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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

REALOVE:REALIFE[スフィア]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況

REALOVE:REALIFEとは

2010年(平成22年)TVアニメ『いちばんうしろの大魔王』OPテーマ。
ブラック・スフィアは新たなる"自分ホンキ宣言"か。

データ

歌手: スフィア
作詞: 畑亜貴
作曲: 黒須克彦
編曲: 黒須克彦
レーベル: GloryHeaven(ランティス)
発売日: 2010年4月21日

レビュー

 これまでとことん爽やか路線で攻めてきたスフィアの、初めての攻撃的ロック。それと同時に、初めてのアニソンらしいアニソンでもあります。歌詞はアニメとは全くの無関係ですが、多少バトル要素があるアニメなら、ロックにすればアニメの主題歌として馴染んじゃう・・・という典型例。OP映像も格好良くて、いい感じにキマってます。

 作曲/編曲は、スフィアには結構多くの曲を提供している黒須克彦。他には「Treasures!!」、
「Dangerous girls」、「A.T.M.O.S.P.H.E.R.E」などなど。他のアーティストでは、平野綾の「LOVE★GUN」や「Unnamed world」、中川翔子の「happily ever after」ほか、ロックな曲を多く作っている作曲家さん。なお、公式サイトを見るとわかりますが、水樹奈々の曲などにもベーシストとして参加していたりします。

 ヴォーカルは、これまで以上にメンバーの個性が際立ってます。どこまでもストレートに"ツン"を貫く戸松遥に、今回の「ブラック・スフィア」の象徴とさえ言える黒さ、妖しさを発揮する高垣彩陽。寿美菜子から感じるのは、粘り気のある声と、言葉にし難い安定感。この人がいなかったら、おそらく軸のない浮ついた歌になっていたでしょうね。

 そして、そんな3人の黒い歌声に対し、徹底して"どこ吹く風"を貫いている豊崎愛生。曲に合わせて、大人びた歌声で攻めるかと思えば、全然そうじゃない。「お前はけーなか!」とツッコんでしまう(キャラクターを意識しているわけではないんでしょうけどね)。この"どこ吹く風"は強烈なアクセントであり、スフィアの大きな武器。『けいおん!!』の「GO!GO!MANIAC」と併せて聴いていただきたい・・・!

 より明確化された各メンバーの個性と役どころ。声優がユニットを組んで歌うキャラソンは今時決して珍しくはないですが、それらとの決定的違いは、スフィアには積み重ねがあるということ。それはやり方次第でマンネリと捉えられ兼ねないものですが、彼女らから感じるのは、歌手をやっている時でさえ失われることのない、役者としてのオーラ。演じる対象・・・作詞家や作曲家も固定されていないスフィアならば、今後も退屈させられることはなさそうです。

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スフィア
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どうでもいい余談

 この曲が好きなら、1ヶ月前に発売された「THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL」の「DEAD or ALIVE」もオススメ。

もっとどうでもいい余談

 戸松パートは戸松パートでよし!高垣パートは高垣パートでよし!・・・ただ、それでも欲を言えば、照屋栄子の声でこの二つのパートを聴いてみたいとは思いませんか(´~`)!

歌詞

 REALOVE:REALIFEの歌詞(歌詞タイム)

カラオケ選曲No.(2010/05/14時点)

DAM: 3375-10
JOY: 128363
UGA: 6162-01

   
カテゴリ: [戸松遥][いちばんうしろの大魔王][寿美菜子][2010’s作品][スフィア][高垣彩陽][豊崎愛生]
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