Cagayake!GIRLS[桜高軽音部(放課後ティータイム)]のレビューと歌詞、カラオケ配信状況
Cagayake!GIRLSとは
TVアニメ『けいおん!』OPテーマ。
アニソン史に大きく名を残すことになったアニメ主題歌。
データ
歌手: 桜高軽音部 [平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬
(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子)
作詞: 大森祥子
作曲: Tom-H@ck
編曲: Tom-H@ck
プロデューサー: 小森茂生
発売日: 2009/4/22
レビュー
2006年「涼宮ハルヒの憂鬱」に始まり、2007年「らき☆すた」が続いた"CDが売れる京都アニメーション作品"の第3弾とも言うべきアニメ「けいおん!」のOP。オリコンウィークリー初登場4位を記録し、発売後2ヶ月近く経過した6月15日時点でもまだ30位以内につけている、ある種のモンスター。
メインヴォーカルである平沢唯・・・豊崎愛生の声はすごくわかりやすい声優ボイス。ふわふわとしていて、声にカドがないんですよね。ここまで柔らかい歌声というのは、めったに聴けるものではありません。さらっと耳に入ってきて、何とも言えない心地よさをもたらしてくれます。
作詞の大森祥子は、このテの深夜アニメでは見かけない人で、主にデジモンとかプリキュアの挿入歌やアルバム曲なんかで活躍してます。ラジオ好きな人はピンとくるかと思いますけど、「ノンコとのび太のアニメスクランブル」の主題歌「shiny scramble」の詞もこの人が書いてるんですよ!
あの唯が「ガチでウルワシ」とか言うところがあんまり想像できなかったりしますが、詞はイマドキの女子高生らしさを全面的に押し出してます。何気に漢字と英語が多いのが、あの妙に落ち着きのある桜高らしいですね、いかにも(´ー`)
曲はハイクオリティなバンドサウンド・・・と思えるのは、「God knows...」もそうだったんですけど、最小限の楽器構成で、「いかにもバンドでしょ!」って言ってるような曲を演奏してる。J-POPアイドルはこういうバンドサウンドをやらないし、ガールズロックバンドは、こんなベタな曲はつくらない(やりたがらないでしょうね)。やっぱりアニソンだけの特権なんだよな、こういうの(´ー`)
唯の声にばかり気が向かいがちですけど、イントロも格好いいんですよね。ああ、アニメがはじまるんだ!というワクワク感。これこそがオープニング!と言わんばかりの強烈な自己主張!
2番終了後のメンバー紹介?もいいですよね。いかにも桜高軽音部の挨拶がわりの1曲!って感じが。EDがどんなに売れても、どんなに格好よくても、けいおんとイコールなのはこの曲なんですよね~(´ー`)
作曲/編曲のTom-H@ck。若手の作曲家さん。「空を見上げる少女の瞳に映る世界」のアルバム曲を一つ作ってますけど、ほとんどアニソンとは関わりのなかった人ですね。つくづく思うんですけど、やっぱりモチはモチ屋!作曲はこういう人が担当してくれると、すごく安心します。
最近は、自分たちのユニット内で全部制作するアーティストや、あるいはElements Gardenに頼りっぱなしのアーティストが増えて、彼ら彼女らの楽曲って、クオリティの高いものも確かにありますけど、マンネリに陥りがちなんですよね。それを都合よく王道とか定番とか言ってしまうと、アニメをおざなりにする路線に行っちゃうでしょう。
・・・と、ここまで触れてきたように、この曲のクリエイターは、今までの深夜アニメでは見ない名前ばかり。プロデューサーの小森茂生も、調べてみたところ、GLAYや今井美樹などの編曲を担当しており、アニソンとは関わりのなかった人の様子(ただ、アニメは好きらしいですね。ブログでも4月4日と4月30日にけいおんに触れている日があります)
京アニ作品と言えば、「ハルヒ」と、特に「らき☆すた」の悪ノリぶりが強烈でしたが、けいおんはレーベルがポニーキャニオンのせいか、そもそも音楽を軸にしたアニメのためか、すごく落ち着いて、マジメに音楽を作ってますね。(まるで憂だ・・・(爆))素晴らしいと思います。Congratulation!
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どうでもいい余談
このアニメを見て、この曲を聴いて楽器を買った人。せっかくだからインテリアなんて言わず音楽を続けて欲しいと切に願ってます。できるなら、作曲までできるようになって欲しい。「けいおん!」に影響を受けたミュージシャンなら、安心してアニソンの未来を託せる。僕はそう思う(´`)
歌詞
試聴
カラオケ選曲No.(2009/06/16時点)
DAM: 3303-69
JOY: 135029、ガイドボーカル入り: 189945
UGA: 6153-32