作画の良さが全てを埋めてしまう、それがチラムネ。[2025年秋アニメ視聴録]
視聴アニメリスト
- 東島丹三郎は仮面ライダーになりたい(1~13話)
- 不器用な先輩。
- 暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
- 千歳くんはラムネ瓶のなか(1~10話)
- ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール) (14~23話)
クール総括
各話評価
東島丹三郎は仮面ライダーになりたい(1~13話)
視聴メディア:dアニメストア
絵柄など作品の全体的な雰囲気は好みではなかったけれど、昭和ライダーが好きな身として見ざるを得ませんでした。1話を見て、嗚呼、これは哀しい中年男性の物語なんだな…と思って見るのをやめようかとも思いましたが、茅野愛衣も出るし…しかもタックル?ってことで2話以降も見てしまい、そこから尻上がりに面白くなっていきましたね。
個人的には歴代ライダーでV3が一番好きなのもあって、島村一葉に肩入れして見ていました。いいキャラですよね。トーナメントで勝てなかったのは、三葉はわざとって言ってましたけど、あれは素ですよね(ガチでわざとだったら熱かったけれど、まぁちょっと情けないところも魅力ではある)。勝利は二葉戦で見れたので良しとしましょう。
評価:4.30
不器用な先輩。
視聴メディア:dアニメストア
Lynn主演ということで見てみた作品。キャラクターデザインは色彩的には好みの範囲ではなかったけれど、顔面に限って言えば結構好きでした。とことん鉄輪先輩がかわいい作品でしたね。そのかわいさの最たるところをLynnが見事に表現していたと思います。亀川も鉄輪先輩の魅力を引き出せる良い相手役でしたし、周りも暖かい…まったり楽しめるアニメでしたね。
評価:4.25
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
視聴メディア:dアニメストア
何と言ってもキャラクターデザインですよね。これは本当に現代アニメなのか…っていうくらい僕好みなデザイン。アメリアがとことんかわいい。
ストーリーもいい感じに盛り上がって良かった。タイトルに反して司たちとの絡みがかなり少なかったのが残念と言えば残念ではありましたけどもね。
ただ・・・やっぱり最終的にこのアニメで一番印象に残ったのって、サラン団長なんですよね。なんなんでしょうあのキャラ。妙に艶めかしいというか…具体的にどうというのは自分でもわからないのですが、なんかやたら性的じゃなかったですか?あのキャラ。晶が執着するもんだから余計に。あと、クロウも尻尾が性的だと感じました。製作陣の癖(へき)がとても良く出ていたアニメだと思います。2期は…期待できないのかなぁ。
評価:3.75
千歳くんはラムネ瓶のなか(1~10話)
視聴メディア:dアニメストア
福井県が舞台で、以前から県をあげて盛り上げてきていただけにとても期待していた作品。キャラデザもIDOLY PRIDEのアニメと同じ木野下澄江で馴染みがありますし。8月にあった1話先行上映会も行きました。とにかく作画が良い。ストーリーについては2話の頭が大事かな、という印象でした。
結果…結論から書くと、春にロックレディが打ち立てた4.76という数字を超える4.90。1話以外全部評価5という当分超えられなさそうな新記録を作ってしまいました。ただ、完璧な作品だったかと言うとそうではなくて、やっぱり序盤の千歳はどうにも言動が鼻につくし、それを健太がまたあっさりと神認定してしまうし、夕湖の正直過ぎる物言いも拍車をかけるもんだから、感情移入しづらいってのはありました。それでも高評価し続けたのは、やっぱりヒロインの作画が神がかっていたのと、ところどころの福井ネタ。そして何だかんだ言っても結果的には千歳はちゃんと良いことをしている。欠点を補えるだけのものを持っていたんですよね。
ヒロインの中では、第一印象は断然悠月に魅力を感じていて、今も悠月とても良いと思いますが、回を追うごとに陽の魅力も光っていったと思うし、何と言っても明日風ですよね。いまだ謎めいたポエミーなキャラですが、安済知佳の好演もあって、ぐいぐい惹き込まれる感じがあります。早くメインとなるエピソードを見たいところ…。
