Contact[茅原実里]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況
収録CD
アルバム「Contact」収録曲です。シングルとかは出てません。
Lantis(K)(M) (2007-10-24)
売り上げランキング: 15633
背景
アルバム「Contact」主題曲。
データ
歌手: 茅原実里
作詞: 畑 亜貴
作曲: 菊田大介
編曲: 菊田大介
ギター: 飯室 博
ストリングス: 大先生室屋ストリングス
プロデューサー: 斎藤滋(ランティス)
レビュー
この曲を語る上で、まずアルバムのコンセプトを語る必要がありますね。
「触れ合い」であり、「接触」。それが「Contact」。
トランス+ストリングスという、みのりんファンならオナジミのサウンドで
「無機質」と「有機質」の融合を表現しているというわけです。
この曲の面白さは歌詞の解読にあるのではないかと思ってます。
「しぐなーーーーーーー」で始まるこの曲。
歌詞は畑亜貴が得意そうな、少なくとも大鋼にとっては意味不明なもの。
ただ、明らかに宇宙を意識したものになっています。
外宇宙とのコンタクト。
ただ、コンタクトの対象は宇宙か・・・と考えると、
もう一つ思い浮かぶものがあります。
宇宙なイメージと共に混在するバイオ・テクノロジーのイメージ。
星雲のようにカオスなもの。人間の身体そのもの。さらに言えば、脳。
「Fly me to your mind」・・・「あなたの心(脳?)につれてって」も納得のいく言葉に変わる。
・・・読めてきたぞ。
この「Contact」は「交信」。直接脳に交信を仕掛けているということ。
正確に計れない歌詞の中に、メッセージは確実に存在する。
「科学的意味は無意味」なら、そうでないものには意味があり得る。
「きもち」は正確ではない。計測不能な「きもち」は惹かれるもの。
脳にダイレクトコンタクトを行える科学は、非科学を可能とする科学。
不可能が可能に変わっていく。
だとすれば、感じたことはヴァーチャルに実現できるようになる。
物理的な接触をしていないにしても、交信し、互いを感じあったなら、
それは接触と呼ぶことができてしまう。惹かれあったとすれば、なおのこと。
「深刻で不真面目なコト」。なんとなくイメージはわかるようなわからないような。
ただ、これを一言で表すなら、ふさわしい単語があります。
即ち、「発動」でしょう。
接触の先には発動が待っている。
・・・ちょっと深読みが過ぎたかな?
ちょっとエスカレートし過ぎた感もありますが、
ともかく、一見意味不明な歌詞を独自解釈してみると面白いです。
聴いた感じは、上述したようにトランス+ストリングス。
もう、いかにも宇宙人らしい曲になってます。
この曲を聴いて、頭をトランス状態に持っていった状態で
CDの次曲であり、アルバムでメインソングである「詩人の旅」に入っていくわけです。
処方箋(個人差があります(´ー`))
何か、嫌なことやつらいことがあったら聴いてみるといいかも。
癒しでもなければ、励ましでもなく、叱咤でもありません。
ただ、あなたの脳をかき乱して、余計な感情を取っ払ってくれるでしょう。
そして、ひょっとしたらあなたの星雲にも「交信」が届くのかもしれません。
どうでもいい余談
「ヒューマノイドインターフェース」を介してコンタクトを行う必要のある
「涼宮ハルヒの憂鬱」の情報統合思念体との関係性はなさそうですね。
試聴
歌詞
カラオケ選曲No.(2009/08/03時点)
DAM: 4257-77
JOY: 173078
UGA: 4339-16