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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

戸松遥 5th Live tour 2018 ~COLORFUL GIFT to YOU~ Zepp Tokyo (2018/08/19) レポート

2018年10月23日 00:26 更新                  
カテゴリ: [ライブレポート][戸松遥]

目次

  1. セットリスト
  2. ステージの感想
  3. 戸松遥への雑感
  4. どうでもいい余談

セットリスト

1. モノクロ
2. 痛快!ロマンチッカー
3. motto☆派手にね!
4. Marble
5. 約束 ダーリン
6. 恋ヲウチヌケ
7. あなたの幸せに私がなれるなら
8. Two of us
9. 七色みちしるべ
10. ラブローラーコースター
11. Girls, Be Ambitious.
12. 有頂天トラベラー
13. courage
14. シンデレラ☆シンフォニー
15. Q&A リサイタル!
16. Boom Boom Typhoon !
17. STEP A GO! GO!
18. オレンジレボリューション

アンコール
EN1. Baby Baby Love
EN2. 色彩日記

ステージの感想

 ライブのスタートから驚かせてくれました。暗いステージにバンドメンバーたちが現れるのがうっすらと見え、いよいよ幕が上がり1曲目が始まるのか・・・と思ったら、違う!その透明な幕はステージと客席を分けるものではなく、透明なスクリーンだった!事前に、演出のためにブレード消灯のお願いのアナウンスがあって、ライブが始まった時は「ああ、モノクロだから色は不要なんだな」と思っていたけれど、このスクリーンを使うのに都合が悪かったんだってことにライブ終了後に気づきました。

 デスクトップ・リスニングがもっぱらなアニメソング・フリークである大鋼にとって、正直なところノンタイアップ曲の「モノクロ」はリリース当時は「格好いいな、うん・・・」で終わっていた曲なんですよ。聴き返すこともほとんど無かった。ただ、ライブで聴くこの曲はあまりに格好よくて・・・戸松遥の衣装も格好良くキマっていたし、スクリーン演出も素晴らしかったし、照明も色彩的にまさにモノクロだったし、のっけから「ライブの良さ」というものを味わわせてもらいました。まぁ気分的にはまだ「お客さん」モードでしたけどね。

 予習不足が否めなかった今回、アルバム曲のコール&レスポンスにはあまり参加できなかったけれど、そんな自分にとって3曲目で定番の「motto☆派手にね!」が来てくれたのは本当に助かりました。この曲を生で聴くのはリスアニライブ、オレンジロード神戸に続いて3度目になります。7年前から「手足の長い戸松遥はイントロの振り付けでしっかり足を上げないと、見ててモヤッとしてしまう」ってのが持論だったのですが、今回は衣装もスカートでしたし、彼女が20代に入ったばかりの頃の理想を今も押し付けるのは流石に酷かな、とも思いました。まぁ、そんなことは歌が終わってから思ったことで、歌ってる最中は、7年ぶりにこの名曲を生で聴けたこと、ようやく自分の中でエンジンがかかってきたことが嬉しくてしょうがなかったなぁ。

 「サメ寿司」は強烈なインパクトを残していきましたね。客いじりが凄かったなぁ。あと「オフクロ」(爆)中の人は噂通り、高垣彩陽の弟の芸人・タカガキだったようで。ググってみたら顔そっくりだ(爆)それにしても、衣装チェンジ中にサメ寿司に喋らせて、ライブ再開の度にスクリーン演出をやる。サメ寿司にブレード消灯のお願いをさせる・・・うまいライブ構成ですよね。「モノクロ」、「あなたの幸せに私がなれるなら」、「courage」・・・どれもスクリーン演出をやる説得力を持った楽曲だったし、スクリーン演出とMCによってセパレイトされた楽曲群はバラードコーナーだったり定番のシングル曲だったり、ともかくすべてが計算づくの完璧なライブ構成になっていましたよね。まぁ、スクリーン演出は格好いい一方で、客席とステージに距離を感じてしまう側面もあり、全肯定できるかと言うとそうでもないのですが・・・どちらかと言えば新しい試みを見れて良かった、と思いの方が大きいかな。

