2期モノ VS 2大歌手 VS 巨人!2013年春アニメOP/ED CD売上レース出走表
みどころ1:首位争い
『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』、『とある科学の超電磁砲S』、『這いよれ!ニャル子さんW』・・・と、万単位で売れるであろう続編アニメのCDが揃っています。この中でやはり本命は『うたプリ』でしょう。
新作では、T.M.Revolutionと水樹奈々が組んでいる『革命機ヴァルヴレイヴ』OPが首位の最右翼でしょう。ただし、現状の話題性においては・・・原作が大ヒットしており、OPのMADが既に多数UPされている『進撃の巨人』が他作品を圧倒しているように見えます。「話題になっている=売れる」という図式が必ずしも成立しないのは昨期『琴浦さん』が示してしまいましたが、原作人気に大きな差がありますし、Linked Horizonのクオリティも凄まじいものです。万単位で売れるのは確実として、『ヴァルヴレイヴ』や『うたプリ』を出し抜き頂点に立つ可能性も充分に秘めているのではないでしょうか。
さてさて、この中で一番売れるのはどのCDでしょう・・・僕は『進撃の巨人』OPに賭けます。こういう曲に売れて欲しい、という願望もありますし。
みどころ2:レコード会社別に見る注目作
今期もランティスが一番多い13枚の主題歌CDをリリース。昨期より3枚増えています。昨期は『ラブライブ』CDがかなりヒットしましたが、今期はキラータイトル不在で、スフィアやGRANRODEO、茅原実里の固定ファン頼みのCDセールスになりそう。
ポニーキャニオンはリリース9枚でいつもより元気ですね。キャラソンに定評のあるレーベルで、これまで加藤英美里や竹達彩奈にはタイアップをあてずにCDを売ってきましたが、今期デビューする日笠陽子、三森すずこにタイアップをつけており、方針を変えてきました。今期は『進撃の巨人』というキラータイトルが存在し、キングの『うたプリ』、エピック(SME系列)の『ヴァルヴレイヴ』と売上No.1の座を争いそうです。
avex entertainmentも同系列のSONIC GROOVEを加えて9枚。そのうち『ニャル子さんW』のEDが3枚なのでポニキャンと同列に考えることはできませんが、それでも長らくアニメ業界では鳴りを潜めていたavexが4作品でCDを出すという事実は大きいです。・・・とは言え、売上はもっぱらニャル子さん頼みでしょうか。
キングレコード/スターチャイルドはそれぞれ4枚ずつで計8枚。何と言ってもうたプリ2期に、加えて田村ゆかり、小倉唯、上坂すみれの声優陣。レコード会社トータルで売上No.1の最右翼でしょうね。
SMEは本数こそ昨期までより圧倒的に少ないものの、SME本隊はClariSで『俺妹』2期OP。いつもはJ-POPアーティストでタイアップをやるエピックレコードはT.M.R×水樹奈々で『ヴァルヴレイヴ』OP。キング、ポニキャンという強敵はいますが、ヴァルヴレイヴの売上次第ではレコード会社トータル売上No.1になる可能性もありそうです(ちなみに、今回はアニプレックスはCD出さないんですね・・・)。
『レヴィアタン』でユニバーサル、『マジェプリ』で東宝がそれぞれ新規参入。特に東宝はアニメ制作参入に合わせてのレーベル設立。今期のブレイクは無さそうですが、10月には個人的に縁の深い福井県鯖江市を舞台にしたアニメも放送することになっているので、個人的には応援したいところです。
参考:鯖江舞台に青春TVアニメ 10月放送予定、東宝など制作 社会 福井のニュース :福井新聞
昨期は『琴浦さん』と『まおゆう魔王勇者』が思いの外伸び悩んだフライングドッグは、今期は『デート・ア・ライブ』EDのみ(OPは日本コロムビア)。石川智晶は今回は東宝からCDを出しており、May'nは実写ドラマ主題歌。野水いおりはそこそこCDを売れる人ですが、2期アニメ盛り沢山の今期で上位を期待するのは流石に酷ですね。
昨期『はがないNEXT』、『さくら荘』、『キューティクル探偵因幡』で存在感を示したメディアファクトリーは今期まさかのゼロ。ランティスとかだとタイアップが多くても所属アーティストが多すぎて不遇な人が多く出てきてしまいますが、タイアップ獲得にムラがあるのも所属アーティストは大変ですねぇ。鈴木このみも大倉明日香も今後が楽しみなだけに、余計心配です。