『だがしかし』EDは人選○、『アクティヴレイド』OPは人選×。2016/01/27頃発売のアニソンCD／アニメBD

Tweet

アニメ主題歌CD

　相坂優歌については、これまでの評価と今後への期待を正直に書かせてもらいました。まぁ、滅茶苦茶期待してるってことです。

　竹達彩奈8thシングルは『だがしかし』ED。第一印象は平凡かなーとも思いましたが、アニメ3話でED映像が完成？して俄然印象が変わりました。疾走感、ドタバタ感溢れるノリのいい曲。竹達彩奈の歌自体は割と抑揚がないのですが、やしきんの作った曲・・・特にAメロの前と途中(デーデッ！ってやつ)、Bメロ後半でメリハリをつけようとしているのがアニメEDを見ているうちに解ってきて、本人のMusicVideoを見てもやっぱりそう。これは竹達本人の個性とアニメの個性が一致した、タイアップの成功例。今後どれくらい音楽活動を続けるかはわかりませんが、大切にして欲しい1曲です。

　・・・しかしながら、売上(初動6000枚足らず)の方はパッとしませんね。アニメ本編も好評だと思うのですが、竹達本人の人気の方が落ち着いているのかな？同時発売のアニメ主題歌CDの中では一番ですし、健闘していると言えばしているのですが、こんなもんじゃないだろ？という思いはあります。まぁ僕もED完成するまで魅力が解らなかったですし、今後ジワジワ売れてくれることを期待したいです。

　鈴木このみ9thシングルは『ブブキ・ブランキ』OP。格好いい。『わたモテ』のOPを真面目にやった感じと言えば近いかな。売上で言えば初動は3000枚にも届かず・・・声優と比べると露出が弱いためか、『ブブキ～』というアニメがキャラの魅力で売る作品ではないためか。露出云々に関しては、今週Suaraが4000枚以上売ってるので理由にならないかもしれませんけども。YouTubeのMusicVideoのコメント欄見てると、やっぱり「こんなに凄いのに、なんで・・・」って感じてる人はいるんですよね。「この歌いいね！」ではお金は落ちないってことでしょう。「この人素敵！」じゃないと。具体的にどうしろってのは難しいですけど、売り方に工夫が必要なのかも。

　若手声優の中では指折りの歌唱力であろう相坂優歌のデビューシングル。この人の名前を知ったのは『桜Trick』で、印象を持ったのは『俺、ツインテールになります。』のキャラソン。一緒に歌った上坂すみれ、赤﨑千夏と比べると、圧倒的に上手かった・・・けれども、クセになって聴いてしまうのは2人の方。声優としても、声もいいし、上手いけど・・・という印象だったことは正直に書いておきます。そんな印象は今回の「透明な夜空」という曲そのものにも言えてしまう。感情を歌に乗せるテクニックとか卓越しているのに、どうにも心に響かない・・・

　・・・が、c/w曲の「Impulse」を聴くと印象が変わってくる。何故これを『アクティヴレイド』のOPにしなかった！これがOPだったら印象ぜんぜん違うぞ！CDも倍は軽く売れてたんじゃないでしょうか。OPのAKINO起用は後のパチンコ化への布石だと思うのですが、はっきり言ってアニメに全然合っていない。あのハイトーンはもっとファンタジックな世界観でこそ映えるでしょうに。この「Impulse」、せめて挿入歌で使われることを願います。・・・いい曲を聴くと歌手への興味も出やすいし、そのプロセスを経て「透明な夜空」を聴くと、これが凄くいい曲に思えてくる。僕はそういうハマり方をしました。

　初動が2000枚ちょい。『落第騎士の英雄譚』ラジオで「アイドル声優ではない」と語っていましたが・・・音楽活動を継続するためには、やっぱりある程度のアイドル的人気が必要。「いい歌だから」以上に「この人の歌だから」で買わせないと、とても続かない。やっぱりアニメの出演本数が増えてくれないと、存在感を発揮しないと、世間が相坂優歌を認知してくれない。逆に言えば、声優の音楽活動のPRなんてのは、それさえできれば9割方OKでしょう。色んな役を演じて、もっと尖ったところが見たい。声優としても歌手としても、しっかりとした基礎を感じるからこそ、その先のウデを見たい。ポテンシャルは間違いなくあります。

非アニメタイアップCD

　畑亜貴、田代智一、黒須克彦、田淵智也のプロデュースチーム、Q-MHz。ヴォーカルの面々は上の表の通り。東山奈央以外はソロでアーティスト活動をしている人たちですが、皆レーベルが違うのは偶然でしょうか。

キャラソン／挿入歌CD etc

PICK UPラジオ／ドラマCD／サントラ

音楽／実写BD

戸松遥 出演アニメBD

PICK UP アニメBD