 「Girls, Be Ambitious.」は本当にライブ映えするというか・・・「motto~」にも「Baby Baby Love」にも言えることですが、初期の戸松遥の代表曲は振り付けが本当に印象的なものが多い。あと、飛べる(爆)後ろの人に悪いかな・・・と思いつつも、まぁ頻度は多くないし、予習不足の大鋼でも飛ぶようなところは後ろの人も飛ぶだろ、と思いつつ。

 「有頂天トラベラー」は・・・アニメのED映像は好きだったけれど、CD音源を聴いてもクるものは無かったし、何より昨年11月11日のスフィアライブで、最悪の音響で、ステージ上の戸松遥が豆粒程度にしか見えない遠い席で聴いていたロクでもない思い出があるので、正直いい印象が全く無い曲だったのですが・・・良席で、周りが戸松遥ファンしかいない会場で味わうこの曲は、なんて楽しい曲なんだろう・・・と。キューピーのCMで流れていそうな「パーパパー・・・」ってけだるいフレーズも、ライブでは一緒に歌うことが凄く楽しい。予習不足でも記憶にはしっかり残っているくらいシンプルな曲だったことも大きい。そして、この曲も飛べる!(爆)

 戸松遥最大のヒット曲である「courage」。やっぱり格好良かったなぁ・・・この曲も最初に聴いた時は「GARNET CROWかな?」なんて思ったものですが、やっぱり耳が慣れてくると、『マザーズ・ロザリオ』の思い出もあってか、特別な何かを感じるようになりますよね。なので、生で聴くのは初めてですが、テンションが上がる確信はありました。まぁ、実はじっくり聴きたい系の曲だよな、とも思いますけどね。ともあれ、この「courage」からの展開はもう、予習がどうとかは関係ない。そこにあったのは、ただただ「熱」の空間でした。

 「シンデレラ☆シンフォニー」はMusicVideoが好きだったんですよ。最近では『ハルカウエノセカイ』で流れるアルバムのCMでよく見ていたので、久々に聴いたりもしていました。この曲も近年の曲では振り付けの印象が強い曲です。ただ、前から5列目の席ともなると、周りが猛者ばっかりだったからかなぁ・・・この曲以外だけでなく、どの曲にも言えることですが、前の人達みんな振りコピ完璧なんですよね(爆)となるとリズムに合わせてブレード振るのはちょっと寂しいし、かと言って見よう見まねで振りコピしてみても乗り遅れるし、そもそも歌を楽しむどころじゃなくなって本末転倒になっちゃったなぁ・・・と少し反省。それでも、このライブで強く印象に残った「素敵なレディー」戸松遥を象徴する曲だったと確信を持って言えます。

 「courage」が戸松遥最大のヒット曲なら、「Q&Aリサイタル!」は多くの人が認める代表曲でしょう。ライブ映えという点では他の曲の追随を許さぬ名曲で、これまでライブ映像は何度も見てきました。実際にライブで味わうのは初めてでしたが、こういう曲で「楽しみ方を知ってる」ってのはやはり大きいですね。雑念無く、熱の渦の中で弾けることができる。

 「Boom Boom Typhoon !」は事前に予告されていたタオル曲。この曲は・・・腕が疲れた(爆)しかしまぁ、この曲もCDを聴いていても「熱いか・・・?」と思っていたのですが、ライブで化けますねぇ、本当。ライブ会場特有の音圧のおかげでもあるし、客席からのコールも凄かったです。個人的な考えとして、アーティスト活動10周年ともなるとアイドル的人気は落ち着き、熱狂的なファンは若い声優に移っていき、落ち着いた大人なファンが残るから、ああいうコールは新しい曲になるほど無くなっていく・・・なんて偏見を持ってたんですよ。でも、全然そうじゃなかったですね。今回のライブで強く印象に残ったことの一つです。

