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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

夜霧のハニー[前川陽子]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況

収録CD

前者は「元祖」「新」「F」の曲が収録されてます。
3作の前曲をコンプリートできるわけではありませんが、オススメです。
ダイナミックプロ作品の主題歌を広く集めたい方は後者を。

キューティーハニー SONG COLLECTION SPECIAL
DYNAMIC! THE BEST!!


背景

TVアニメ『キューティーハニー』EDテーマ。

データ

歌手: 前川陽子
作詞: 伊藤アキラ
作曲: 渡辺岳夫
編曲: 小谷充

レビュー

70年代前半、ノリにノッていた永井豪原作のアニメのエンディング。1973年の作品。
こちらは、オープニングのように圧倒的なインパクトで攻める曲ではなく、
落ち着いた感じで、ゆったりと聴ける曲です。

あのオープニングにして、このエンディング。イメージが逆転します。
デビルマン同様、オープニングで外面的な作品の世界観を派手にアピールして、
エンディングは「だけど、本当は・・・」と主人公の内面的なところに踏み込んでいます。
残念ながらキューティーハニーの物語はほとんど知りませんが、
何らかの悲哀を背負った正統派ヒーロー的な歌詞です(ハニーはヒロインですが(笑))。

オープニングでは、あれほど強烈に音を"弾き出していた前川陽子。
エンディングでは、ギャップに驚くほどしっとりと唄い上げています。
哀しいところは、まさに"夜霧"のような、まどろんだ感じ。
そして、サビでの凛とした強さ。
「これでいい」の「いい」のところなんか、いいですよねぇ( ´ー`)
あと、その凛とした雰囲気が長続きしないのも。
それが"強がり"に感じられてしまうところが、妙にリアル。
オープニングでの「こっちを向いてよ」の陰では、
こういう裏があったりするんですよねぇ。

渡辺岳夫のエンディングで、この曲と同類の曲を挙げるとすれば、
機動戦士ガンダムの「永遠にアムロ」と
無敵超人ザンボット3の「宇宙の星よ永遠に」でしょうか。
特徴としては、優しい感じのするベースと、ギター。それとトランペット。
ただ、上述の2曲が低音の男性ヴォーカルによるロボットアニメソングであるのに対し、
この曲は、女性ヴォーカルによる、女性を主人公に起用したアクションものの曲。
印象はやや優しい感じになりますね。

処方箋(個人差があります(´ー`))

歌詞から見ると、「デビルマン」や「サイボーグ009」といったアニメのエンディングと
併せて聴くと、"ヒーローの悲哀"というテーマを存分に味わえるかと思います。
曲から見ると、やはり先述の「ガンダム」や「ザンボット3」。
いずれにせよ、レトロアニメソングのよさを十分に持っている曲なので、
これを聴いて、存分にくつろいでほしいなぁと思います。

どうでもいい余談

冒頭で「元祖」「新」「F」・・・などと書いていて、ふと思ったのですが、
これってスパロボとかぶってますよね。
さすがに「RE:スーパーロボット大戦」とかはないでしょうけど(笑)

歌詞

前川陽子/歌詞:夜霧のハニー/うたまっぷ歌詞無料検索

試聴

Neowing

カラオケ選曲No.(2008/04/13時点)

DAM: 2345-05
JOY: 12152
UGA: 6002-15

   
カテゴリ: [1970’s作品][キューティーハニー][前川陽子]
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