petit miladyの1stアルバムは「ライオン」の再来だ！2014/05/07頃発売のアニソンCD／アニメBD

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イチオシCD

　いやはや・・・petit miladyは化けましたね。ZERO-Aが新興レーベルだったこともあり、最初は「全然わかってない・・・悠木碧と組ませるなら早見沙織一択だろ！」ぐらいに思っていましたが、スタッフの本気度を完全にナメてました。クールな楽曲の中での、声優同士の個性のぶつけ合いと、寄り添い・・・僕がここ数年ずっと求めていた音楽がここにあったのです。

　これまで、「この人達が組めば、どれだけ素晴らしい歌になるんだろう」と期待させてくれたユニットはいくつかありました。しかし・・・ARTERY VEINは商業的に成功できないままフェードアウト。スフィアは5年やっても、いまだほとんど無難な曲ばかり。petit miladyとスフィアとの決定的違いは、素材を活かした楽曲作りができているか。「100％サイダーガール」や「スキ キライ キライ 大スキ」のような、見た目通りの可愛らしい曲から「カサナリアル」や今回の新曲「Ma Chérie」のように力強くクールな曲まで、「らしさ」を大切にしながらも、そこから更に新しい可能性を引き出してみせる。「Ma Chérie」は『マクロスF』の「ライオン」をバリバリに意識しています。似ていると言うのは簡単ですが、歌うのは難しい。多忙な2人に歌わせることも難しいはず。

　売れっ子2人の人気にあぐらをかくどころか、難解な曲を与えてポテンシャルをここまで引き出してみせる、極めて優秀な人物・・・それがチーフ・プロデューサーの喜本孝なのか、A&Rの工藤智美なのか・・・この人、昔スペクラで平野綾や明坂聡美のマネージャーやってた工藤さんですよ。ついこないだドワンゴに転職したと思ってたのに、なんでZERO-AでA&Rやってるんですかね・・・そういやバスツアーの件とか、色々無茶する人だったなぁ・・・（爆）

まぁ、今回も売り方はナメてるとは思いますけどね。僕はBD付の初回限定盤だけ買いました。

　一方で、「こんな凄い主題歌を持てるアニメは幸せだよな」というレベルに到達している感のあるLiSA。SME／アニプレックスの歌手陣でも最も激しい音楽をやれる存在。ClariSも藍井エイルも充分過ぎるくらいのヒットメーカーですが、アニプレックスが(すっかり死語ですが)「覇権」を獲る気で送り出すバトルアニメにはLiSAの存在が外せないわけです。今回の『魔法科高校の劣等生』もそう。

　いやー・・・プチミレのせいで、「LiSAと藍井エイルのデュエットとか、やんないかな・・・」とか思っちゃいますね。格好いいヴォーカルという意味では桁違いですし、専業ならではの個性のぶつけ合いとか、凄く燃えると思いませんか。

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