 「STEP A GO! GO!」、これも「シンデレラ~」同様『ハルカウエノセカイ』でのCMが印象に残っていました。まぁ大鋼自身、昔バスケをやっていましたし、CDが出た頃から割と好きな曲ではあったんですけどね。「えぇぇぇぇぇぇぇ」をやれて満足。そうそう、MC中に何度もあった「エビバディ」(爆)1発目は反応できなかったですけど、あれも面白かったですね。

 そして、今回のライブで最高に楽しかったのが「オレンジレボリューション」。実は一番楽しみにしていたのもこの曲。この曲のMusicVideoを初めて見た時に「これだよ!これがようやく来てくれたよ!」と思ったものです。戸松遥のスタイルの良さを最大限に活かした振り付け!ノリノリでゴキゲンなこれまで築き上げてきた戸松遥らしさの爆発!あと、ポニーテール!(爆)まぁMusicVideoの話はいいとしても、あのサビの終わりの走り出すような動きをやるのは、今回の大きな目的の一つだったので、それを最高の自分で達成できた時点で完全に満たされちゃいました。ただ、それまでの曲であれほど完璧な振りコピを披露していた前の列の人たちが誰一人やってなかったのは何だったんだろう・・・個人的には「自分だけやってる!」って悦に浸れたので良しとしても(爆)

 アンコール叫ぶのも随分久しぶりだったなぁ・・・最初は他の人達に任せてましたけど、あの時間の70%くらいは休まず叫んでた気がします。そこで気になったのが、もうバンドメンバーがステージに戻ってきてるのが結構はっきりと視認できているけど照明は薄暗いままで、「このまま続けるべきなのか・・・?」となっちゃったこと。アンコールってそんなもんでしたっけ?

 アンコール1曲目「Baby Baby Love」。この曲と「motto~」「Girls, Be~ 」、そして「七色みちしるべ」の4曲は、「リスアニライブ2010」「オレンジロード神戸」と今回・・・大鋼が参加した計3度のライブすべて歌われている曲。8年前から変わらず歌われ続けている曲がこんなにあるんですね。でも、曲は変わらずとも、歌ってる人には時間の経過があるんですよ。成長に伴い、味わいが変わってくる。そしてそれを聴いている人間も同じ時間を重ねている。聴こえ方も変わるだろうし、そこに感慨も生まれる。つくづく思います・・・10年後も新たな魅力をまといながら、指で作ったL字を回し続けて欲しい、と。

 そして最後の曲「色彩日記」。「七色みちしるべ」へのアンサーソング・・・ではないけれども、特別な曲ですよね。感情の吐露、という意味では、曲調こそ間逆ながら、むしろ「明日色ひまわり」の系譜かもしれません。いずれにせよ「色」がキーワードとなるメモリアル・ソング。基本的には消灯していたけれど、2番のBメロではハルカスブレードIIを点けました。

 「オレンジは勇気をくれる色」・・・個人的なポリシーですが、大鋼は戸松遥を応援するためにライブ会場に足を運んだのではありません。パフォーマンスを楽しみに来ました。それは断言しておきます。健気なファンではないから。ただ・・・このモノグサで筆の遅い人間は、かれこれ7年もソロライブから遠ざかり、何度か送ってみようかと考えたラジオへのメールもただの1度も投稿せず、あまりにも受け身な楽しみ方をしてきた・・・そういう実感は間違いなくあったのです。ブログでのデータ語りも、もう随分やっていません。彼女の10年に渡る頑張りに対して、そうドライでいられるわけでもなく、たまにはこちらから何か意思表示はしたいし、するべきだ、と。自分だって、遠いところで同じ年月を重ねてきた人間ですからね。そんな思いをオレンジに込めることができて、本当によかった。

 そう言えば、大鋼は参加していませんが、中野サンプラザでは客席で虹を作ることに成功したようで、良かったです。そういうことを企画する人間にはなれそうもないから、企画者の人たちには心から敬意を表します。

