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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り

戸松遥の入籍発表から半年経過してのぐだぐだ雑感。

2019年07月15日 01:39 更新                  
カテゴリ: [戸松遥][雑報]

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目次

  1. はじめに
  2. ショックじゃなかったのは、5ヶ月前の予防線があったから
  3. 結婚が、戸松遥の代表作を決定づけた
  4. 戸松遥は「成功者」と言えるのだろうか?
  5. 今後の戸松遥を考える

戸松ちゃん結婚&29歳おめでとう!

1. はじめに

 大鋼がこの10年どういうスタンスで戸松遥という声優を見てきたのか・・・簡潔に書くと「芝居と本人のキャラクター、それらを軸として歴史に刻まれていく戸松遥の声優人生は、自分にとっての最高の娯楽」であり、「究極のFavorite」でした。LoveでなくFavoriteなのは、あくまで自分はアニメ/声優コンテンツが好きで、その中で戸松遥がずっと興味の中心に居た。飽きたら執着するつもりはないけれど、10年間飽きなかった。そういうことです。

 そんなスタンスであるし、その上「オタク=イベンター」という図式が定着しつつある昨今ですから、自分は「戸松遥のオタク」ではないと思っています。彼女を生で見たのは10年間で5回だけですし、ラジオのメールも、もちろんファンレターも送ったことはありません。ただひたすら彼女の仕事ぶりを楽しんできただけです。

 そんなだから、それこそ週刊ミュージックレイン事件の頃からずっと、プライベートに関してどうこう言うつもりは無かったし、結婚も本人が望むタイミングでしてくれればと思っていました。まぁあえて言えば、あんまり変な相手は選ぶなよ・・・くらい。その程度の老婆心があっただけです。

2. ショックじゃなかったのは、5ヶ月前の予防線があったから

そんな戸松遥が入籍を発表。

 正直なところ・・・この日が来た時に自分がどうなるのかというのは、少し怖かったんですよ。ドライな感覚で彼女を見てきたつもりだったのが、化けの皮が剥がれてしまうのではないかと・・・実は自分でも気づいてないけど滅茶苦茶Loveだったんじゃないかという心配があったんです。

 でも、大丈夫でした。ちゃんとFavoriteでした。ただ、もしかしたら「アレ」が無ければドキッとしたかもしれない・・・という言葉が5ヶ月前にあったんですよね。ソロライブツアーでのMCでした。

「一生表現者でありたい」

 MCに限らず、ラジオでも言っていたことです。ただ、その言葉を生で聴くことができたのが凄く嬉しかったんですよね。その時は単に、デビュー10周年の節目を迎えて、この先への覚悟、抱負のようなものだと捉えていましたし、実際それ以外の何物でもなかったのかもしれません。ただ、当時ドハマりしていた遠藤ゆりかの引退ショックを引きずっていた自分には滅茶苦茶刺さりました。

 もし結婚が即ち「引退」だったなら、流石にショックだったと思います。が、入籍発表を知っても祝福心しか湧いてきませんでした。彼女の覚悟を受け取っていたからです。画面の前から戸松遥は消えない。まぁ・・・無論大鋼のような人間ばかりではないことも承知で、これを機にCDの売上が落ちたり、それで寿美菜子や高垣彩陽のように音楽活動がペースダウンする危惧はありますけどもね。そういう不安からくる上記の発言だった可能性もあるでしょうか。

 そうそう。引退は嫌ですが、もし子供つくるのなら育休は普通にとるべきだと思いますよ。当然ですけど(爆)妖怪ウォッチやってる間は難しいのかもしれませんけどもね。

3. 結婚が、戸松遥の代表作を決定づけた

 入籍発表の時に、まざまざと思い知らされたことがあります。

「やっぱり戸松遥の代表作はアスナなんだ!」

 プリキュアを演じ、妖怪ウォッチが大ヒットしても、やっぱり世間のイメージでは、戸松遥=アスナの声優なんだ、と。twitterにせよYahooニュースのコメント欄にせよ、とにもかくにもアスナに絡めてのコメントが多かった。『SAO』がいかにビッグタイトルに育っていたかというのも、同時に思い知らされました。

 一方で先日、地上波ゴールデンタイムのクイズ番組に出演して、ケータの声を披露していました。ちゃんとウケていたことにホッとしたのは大鋼だけではないでしょう。「お茶の間」という無関心層に通用するのはケータ。ファンではないにせよアニメに多少なりとも関心のある人間の印象に残っているのはアスナ。ターゲットが異なる代表作が並び立っているというのは凄いことですよね。そんな声優が他にどれだけいるでしょう。少なくとも、深夜アニメ隆盛の時代以降の声優では簡単に名前は出てきません。

4. 戸松遥は「成功者」と言えるのだろうか?

