安野希世乃の「生きる」を聴いて何を思う。2019/09/04頃発売のアニソンCD新譜

Tweet

今週のDAIMONZI PUSH DISC！

　安野希世乃3rdミニアルバム。リード曲は『ソウナンですか？』ED。優しい歌声で表現される逞しさ。慰めでもなく、叱咤でも無い。「生きて」でも「生きろ」でもなく「生きる」なんです。他人からの声じゃない、内から湧き出る、前を向く強さ。遭難しなくたって理不尽なことはいくらでもある。そんな中で「このままじゃ終われないんだ」と思えるというのは、実は大事なことだと思うのですよ。

　これまで、この人の出演作とあまり縁がなく、デビュー曲も優しい曲だなぁ・・・ぐらいにしか思っていなかったのですが、あの遭難ギャグアニメのEDとしてのこの曲は究極ですよね。ギャグアニメなんだけども、これまでの人生では不要だった逞しさを急に求められるという話でもあって、とりわけ明日香のウサギに関する心情を何週にも渡ってじっくり描いていたのが印象的でした。

　安野希世乃と言えば今年はもう1作、プリキュア。えれな好きなんですよ。気は優しくて力持ち・・・ではないけれど、それに近いキャラクター。でも真っすぐで茶化しが無い性格。完璧超人ですよね。まどかとの関係性も良い。こないだ出たキャラソンもまたいいんですよ。サンバだけど声質はスッキリしてて、暑苦しさが無い。そんなえれなを好演する安野希世乃のことは、ちょっとこの先気にしてみようかな・・・と思いました。

アニメ主題歌CD

　『ソウナンですか？』OP。アニメ本編の面白さもさることながら、OP曲のノリのよさもいいし、ダンスも好きなんですよね。割と等身高めのキャラデザで、腕のアクションをメインに魅せるダンスは見栄えがいい。

非アニメタイアップCD

　声優アイドルユニットSODAの1stシングル。かつては小澤亜李と組んでいたこともある日南結里、実績が無いけど芸能大手のスターダスト所属の立沢萌々瑚、そしてやっぱり実績が無いけどルックス的に人気が集中しそうな星守紗凪・・・個人的には、実績のない声優の卵を「声優アイドル」と呼ぶのは詐欺に近いと思っていますし、よほどデカいメディアミックス企画でない限り成功例なんて無きに等しいのに、なんでこんな企画を・・・と思ってしまうのですが、CDを出してるSUBZERO合同会社って、富田美憂が参加してるKleissisのプロデュースもしてるんですね。あのユニット、上手くいってるのかな・・・？

キャラソン／挿入歌CD etc

　シンフォギアXV、今週は風鳴翼。曲名からは想像できませんが、和風ロック。元々、和要素の強いキャラではありましたが、ここまで和に寄せた曲は初めてかな？

　2019年1月にオンラインサービスを終了した『ときめきアイドル』のアルバム2枚目。随分懐かしい曲名がありますね・・・大鋼が知っているのは、初代ときメモから「もっと！モット！ときめき」に「二人の時」・・・それにツイパラの「Twin memories」。コナミがゲーム屋として開拓精神旺盛だった頃の名曲のアレンジですね。まぁ・・・アレンジも歌も淡白かなぁ、という気はしますけど。

特選ラジオ／ドラマCD／サントラ

特選アニメBD