楽曲群のような、声質や歌唱法の違いを味わう趣旨の楽曲ではあるのだろうけれど、誰のバージョンを聴いても同じ歌詞なのに意味が少しずつ異なる。本心にも虚勢にも、自分への言い聞かせにもなる「正義」の多面性。

 誰のバージョンを聴いても素晴らしいキャッチーさと、そして誰のバージョンを聴いても声質を堪能できる、フレーズの分離の良さ。曲に歌詞を詰め込み過ぎない、洗練されたシンプルな曲。そんな曲に乗る茅野愛衣の歌声は美しく、雄々しく、そして儚い。声の良さだけでも一級品なのに、それ以上に声優らしい実現力に圧倒されてしまう。加賀の内面を詳細に説明するような歌では決してないのだけれど、背負っているものの大きさや性格を漠然と理解してしまうし、好きになってもしまう。そうやって抱いた感情というのは、単なる「格好いい」では済まされないものです。(ただし、それは必ずしも本編の加賀への感情と一致するものではありません)

TVアニメーション『アズールレーン』キャラクターソングシングル Vol.8 加賀(Amazon.co.jp)

あとがき

 今回、巷で人気のLiSAやアイマスやラブライブは挙げていません。意図的に除外したのではなく、純粋に良いな、好きだなと思った楽曲を選んだ結果です。ほとんどは、わかりやすく聴きやすい楽曲。これは持論ですが、良きアニメソング、とりわけオープニング・テーマの条件とは、アニメの良き看板であることです。一回聴けば良さがわかるキャッチーさ。本編を見たくなるようなワクワク感。これは50年前も今も変わりません。聴けば聴くほど良さが解るスルメ曲もいいけれど、何より一口目が大事なんです。

 キャラクターソングも多く選びました。バトルものやスポーツもののキャラソンも、激しさ、クールさといった性格を掘り下げるものになりやすく、また声優の良い声を堪能できる良曲が多いのです。今年で言えば、とりわけ『アズールレーン』のキャラソンシリーズは素晴らしかった。ランティス時代にラブライブで大きな実績を残した木皿陽平が設立したストレイキャッツの制作ですが、これほどキャラクターの魅力を掘り下げるイメージソングを作るとは、ビックリです。

 やっぱり一流の役者が演じるキャラクターは魅力的ですね。茅野愛衣が最たるところだし、石川由依もファイルーズあいも、花園めいも、歌ってるキャラクター自体がまず魅力的。そんな魅力的なキャラクターを曲と詞で掘り下げられたら、それはたまらんですよ。そうやって出来上がるキャラソンは、極めて立体的な魅力に満ちています。

 何にせよ傑作揃いの一年でしたよ、間違いなく。「悠久のカタルシス」を大賞に選んだけれども、この記事で挙げた曲はどれも大好きでしょうがない。特に「お願いマッスル」は傑作中の傑作で、大賞に選べないことに申し訳無さすら覚えます。でも、仕方ないよ「悠久のカタルシス」を愛してしまった・・・と、最後は2020年2月をもってアーティスト活動を引退した沼倉愛美の楽曲の一節で締めたいと思います。

 最後の最後に。この年間大賞、とりあえず2019年をスタート地点としつつ、2020年以降も続けていきたいなと思うし、また過去の年を振り返ってもみたいと思っています。最終的には大鋼のアニソン遍歴になればと思っているし、やっぱり好きな曲について語るのが好きなのです。

   

固定ページ: 1 2 3

カテゴリ: [アニソンレビュー][2010’s作品]
タグ: [][]