戸松遥への雑感

 以前ラジオでも言っていたかと思いますが、実際に目の前で聴くことができた「一生表現者でありたい」という言葉。これが何よりも嬉しい。ここ最近は若手声優の引退が相次いでいます。戸松遥は明確に「成功者」であるから彼女たちとは違うけれど、ここから先、主人公やヒロインを演じることも減っていくとは思います。世代交代がないことは業界、ミュージックレインにとっては不健全。まぁ、流れに抗って欲しいとは思っていますけどもね。

 昨今、豊崎愛生がヒールキャラという新境地を開拓した一方で、戸松遥も低音気味のキャラが増えつつはありますが「変わらないなぁ・・・」とも。ゼロツーなんて、いかにも新人が抜擢されそうなキャラですよ。かつてのララやナギのように。「あんなの新人に演じきれないでしょ!?」と思うかもしれませんが、それは戸松遥のパフォーマンスを味わってしまったからでしょう。回想シーンや感情を露わにするシーンなどは戸松遥の腕が冴えわたる見せ場。・・・ただ、個人的に驚いたのはそれ以外のありふれたシーン。なんてみずみずしい、青さのある芝居をするんだろう・・・と。それが「成長していない」でないことは言うまでもなく。実は、その感覚は『宇宙よりも遠い場所』での花澤香菜にも覚えていて、共演していなくても技術的な部分で戦友は繋がっているのかなぁ・・・と感じました。考え過ぎかもしれませんけど(爆)

 "僕がステージ上に見た女性は、「戸松ちゃん」じゃなくて、「はるちゃん」だった・・・"・・・7年前のライブレポートで、そう書きました。スマートな美人のルックスという印象以上に、実物がかわいらしかったから、そう表現しました。今回はまったく逆でしたね。「はるちゃん」よりも「戸松さん」がしっくりくる・・・そう感じました。歌の安定感は7年前とは天と地の差でしたね。かつては隠しきれなかった声の弱さが、今はもう無い。力強く歌い切ることができるようになった。

 本人が最近(大鋼が気づいたのは、スフィア充電期間突入後の2017年末頃から)「ベテランアイドル」という言葉を使うようになりましたよね。これまではアイドルという言葉自体、使ってこなかった。初期の頃は自嘲気味に「スーパー声優」を名乗っていたし、その後もスフィアを「声優ユニット」と呼んでいたと記憶しています。それが何故今になってアイドルを自称するようになったのか・・・思うに、一つは、ようやく声優としての実績に自信を持てるようになったんじゃないでしょうか。自分(たち)はあくまで声優なんだ、という矜持があったと思うけれども、そんなことにこだわらなくても声優であることはもう揺るぎない・・・ということではないでしょうか。それと同時に、スフィアやソロでのアーティスト活動も10周年を迎えられるまでやった。ここまでやって認めないのは、ファンにも自分にも失礼だ・・・とまぁ、そんな思いがあったかどうかは解りませんが、少なくとも心に余裕ができたのは確かでしょうね。

 そんな戸松遥のソロ・アーティスト活動が転換期にあることはステージを見ていて察することができました。衣装や髪型は明らかに大人を意識していましたよね。今思えば『声ガール!』での立ち位置が一番解りやすいけれども、「先輩」として見られることが増えたことですし、一目置かれる声優になったのも間違いない。そんなところから、戸松遥像が今後どうあるべきなのかを模索しているのかな、と。だから、「オレンジレボリューション」は天真爛漫な戸松遥の集大成だと思ってるし、今後はこういう新曲は作られなくなるかもしれない。まぁ、うまく脱皮に成功して新しい魅力を見せてくれたとしても、「やっぱりこれしかありませんでした」で元気にポニーテールを見せてくれたとしても、個人的にはどちらでも良いです。根幹はきっと変わらないでしょう。その変わらない部分が個性だと思っています。

