先週9/6～9/8にかけて、『IDOLY PRIDE』から計6曲が配信されました。(amazon musicの埋め込みプレイヤーがイマイチで申し訳ない…)

　9/6にはゲーム内で配信済みのⅢXの「So What?」とTRINITYAiLEの「ひめごとリップ」。今回配信された6曲の中でも「So What?」は一際印象に残りました。スリクスの曲はこれまで「Bang Bang」「Top of the Tops」と2～3文字を2回繰り返す曲名でした。今回は曲名こそ「So What?」ですが、歌詞の中ではしっかり「そわそわ～」と繰り返しています。ラテン系・・・いや、インドなのか？海外の音楽には疎いのですが、一見情熱をアピールしたげな雰囲気から、AメロBメロここまでどんよりさせてくる曲って珍しいですよね。そしてその分サビがクセになる。歌詞もいい。「悔しいんでしょ 結局虜になって」ってのは登場当初、そして星見プロ加入時も散々(リアルで)物議を醸しながら着実に支持を増やしているスリクスに吐かせる言葉として、これ以上無いですよね。

　9/7に配信されたのは月のテンペストの「最愛よ君に届け」、サニーピースの「Hi5でピースサイン！」。これらは幕張ライブで初披露された曲ですが、月ストが逆境真っ只中のメインストーリーをベースに作られていて、感情移入を誘う曲なのに対し、サニピはこれまで散々アンセムをやってきた、ストーリーでも他グループに一歩も二歩も差をつけたが故の頭打ちを、正直感じました。いい曲なんですよ。でも、この曲じゃ多分残りのBIG4に勝てないですよね。

　9/8に配信されたのは小美山愛、赤崎こころ、鈴村優、奥山すみれ、kanaの「恋心 ああ無情」、franのソロ曲「CHOOSE ME CHOOSE ME」。これらも幕張ライブで初披露された曲。

　「恋心 ああ無情」はXで誰かがももクロっぽいと言っていましたが、なるほどその辺を意識しているのかも。賑やかで、心地よいゴチャゴチャ感。

　一方「CHOOSE ME CHOOSE ME」（ソロ曲でも曲名この路線なのね）。franらしい曲ですよね。スリクスのコンセプト「女性が憧れる女性」を体現する存在であるfran。いくつかのキーワードが頭に浮かびますが、一番しっくりくるのは「堂々たる」でしょう。歌詞を見なくてもそう感じるし、歌詞を見たら尚の事そう。激しいけれど、攻撃的じゃない。生き様を語る歌。良きアニメソングは「まとう」ことができるけれど、この曲も然り。この曲をまとったfranは絶対的に強く美しいし、貴方もそうかもしれない。

　人間やっぱり他人の何に一番格好いいと感じるかというと、姿勢であり態度。幕張ライブでのステージ上のLynnの姿が凄く格好良かったのをよく覚えていますが(本人は超緊張してたらしいですが)、この格好良さはソロじゃなきゃ出せない。franがここまでやった。井川葵のスフォルツァートもとんでもなかった。さて、神崎莉央がソロを歌う時、何を見せてくれるでしょう。ソロに関心が無いとは言っても、やるからには作中のファンが望む気高きパフォーマーのイメージを極限にまで具現化した楽曲を期待します。

初のZeppツアー開催も発表！ライブイベント“IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First”幕張公演で繰り広げた真夏のパーティーをレポートhttps://t.co/joTUs6ahd9 pic.twitter.com/XmM21OzzVB

— ANIME SEIYU (@animeseiyu) August 25, 2023