今回、途中で放送延期があって、結局11~13話が春に配信される形となってしまいました。なのでこの4.90という数字はまだ下がるかもしれないし上がるかもしれません。2025年の年間大賞では参考記録として、2026年春に最終的な数字を出したいと思います。
評価:4.90
ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール) (14~23話)
視聴メディア:dアニメストア
レースの熾烈さは過去のどのウマ娘アニメと比べても抜群ですよね。一番熱かったのはジャパンカップ。タマモクロスとオベイユアマスター、どちらも声優が凄く頑張っていた…と言ったら失礼でしょうか。大空直美も石上静香も流石でしたね。石上静香は昔っから凄かったけれど、大空直美もすっかり実力派って感じですね。強い気迫を感じました。
評価:3.70
クール総括
視聴予定の全6作品のうち、5作品を完走。
MVP

『千歳くんはラムネ瓶のなか』の七瀬悠月。いや、上でも書いたように陽や明日風の方がキャラ的には好印象ではあるのですが、やはり今季中盤以降のヒロインは彼女でしょう。この作品は兎にも角にもビジュアルが強い。キャラデザも作画も文句のつけようがない。序盤は持ち上げられすぎてどうにも感情移入できなかった千歳も、ある種の同格(≠同類)だった彼女が本格的にストーリーに加わったことでようやく主人公らしい立ち位置に立つことができた感じもありますし。

次点は『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の島村一葉。僕自身が歴代ライダーでV3が一番好きというのもありますが、やっぱりいいキャラしてますよね。周りがみんなトレーニング積んでたり合気道やってたりして強さに説得力があるのに対し、この人はなんか勢いで強いというか。
あとは『不器用な先輩。』の鉄輪梓も特筆すべき良キャラでしたね。とにかくかわいい。性格や言動で可愛さを見せるタイプ。ビジュアルで圧倒する悠月とは対照的ですが、こういうキャラも好きです。
ベスト・アニソン
『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』より、VESPERBELLが歌うOP「一閃」です。低音と高音のデュエットが心地良いのもありますが、やはり暗殺者アニメの雰囲気に振り切った曲の良さでしょう。晶が本当の暗殺者になるかどうかの物語ですから、外向きの激しいバトル要素と内向きなナイーブな葛藤要素、両方混ぜ込んでますよね。素晴らしいと思います。こういう曲を出せる人たちなら、どんどんアニメの曲を作ってほしいですね。
次点は無し。今期は「一閃」一択でした。
ベスト・アクター
悩みました。『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』で岡田ユリコを演じた茅野愛衣、『不器用な先輩。』で鉄輪梓を演じたLynn、『千歳くんはラムネ瓶のなか』で西野明日風を演じた安済知佳、『ウマ娘 シンデレラグレイ』でタマモクロスを演じた大空直美、オベイユアマスターを演じた石上静香……今期は熱演をしてくれた声優がとても多かったです。全員にベスト・アクター賞を贈りたい…が、選ぶのはただ1人です。
決めました。茅野愛衣です。やはり10話での東島との壮絶なプロレs…戦いは今期アニメのベストバウトだったと思うし、元々万能ではあるけど、彼女自身も含めて、どちらかと言えば癒し系なイメージだった声優・茅野愛衣をあの回で完全にブチ壊してきましたよね。やっぱり決め手は、他を凌駕する「凄み」でした。
次点はLynn。毎回あの声で鉄輪先輩のかわいい部分を味わうのが楽しみでした。鉄輪先輩の魅力を語るうえでLynnの好演は外せないでしょう。素朴であるが故の次点でした。
あとがき
さて…流石にアンタッチャブルな感じの記録が生まれてしまいました。いや、生まれるでしょう。というのもチラムネはまだ11~13話を残していて、それは本来今期の一番おいしいところだったはずなので、4.90よりまだ数字が上がる可能性が高いということです。
上でも書いたように、ほんとに声優の好演が目立つ秋でした。キャラの魅力を一段も二段も押し上げるし、作品全体の空気をとても良いものにするし、やはりアニメは実力派声優を重用して欲しいし、そして若手声優が実力派に育っていくアニメ業界であって欲しいですね。
来期は特に期待作らしい期待作はありませんが、『わたなれ』の14~17話は大晦日にdアニメストアで配信開始されましたが、来期アニメとして扱う予定です。

