渚のSHOOTING STAR[戸松遥]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況

2010年09月13日 19:01 更新

カテゴリ: [2010’sノンタイアップ][戸松遥][2010’s作品]
タグ： [とまっちゃん][ハルカス]

渚のSHOOTING STARとは

2010年（平成22年）ノンタイアップ
戸松遥6thシングル。
天真爛漫、アメリカン！

データ

歌手: 戸松遥
作詞: 古屋真
作曲: 大隈知宇
編曲: 古川貴浩
コーラス: AJI
ディレクター: 串崎元（directiv）
レーベル: ミュージックレイン
発売日: 2010/08/04

レビュー

　これまで、演じるように歌うのが持ち味だった戸松遥。しかしこの曲は・・・と言うと、実に自然体。これまでスフィアの活動等で、圧倒的な元気っこぶりを発揮してきただけに、この曲は戸松遥そのものだ・・・と思わせるものがありますよね。

　「パッパッパッ」と擬音で始まる歌詞はバカっぽい印象を与えますが、曲全体で言えば明るくて陽気だけど、どこか落ち着きがあります。夏の屋外の空気感だけど、コーラスがそよ風のようで心地いい。

　サビのベースが格好いいんですよね。編曲は「自己中男」でおなじみの、ベーシスト古川貴浩。なるほど、自己中男もこの曲も、ミスタードーナツあたりで流れていそうな雰囲気は近いものがあります。アメリカの西海岸？こういう音楽の発祥がどこなのかはわかりませんけど。ちなみに作曲の大隈知宇は『家庭教師ヒットマンREBORN!』でいくつか曲を書いてる作曲家さん。よくぞこれほどキャッチーなメロディーのサビをつくってくれたものです。これはクセになる・・・！

　何と言っても、この曲のPVは必見。テクニックがどうこうじゃなくて、この抜群のスタイルを誇る戸松遥が笑顔で踊っているだけの映像が、これほどまでに"いいもの"だとは。それから、いちいち揺れるポニーテールもクセモノ。世界広しと言えど、戸松遥ほどポニーテールの似合う人はいません・・・！ちなみに、スフィアのPVやライブでたびたび見せる「戸松ジャンプ」も見れるので、要チェック。

　2番の後の間奏のコーラスが大好きなのは僕だけでしょうか。「STST～」ってやつです。PVでも、このパートのダンスは凝っていて、ちょっとした見どころ。この曲の魅力を語る上で、戸松遥のヴォーカル、キャッチーなメロディー、ベースラインと並んでこのコーラスもはずせません。

　2010年夏、この季節らしいハジケたアニソン系の曲はいくつか発売されています。茅原実里、May'n、angela・・・それらはセールス的にはこの曲を上回りましたが、聴き心地で言えば全く負けていない・・・「圧倒している」と断言できる人さえ、いるかと思います。彼女らは巧い。圧倒的に巧いけれど、その歌唱力をも凌駕するのが、戸松遥の楽曲に対する"融和力"。

　アルバム「Rainbow Road」をレビューしていた頃は、戸松遥にもっと歌唱力を上げていって欲しいと思っていました。が、この人には何よりも自然に曲に入り込む力がある。この"融和力"が、格好いい系の曲でどう化けるかが見てみたいと思うのは僕だけでしょうか。「REALOVE:REALIFE」の1番Aメロでその片鱗を見せていますが、これをソロで聴きたい。「Counter Attack」ではまだ軽い！よりパワフルなロックもいけるんじゃないでしょうか。そんな期待もできますよね。

Amazonのレビューもどうぞ。