 上記の通りの実績から、声優として成功者であることに異議を唱える人は少ないでしょう。代表作云々以前に、デビューから10年以上経過し、今なおアニメのレギュラーを勝ち取っている人が成功者じゃなかったら流石にあんまりです。戸松遥はアニメ飽和の時代を駆け抜けた成功者の中でも、花澤香菜や早見沙織、同じく今年結婚を発表した竹達彩奈らと並ぶ、2010年代を代表する女性声優の一人と言って過言ではないでしょう。

 では、アーティストとしてはどうでしょうか?アーティストとしての「成功」というのは、声優としてのそれと比べ、CD売上やライブ会場のキャパシティなどの数字が存在する分、一見判定が容易のように思えます。が、戸松遥の場合・・・CDの売上ではノンタイアップシングルは低調にせよ、3万枚売った「ユメセカイ」や4万枚売った「courage」、それにしばしばアイドルやアニソン系シンガーにカバーされる「Q&Aリサイタル」といった代表曲もあります。が、ライブに話を移すと、大きなステータスとされる武道館公演も成し遂げていません(スフィアでは2010年に達成)。おそらく一番広くて東京国際フォーラムのホールAでしょうか。およそ5000人収容できる会場です。

 声優業同様「10年続いている」時点で、少なくとも失敗ではないにせよ、数字をベースに話をすると、大成功とも言いづらい。歌で人気を築いてきたというよりは、声優業で築いた人気で歌ってきた人。ですが、10年それを続けられた声優が他にどれだけいるかと考えると、ゼロ年代のカリスマ・水樹田村堀江以降では、茅原実里に今井麻美、喜多村英梨、中島愛・・・くらいでしょうか。数えるほどしかいません。この先、2010年代前半に歌手デビューした人たちが続々10周年を迎えていくでしょうが、前を走る人の少なさ、後を追う人の多さを考えると、戸松遥は声優アーティストとしても偉大だったんだなぁ・・・と今更ながらに思います。

 音楽は歌われなくなり、聴かれなくなった時に本当の意味でオワコンとなります。その点で言えば、CDを沢山売った2曲よりも、他の歌手にカバーされている「Q&Aリサイタル」を歌えたことが戸松遥のアーティスト活動における、現時点での一番の成功と言えるのかもしれませんね。無論、それを今後塗り替える可能性もあります。塗り替えて欲しい。

5. 今後の戸松遥を考える

 入籍から半年経った7月時点で発表されている今後のアニメ出演は以下の通り。

[2019年夏の新規アニメ]
・女子高生の無駄づかい
・魔王様、リトライ!
・荒ぶる季節の乙女どもよ。

[続編物、前クールからの継続]
・みるタイツ
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか II
・妖怪ウォッチ!

[2019年秋以降放送予定アニメ]
・俺を好きなのはお前だけかよ
・ソードアート・オンライン アリシゼーション (2期)
・八十亀ちゃんかんさつにっき (2期)

 アニメは未発表で水面下で進行する期間が長く、半年で影響がでるものではありません。この時点で仕事量云々を語るのは早計・・・にしても、絶好調です。この中で特筆すべきは三澤紗千香、白石晴香といった年下と一緒にヒロインを演じる『俺を好きなのはお前だけかよ』でしょうか。逆に、赤崎千夏、豊崎愛生と組む『女子高生の無駄づかい』では最年少ですけど(爆)まぁ日笠陽子や豊崎愛生の例を見ても、結婚は声優業には影響するとは考えづらいです。若手なら(今期だと『ぼく勉』みたいに)出演声優にユニット組ませて主題歌歌わせる・・・的な起用がしづらくなるでしょうけど、今の戸松遥だと、もうそういうのは無いでしょうし。

 アーティストとしては・・・こちらは影響がありそうな気もしますけど、正直なところ、ノンタイアップでのCD売上は全盛期と比べ、もうだいぶ落ちていますからね。それでも離れなかったファンが今更離れるか?という疑問もありますが、これ以上数字が落ちてしまうと年2回ペースを守ってきたCDリリースが危なくなるでしょうね。だからこそ、そろそろ『SAOアリシゼーション』で主題歌を歌って欲しい。基本的には卓越した歌唱力の専業シンガーに任せているが故に、またアリシ編は女性視聴者を意識している感もありありなので、多少浮く心配もあるにはあるのですが、やっぱりアスナ役の声優が歌うということ自体がインパクトのある演出。キャラクター名義じゃなかったとしても、です。

 個人的には、これまで通り。結婚しようとしまいと変わらず楽しませてもらいます。無論、つまらない芝居をするようなら固執はしないけれども、そこに関しては全く心配はしていません。むしろ起用する側の意識の変化から、これまであまり見れなかったキャラを見せてくれるんじゃないかと期待しています。『マリワカ』以来の母親役とか。逆に、これまでと何も変わらずメインヒロイン役を獲得したりするなら、それはそれで面白いですよね。

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