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イカ娘タイアップでもスフィアの売上が横ばいの理由。グラフで見るオリコンウィークリー[2011/11/07付]

2011年11月03日 15:15 更新                  
カテゴリ: [CD売上]

お題

・イカ娘タイアップでもスフィアの売上が横ばいの理由。
・はがないのOP、オススメです。
・坂本真綾レベルの安定感はそうそういない。
・何度でも言う。中島愛はもっと評価されていい。
・今週の大台突破。田村ゆかりが2万枚突破。

アニメソングシングル売上分析

アニメソングオリコンウィークリーグラフ(2011/11/07付)
アニメソングオリコンウィークリーグラフTOP101-200(2011/11/07付)
クリックで原寸表示します。
(TOP101-200のグラフについては小数点が煩わしいので1/100の数字にしています)

 スフィアの『侵略!?イカ娘』のOP「HIGH POWERED」が7位。好タイアップを獲得しながらも、前作「LET・ME・DO!!」の初動には約300枚ほど及びませんでしたが、およそ横ばいですね。シングルの初動では自己2番目の売上。順位では自己記録を更新です。スフィアというユニットの性質上、来週ガクンと落ちるとは思いますが、ULTRA-PRISMの「侵略ノススメ☆」がそうであったように、2週目以降も地道に売れ続けるでしょう。3週目や4週目にTOP100圏外ということはないと見てます。

 問題は、累計2.3万枚の「MOON SIGNAL」を超えられるかですね。やや厳しいかな、とは思っています。というのも、イカ娘のOPとしての評判がすこぶる悪く、ニコニコ動画の公式配信でもアンチコメントは多数見受けられましたし、ネームバリュー程のタイアップ効果が見込めないんじゃないかな、と思うからです。売上が不振に終わるとすれば、主な原因はイカ娘ファンの取り込み失敗でしょう。おそらく、スキャンダルによるファン離れが原因と言いふらす連中も出てくるでしょうけど、数字の裏に潜む要因というのは推測しかできませんからね。どちらが正しいと断じることは難しいでしょう。残念ながら。

 ちなみに、スキャンダルが影響を与えたとすれば・・・対応のおかげで公式サイトの更新が遅れ、恒例の店舗別ブロマイドの画像は結局公開されませんでしたし、抽選特典の「スフィアと一緒に東京の海をクルージングしようじゃなイカ!?」は怒った元ファンの暴徒が紛れ込む恐れがあり、危険なイベントになりそうです(むしろ警備体制が磐石になり、安全な気もしますが)。これらの要因から、複数買いが減少した可能性はあります。こんな記事を書いてる僕が言うのも何ですが、大事なのは売上よりCDを買ってくれる固定ファンの数、そしてイカ娘のOPで好きになってくれた人の数ですからね。成長を見守る上では、複数買いというノイズは無い方が嬉しいです。異論は受け付けますけど。

 『僕は友達が少ない』のOPは10位。Tom-H@ck作曲ということで、『けいおん!』のOPを思いっきり意識したドチャガチャ曲ですが、井上麻里奈のクールボイスは豊崎愛生とは違った方向で凄いアクセントになってます。これはオススメですよ。

 坂本真綾は8位。2週連続リリースは両方とも初動1万枚超え。これほどの安定感を持っているのは、他には水樹奈々に田村ゆかり、堀江由衣、スフィア・・・声優/アニソン系の女性ヴォーカルでざっと思いつくのはこれくらい。男性ヴォーカルでは神谷浩史あたりも該当するでしょうけどね。

 中島愛が22位。CDのリリースは実に1年ぶりなんですね。声優業の方もセイクリッドセブンでメインヒロインを演じたりと少し復活の兆しがありますし、今度こそ脱・ランカを果たして再ブレイクして欲しい。ずっと前から言っていますが、この人にはもっともっと歌って欲しいです。

今週の主な大台突破。
・765PRO ALLSTARSが45000枚突破。
・藍井エイルが20000枚突破。
・坂本真綾(ラストエグザイルOP)が15000枚突破。(2008年4月トライアングラー以降全CDで達成)
・茅原実里が15000枚突破。(シングルでは2010年2月発売「優しい忘却」以来3枚目)

来週はMay'nが歌う『ファイ・ブレイン』OP「Brain Diver」に注目。
Brain Diver(初回限定盤)

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