 先日、沢田研二のライブドタキャン事件がありました。「ふざけた話だなぁ」と思っていたけれど、twitterではあれを「沢田研二らしいなぁ」と感じる人もいたようで・・・だとしたら、外野の人間がとやかく言うことではないのかもしれないな、と思ったのです。もちろん、怒ったファンもいて当然だと思うんですけどね(爆)何が言いたいかというと、良い事であれ悪い事であれ、「らしさ」を見てホッとする事ってあると思うんです。次元が違う例えではありますが、今後30代40代と年齢を重ねていった戸松遥がトークイベントで使ってたブランケットを1人だけ畳まずグチャグチャにして放置して帰ったとして、若いファンはドン引きするかもしれないけれど、きっと自分は「変わってないなぁ」って笑える自信があるんですよ。(何いってだこいつって思った人はニコニコで「ガールフレンド(仮) 2周年」とかで検索したら何か出てくるかもしれません)

 「表現者」が曖昧な表現であることは理解しています。即ち・・・アニメ業界がこの先どうなっていくのかは解らないし、CDも基本的には徐々に売上を落としている。音楽活動を続けられる保証はどこにも無いんですよね。だから、今やっている仕事の根底での共通点「表現」をする者であり続けたいということだと思います。表現者であることは彼女のアイデンティティであり、変わらない部分・・・個性。だとすれば、彼女の仕事ぶりを10年先も20年先も注目できる。「ずっと応援します!」なんて健気なことは言いません。戸松遥の表現が持つ魅力に対して、わざわざ宣言しなくても、その程度の信頼はたやすくできるということです。

どうでもいい余談

 ここまで書いてきたとおり、大鋼は熱心なファンではありません。戸松遥のソロライブに参加したのは7年前・・・2011年の7月17日の神戸。他でもない、戸松遥の初のソロライブツアーの初日。それから、2013年の劇場版『花咲くいろは』舞台挨拶、2017年の11月11日幕張のスフィアライブ、12月9日『ガールフレンド(仮)』5th ANNIVERSARY LIVE・・・と何度か彼女の姿をこの目で見てきました。

戸松遥 first live tour 2011「オレンジ☆ロード」神戸公演 (2011/07/17) レポート

 7年間もの間ソロライブに参加しなかったのは興味を失ったからではありません。色々な余裕が無かったが故。戸松遥に限らず、ソロライブに参加したこと自体が2011年以来だったのです。ライブ参加そのものが2013年を最後に長らく途絶えていて、昨年ようやく復帰できたくらいで・・・

 ただ、そんな久しぶりのライブが待ち遠しかったかと言うと、実は楽しめるかどうか凄く心配だったんですよ。というのも、当日までの3ヶ月ほど、6月に引退した遠藤ゆりかのことばかり考えていて、他のことに対する興味・関心がなかなか湧いてこなかったのです(唐突に彼女に関するツイートばかりするようになったので、以前から大鋼を知っている人たちからどう思われているんだろう、と気になってもいました(爆)まぁ、彼女は僕のバイタリティを蘇らせてくれた恩人です)。まぁ戸松遥についてもアルバムは当然買ったし、『声ガール』も『ダリフラ』も視聴していました。『ハルカウエノエカイ』もYouTubeで後追いで全部視聴しました。・・・ただ、心が昂ぶってくれなかった。

 もう一つネガティブな要素がありました。昨年11月11日に参加した、幕張メッセでのスフィアの充電期間突入前最後・・・の前日のライブ。これがあまりにも楽しめなかった。これまでの人生でのワーストライブだったのは間違いないです。席からステージまでがあまりに離れすぎてスフィアの4人の判別すら困難だったこと、その席のためか音響が最悪で歌声がキンキンでMCもロクに聴き取れなかったこと、序盤で3時間超えを予告していたにも関わらず2時間ちょいで終了したこと・・・そして、スフィアの4人も観客も、おそらくあの場にいたほとんどの人間が「明日が本番」という感覚を無意識にでも抱いて余力を残していたであろうこと。まぁ、それについては責めることはできません。2Daysあれば、誰だってそうなるでしょう。でも、個人的にガッカリしてしまったことも紛れもない事実でした(だから今回もZepp Tokyoでの2Daysのうち、2日目を選びました)。

 しかし・・・杞憂でしたね。会場に入ってみれば全てのネガティブを吹き飛ばす、本当に楽しい、素晴らしいライブでした。参加して本当に良かった。

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