DAIMONZI-Xアニメ年間大賞2018
目次
部門賞
MVP
1年間で、最も素晴らしいと感じたキャラクターを選出します。
うちのメイドがウザすぎる!
鴨居つばめ
マッスルロリコンメイド・モンスター。とんでもないキャラクターです。初見ではアイパッチの印象も強烈ですが、この人がブッ飛んでるのは何と言ってもミーシャへの愛ゆえの様々な行動・・・いや、暴走でしょう。一番印象に残っているのは、3話のトイレットペーパー事件でしょうか。ただでさえヤバいのに、1話の「もみ洗い」が伏線になっていたり無駄に凝ったストーリーになっているのがたまらないわけです。
沼倉愛美の好演も忘れてはいけません。これまでどちらかと言えば10代の役の印象が強かった人ですが、成人女性も凄くしっくりきていました。冷静に諭すようなシーンも良かったし、変態じみたシーンのノリノリ具合も素晴らしかったですね。それと、やっぱり彼女の声質というのは唯一無二で、聴いていて心地の良い声。ミーシャ演じる白石晴香の甲高い声でのツッコミとも好相性だったと思います。
ちなみに、各クールのMVPは以下の4人でした。
冬: 藍原柚子 (citrus)
春: 小林竜胆 (食戟のソーマ餐ノ皿 遠月列車篇)
夏: トーマス・紅愛 (はるかなレシーブ)
秋: 鴨居つばめ (うちのメイドがウザすぎる!)
ベスト・アニメソング
OP曲、ED曲、挿入歌、劇中歌から最も素晴らしいと感じた楽曲を選出します。別途公開するアニソン大賞との違いは、ノンタイアップは取り扱わないことと、期間内にアニメで使用されていればリリース時期に関係なく候補とする点です。
綾野ましろ
starry
『グランクレスト戦記』1st OPです。上でも挙げましたが、もう一度OP映像とともに聴いてください。曲単体でも素晴らしいけれど、アニメ映像との相乗効果で何倍にも魅力を増す、まさに This is アニメソング。
起承転結というか、曲も山と谷が解りやすいですよね。小賢しさのない、シンプルに盛り上げる曲。穏やかに始まるAメロ、思いっきり哀しげで、ドラマティックなBメロ!そこから一気にデデデン!デーン!ですよ。そこから先はもう畳み掛け。くどいようですが、OP映像とセットで怒涛の盛り上がりを発揮します。
CD発売時の記事はこちら。
綾野ましろの『グランクレスト戦記』OP!寿美菜子3年半ぶりアルバム他 2018/01/17頃発売のアニソンCD新譜
各クールのベストアニソンは以下の通りです。
冬: starry (グランクレスト戦記)
春: 凛 (グランクレスト戦記)
夏: DeCIDE (異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術)
秋: Desires (CONCEPTION)
「starry」が文句なしですが、実は秋はキャプ翼OPにウザメイドOP/EDと豊作だったんですよね。それらを抑えたのがアニメを見てもいない「Desires」でした。ここから沼倉愛美の音楽活動にドハマりしていくのですが、数ヶ月後に活動終了発表、そしてコロナ禍でのファイナルライブ・・・ちょっと寂しかったなぁ。
ベスト・アクター
1年間で最も素晴らしいと感じた声優を選出します。
沼倉愛美
鴨居つばめというモンスターを生き生きと演じてくれました。実は、各クールのアニメ視聴録の記事の中でベスト・アクターを選出するきっかけになったのは、ウザメイドでの沼倉愛美の活躍を讃えたかったからなのです。沼倉愛美賞と呼んでもおかしくはないのです。ご本人に失礼なので呼びませんが!(爆)
沼倉愛美の声を飲み物で例えるなら、山芋である・・・というのが昔からの持論なのですが、独特の粘りがありますよね。ねちっこい訳ではないけれど、スルリと流れていかない、残る声。この声で可愛くもなるし、クールにもなる。暴れたりもする。ずっと聴いていたい声です。
2018年のアニメで、沼倉愛美以外に良かった声優と言えば、真っ先に思い出すのは『ダーリン・イン・ザ・フランキス』でイチゴを演じた市ノ瀬加那でしょう。このアニメ、ヒロインのゼロツー役の戸松遥を筆頭に、石上静香、早見沙織と大鋼の大好きな声優オールスターと言わんばかりの素晴らしい布陣だったのですが、蓋を開けてみれば名前を聞いたこともない謎の新人声優が一番印象に残りました。いい役を掴んだとも言えますけどもね。この年は『色づく世界の明日から』でもあさぎを好演。これは大物になる・・・と当時思ったものです。2021年3月に新人アワード新人賞受賞。同年春、ようやくブレイクの兆しが見えてきたでしょうか。まだ今後を見守る必要はありますが・・・今どき珍しい、ビッグなメディアミックス作品にあまり顔を出さない、硬派なアニメ声優。頑張ってほしいなぁ。
それから、ウザメイドでミーシャを演じた白石晴香。ツッコミがキレッキレでしたね。つばめ役の沼倉愛美ばかり褒めてますけど、彼女のツッコミがウザメイドの面白さの何割かは確実に占めていました。個人的には、キン肉マンをリメイクするなら、彼女をミート役に推したい・・・と思う声質。ただ、他作品で声を聴くと、意外と芸達者ですよね。
あとがき
この年間大賞、2019年から書き始めましたが、ぼちぼち過去も振り返っていこうということで2018年版を書きました。いかがだったでしょうか。
世間的には、2018年は『ポプテピピック』が話題を持っていった年でしたね。大鋼も最初の数話は頑張って観たんですけどね・・・まぁ笑えるものではなかったかなぁ。他には『SAOアリシゼーション』に『ゆるキャン△』、『ゾンビランドサガ』、『SSSS.GRIDMAN』、『からかい上手の高木さん』、『宇宙よりも遠い場所』・・・といったあたりが話題作だったでしょうか。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は放送中は意外に世間は静かでしたよね。ちなみに2021年にようやくリリースされたゲームが大ヒットを果たすことになる『ウマ娘 プリティーダービー』のアニメ1期も2018年ですが、当時はそこまで話題にはなっていませんでしたね。
世間と自分の評価がかみ合ったのは『ゆるキャン△』くらいで、まぁこの年もほぼほぼ独自路線で作品を選びました。ウザメイドを見ていた3ヶ月は楽しかったですよ。毎週配信が待ち遠しかった。ED映像流しながら筋トレもしたっけ。アニメ放送が終わってからも、沼倉愛美のライブにも足を運びましたし、動画工房のアニメ(わたてん、ダンベル、恋する小惑星)を立て続けに見たり、長い間その余韻を味わっていました。自分がアニメ殿堂を作るなら間違いなく殿堂入り。歴代ドハマりアニメの中でも・・・おそらくはTOP5に入っているし、TOP10には間違いなく入っているでしょうね。30代半ばの大人をあれだけ笑わせるんだから、傑作中の傑作ですよ。