何故2クール目のCD売上は落ちるのか。2012年夏アニソンOP/ED CD売上レース11
注:3週間後以降発売のCDは省略。黄緑は初登場のCD。水色は今週脱落したCD。
CD売上グラフ考察
今週はウィークリーチャートが急激に低レベル化したため、先週脱落していた『カンピオーネ!』ED、『アクセル・ワールド』2ndEDなどが復活。売上が300枚未満で、脱落していてもおかしくない数字だった『織田信奈の野望』OPなど寿命を伸ばしたCDもあります。あと1週残ればキリのいい10週ですが・・・流石に厳しいかなぁ。
『じょしらく』EDは『ゆるゆり♪♪』を抜いて3位に浮上。1位『DOG DAYS'』OPと2位『ソードアート・オンライン』OPの差が約3万。2位『SAO』OPと3位『じょしらく』EDの差も約3万・・・3万枚以上売れてるCDは5枚だけということを考えれば、とんでもない差です。今更な話ではありますが・・・
アニメ合算CD売上グラフ
OPが好調な『エウレカセブンAO』が『人類は衰退しました』、『夏雪ランデブー』を抜いて12位に浮上。FLOWは前作の『交響詩篇エウレカセブン』に『コードギアス』・・・所謂アニソン歌手としてカテゴライズされてない歌手の中では頭一つ抜けてオタクに愛されてる印象。
『貧乏神が!』が脱落したことで『氷菓』が15位に浮上。『氷菓』は1クール目ではOP/ED合算で2万枚以上売れており、2クール目では半分以下にダウンしています。『アクセル・ワールド』も1クール目と比べて売上が半分以下に落ちていますが、ALTIMAの2ndOPは初動が低調だった割にはジワジワ売れていますし、歌手の元々の人気の差が大きな要因である可能性も高そうです。May'n&KOTOKOと、ALTIMA&三澤紗千香では流石にファン数が違い過ぎるでしょう。
2クールアニメは分割にせよそうでないにせよ、2クール目の方が売れたという事例は最近では『エウレカセブンAO』、『ゆるゆり♪♪』くらいしか思いつきません(ゆるゆりの場合は「2クール目」ではなく「2期」だから別に考えるべきかもしれませんが)。売上が落ちるということ自体は、途中で視聴をやめる人は絶対に出てきますし、自然なことですが、2クール目のOP/EDが1クール目の雰囲気を継承した上で作られているとすれば、(特に歌手が同じ人の場合)インパクトの点で負けてしまうのもまた、自然なこと。
しかし・・・いち視聴者として無責任なことを言っちゃうと、そういう宿命をもった2ndOP/EDを名曲に仕立てる演出がアニメ側にあるとまた違うのかなぁ、なんて思ったりします。第一話のEDにOP曲を流すアニメは少なくないですが、そういう演出が2クール目にもあっていいのかな、なんて・・・(追ってるアニメの数がそんなに多いわけではないので、「そういう例はあるよ」と言われるとグゥの音も出ません)