雨宮天4thアルバム。アダルティな曲や歌謡曲カバーをやってるうちに、いつの間にかブラスが似合うアーティストになりましたね。このリード曲、ちょっとアレンジを変えれば早見沙織がやってたようなジャズになる。どっちも大人でアダルティだけど、この俗な感じがとても雨宮天らしい。

　完全生産限定盤の特典は大判マルチクロスに目標達成カレンダー（！？）、アルバムジャケットスペシャル写真集とてんこ盛りの模様。雨宮天もこういう大人になったんだ、大人が満足できる限定版を作るのはいいことだと思います。（20前後の人がやるのは反対だけどね）

　大橋彩香4thアルバム。リード曲はなるほどわかりやすい田淵智也曲。でも曲に負けてる訳ではなく、このパワフルさは大橋彩香らしい。曲とヴォーカルが個性をぶつけ合って拮抗すると聴き応えが出てきますね。

　JAM Project74thシングルはドラマ『牙狼＜GARO＞ ハガネを継ぐ者』ED。僕がチェックしてたのはせいぜい13年前の43rdシングル「Vanguard」くらいまでだけれど、ここまできたら100thシングル目指して欲しいなぁ。

　かつて僕はJAMに個性のぶつけ合いを求めていて、小綺麗なコーラスワークなんて聴きたくなかった。この曲は綺麗なコーラスワークから始まる。けれどなんだろう、この曲は出だしの福山芳樹ソロに始まり、しっかり一人ひとりの個性を感じる。まったく好みの曲調じゃないけれど、とても良いと感じてしまう。一人ひとりのパワーは今なお圧倒的で、それを堪能できることは幸せなんだなぁ、と、今改めて感じました。