日笠陽子の『進撃の巨人』ED売上を徹底分析。グラフで見るアニソンオリコンウィークリー[2013/05/20付]

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お題

・fripSideは大復活。しかし超電磁砲専属で終わるユニットじゃないよな？
・[徹底分析]日笠陽子の『進撃の巨人』ED売上をどう見るか。
・angelaのアルバム、1万枚突破。

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アニソンシングル売上分析

　fripSideの『とある科学の超電磁砲S』OPの初動が約2.72万枚。fripSideとしてはここ2年以上初動1万を超えることすら無く、リリース量も減り低迷していました(ALTIMAの活動も影響していたのかも知れません)が、今回は過去最高の初動だった「LEVEL5 -judgelight-」には及ばなかったものの「only my railgun」超えを果たしています。

　この結果は、fripSideの健在ぶりを示したというよりは、超電磁砲の人気が全く衰えていないことを証明したと言っていいでしょう。キャッチーな八木沼節は間違いなく売上に影響しているとは思いますが、初動で2万を超える数字を出すには、より安定したアーティスト活動(堀江・田村レベル)か、タイアップ作品の圧倒的人気が必要。

　fripSideには、今後も超電磁砲に限らずアニメ主題歌をリリースして欲しいですね。これだけアニメ本数が多い昨今でもジェネオンの枠というのはそう多くはありませんが、「昨今のアニオタなら大抵知ってる」曲を持ってるアーティストはそんなに多くないですし、超電磁砲(ほぼ)専属で終わるのは・・・あまりにも勿体ないじゃないですか。

[徹底分析]
　日笠陽子のデビューシングル「美しき残酷な世界」は『進撃の巨人』のEDと考えると物足りない数字。CD発売時の記事でも書きましたが、OPが大きな話題になっている一方で、EDが存在感を示すことができていないんですよね。クールダウンの役割を担うタイプのED曲ですし、作品のパーツとしての役割はしっかり果たしているのだから仕方ない・・・とも言えますが、OPが先行発売、あるいは同時発売していれば全く違った数字になっていたはずで、これはポニーキャニオンの失策だと思います。

　似た例を挙げると、昨年の『戦姫絶唱シンフォギア』ED。水樹奈々のOPが大ヒットした一方で、先行して発売された高垣彩陽のEDは1万枚にも届きませんでした。ただし、シンフォギアの場合はOPがキングレコード、EDがSMEが系列のミュージックレインと異なっていたので、わざわざキングが助け舟を出す必要性はありませんでした。『進撃の巨人』はOP・ED共にポニキャンですからね・・・

　また、日笠陽子はデビュー後数ヶ月のリリース予定がだいぶ早い段階で決まっていたでしょうし、OPがどれほどのデキであろうと、既に発売時期をどうこうできる状況ではなかったはず。デビュー時に中長期的プロジェクトを組むことは、アーティストサイドで完結する場合は有効でしょうが、タイアップ作品が絡むと機会を逸するケースもある、ということですね。
参考：ナタリー - 日笠陽子、ソロプロジェクト始動で3カ月連続リリース

　ただし、タイアップ効果はジワジワ効いてくるはずで、累計はいい感じに伸びてくれると予想します。初動が(他声優と比較して)弱いのは上述の問題に限らず、アイドル要素を押し出していないことも要因で、その分2週目以降のライト層の購入が期待できます。小倉唯は日笠陽子より約6000枚も高い初動を叩きだしましたが、日笠がなんとかジワジワ売れ続け、OP発売まで生き残ることができることができれば・・・ひょっとしたら初動の倍以上・・・累計2万枚超えで小倉唯といい勝負ができるかもしれません。

あ・・・何気にRO-KYU-BU!の最年少VS最年長の対決ですね（爆）

ランキング (下二桁は切り捨て)

主なアニソンアルバム売上分析

　『革命機ヴァルヴレイヴ』EDが収録されているangelaアルバムが1万枚突破。来週は既にデイリーの結果から大ヒットが確定しているOPが発売されますが、EDが収録されているとは言えアルバムは高価ですからね・・・ついで買い効果はあまり期待できないでしょう。一方、楽曲バラ売りの配信で高い売上を出している可能性はありますが、オリコンでは数字が解らないのが残念。

参考

オリコンランキング情報サービス「you大樹」

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