花咲くいろは 第25話「私の好きな喜翆荘」感想
ネタバレ抜きの序論
最終回までもう一息・・・!
本編感想
ここにきて、結名活躍回・・・!
今回の結名。
海外留学の野望とか、以前と変わってないなーと思いきや、外国のホテル事情を知っときたいとか、いつの間にか謎の外国語を習得してたりとか、何気にしっかりしてるんですよね。その辺が、喜翆荘という狭い空間に夢を見出した緒花やみんち、菜子とは好対照。
緒花の相談に対しては、いつも通りドライで客観的。他人ごとのように本音でズバッとくるものの、この余裕のある結名の態度は、殺伐とした喜翆荘の現状を考えれば、緒花にとっては数少ない日常で、安心できる拠り所だったでしょうね。
誰かが「花咲くいろはのストーリーで一番成長したのは菜子」と言ってましたが、この旅館内の違和感の正体に気づいたのは唯一菜子だけ(緒花は原因が何なのかまではわかってなかったと思いますし)。緒花に女将の真意を聞いた上で、「女将さんにはわからないんだよ」と切り返せてしまうところに凄みがある。四十万の女である緒花には他人の夢についていくという発想はなかったかもしれないし、この菜子のセリフがなかったら女将が手を貸すことはなかった「かも」しれない。
エニシングは・・・心意気は買いたいですけど、結局最後まで意地を張り続けたのが自分だったというのは残念。でも、相性のいい妻を持ちましたね。何気にあれが皐月と崇子の初対面だったわけですが、2人の間に会話がなかったですね・・・最終回には何かしらあるといいな。
今週、かつてないくらいに株を下げまくったみんち(爆)元々エゴ丸出しの人ではあるんですけど。緒花への態度はもちろんのこと、余裕のない時に我先にと言わんばかりに空気を殺伐とさせるのはホビロン。余裕のない時の他人への態度って大事ですよね・・・人の性格ってそう変わるものではないですけど、それでも25話にまでなって、成長がまるでないというのはどうしたものでしょうか(爆)
「ゆとり教育」なんて言葉のおかげで、とかくネガティブな意味に使われる言葉ですが、ゆとりというのは凄く大事なもの。ゆとりがあれば、ある程度は想定外のアクシデントに対応できるし、その安心感があるから強いストレスを感じながら働くこともない。ゆとり無き状態で巴さんの怪我を迎えたためにエニシングのやり方は行き詰まることになってしまった。客をおろそかにはしないと言いながらも、根底にあるのは女将への意地だったし、それ故に変な頑張り方をしてしまった。従業員のパフォーマンスをキープするのもエニシングのやるべきことだった・・・まぁ、彼が名誉挽回できるかどうかは、次回、喜翆荘がどうなるか次第なわけですが・・・
・・・ところで、ひょっとして女将は緒花が呼んでる友達が男だっての、気づいてないんじゃないでしょうか(爆)
10月5日にドラマCDが出ます。