その挫折、世界クラス。 -神崎莉央生誕祭2025-
情報
キャラクター：神崎莉央（IDOLY PRIDE）
公開日：2025/08/28 pixiv / X
制作環境：Cintiq Pro 16 / CLIP STUDIO PAINT
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裏話
「挫折の味、癖になっちゃった？」
2025年のバースデーイラスト。昨年の作品がもう、アイプラが世に出て以降積もりに積もったの莉央への感情、アイプラへの負の感情全部ぶつけた作品になってしまって、で、そんな感情を引き連れたまま、今年前半の150日間を同人誌にぶつけて、燃え尽きて・・・その後は信じられないくらい無気力になってました。
そんな状態で、次に何を描くべきなのか。実は、同人誌を描き終えて、頒布して・・・その後思ったんですよ。あれは間違いなく描きたくてしょうがなかったストーリーだけれど、でも間違いなく「理想の神崎莉央」ではないんです。自己評価の低さ、精神的な弱さを描いた(つもり)というのもあるけれど、それ以前に百合本なのに女性的じゃないんですよね。麻奈への莉央の感情を描きたいが故に、そこに感情移入し過ぎた結果、どういう訳か莉央が僕に寄ってしまった。あの本はあの本でいいんだけれど、絵描きとしての今後にとっては非常に良くない。理想の神崎莉央を描くことを思い出さねばならない。即ち、原点回帰を・・・。
ということで、僕が見たい神崎莉央。ちょっとSっぽさもある、自信に満ちた大人のお姉さん。クールだけれど、以前よりちょっと柔らかい雰囲気は実態に寄せました。でもアイドルとしてのパフォーマンスは今でも熱さとクールさを兼ね備えているのだと僕は思ってますけどね！
衣装は「海渡る黒百合」。下半身はカードでは確認できないので想像です。Xでアンケート取ったらジーパンが優勢でしたが、やっぱり生脚見せたくてこうなりました。髪型は自分の好きな、いつもの髪型。ただしこれまで以上に綺麗な髪の曲線を意識しました。新しい試みとしては、歯を描いてみました。この角度だから映えたというのは大きいと思いますが、なかなかいい感じに絵に馴染んでくれたかなと。
最後の最後まで試行錯誤したのが、あごから耳までのライン。この部位は2023年の誕生絵の時も納得いかなかったのですが（描き終わった後に違和感を覚えるんだ、いつも…）、結局どう描くのが綺麗なのか、今回も頭で理解するには至っていません。
ちなみにこの絵、当初はバーでカクテル飲んでる予定だったんですよ。一昨年の同人誌でおんなじシチュエーションの絵描いてることに気づいて、上半身はそのままで行けるとして、下半身どうしよう・・・って悩んだ結果、このポーズ。上述したコンセプトを再認識した上で、ちょっと踏んでる感を出してみました。僕の初めての莉央の絵も踏んでますからね（笑）
（以上、2025年8月29日執筆）