アニメ『シャドウバース』ED。この人は・・・Twitterが何かと話題になっていますが、彼女自身何も悪いことはしていないけれど、ロクでもないリプライに対しての反応というのは、多かれ少なかれどうしても攻撃性をはらんでしまうし、それは印象に直結してしまう。もっとも、それが解らない人だとも思えないので、意図はあるんだと思いますよ。どこかで何かしらの「ふるい」をかけないと彼女自身もファンも前に進めなくなる。敢えて時間を止めた先人もいるけれど、それは彼女の望む将来ではないのでしょう、おそらく・・・この楽曲のようにキラキラした姿で居続けることは、並大抵のことではないでしょうからね。

　2ndシングル。初回盤Aには『社長、バトルの時間です！』OP「Hurry Love」のMV＋メイキングが収録されています。俊龍作曲のハイテンポソング。ゆいかおりが好きだった人なんかは、妙に懐かしい気分に浸れるかもしれませんね。初回盤Bにはノンタイアップ曲「恋と呼ぶには」のMV+メイキングが収録されています。こちらも元気な曲。

　リード曲「23時の春雷少女」はわかりやすい田淵智也曲。2019年秋～2020年冬の女性声優アーティストデビューラッシュ組の中では、人を選びそうなクセのある歌唱ではなく、楽曲もいい感じに元気でとっつきやすい。王道感のある人だと思います。

　放送延期が相次いだ2020年春アニメの中でも一番オススメできる作品。ユニセックス・・・というより、老若男女問わず、万人にオススメできます。個人的には・・・差別が当たり前過ぎて差別とすら呼ばれていない時代に、己の努力を以って周りに認めさせる姿ってのは心打たれるんですよ。泣き言を言わない。「差別するあいつらが悪い」なんて叫んでも夢は叶えられないし、尊敬もされない訳です。

　Twitterで「世界名作劇場っぽい」と誰かが言っていましたが、当たらずとも遠からず。時代考証がしっかりなされているんだな、と感じるシーンが沢山ありますが、堅苦しさは無く、キャラクターの頭身を見ても、やはりターゲットは深夜アニメの視聴者・・・と確信できるくらい、とにかくアルテがかわいい。このテのキャラを演じさせれば、小松未可子の右に出る者はいませんね。「がんばるぞー!!」