DAIMONZI-X

声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

HTT食い『Angel Beats!』大躍進!飛蘭低迷の理由と『けいおん!!』5週目。グラフで見るオリコンウィークリー[2010年6月7日付]

2010年06月02日 22:00 更新                  
カテゴリ: [CD売上]

うまいわ・・・

・Liaと多田葵の「Listen!!」超えの快挙。
・本格的に『Angel Beats!』VS『けいおん!!』の対決ムード。
・豊崎愛生がスフィアメンバーの史上最高初動更新。
[徹底分析]飛蘭が売れてくれない理由
・今週いなくなったCDたち。

アニメソングシングル売上分析

アニソンシングルオリコンウィークリーグラフ(2010/06/07付)

 『AngelBeats!』のOP/EDが3位。しかし、今回は順位よりも売上枚数。8万枚を売上げて、「Listen!」の初動76.5千枚を超えてしまいました。「GO!GO!MANIAC」を超えることはできなかったにせよ、『けいおん!!』のEDを上回ったのは大殊勲であり、まさに快挙。

 ガルデモの「Thousand Enemies」は4万枚超え。「Crow Song」は5万枚超え。こうなるともう、2010年春季は『けいおん!!』と『AngelBeats!』の2大巨頭の時代だ、と断言できるでしょう。対決ですよ対決。来週の「ぴゅあぴゅあはーと」の売上が楽しみですね。

 豊崎愛生は11位。初動で1万超えということで、スフィアの「REALOVE:REALIFE」をの初動を100枚程度超え、同じくスフィアの戸松遥の「Girls,Be Ambitious.」の初動を約3000枚上回ってます。ノリにノってますね。あんまり比較するのも何ですけど、夏の高垣彩陽のデビューシングルや7月発売のスフィア「Now Loading...SKY!!」も楽しみ。

[徹底分析]
 最近露出も増えて、「売り出し中」という言葉がよく似合う飛蘭は87位。優秀なクリエイターをつけてもらっている上、タイアップもそんなに悪くない。本人も、歌唱力はある。齋藤Pや佐藤ひろ美は「どうしてこの飛蘭が売れないんだ!?」と思ってるんじゃないか・・・とか、余計なお世話な想像をしてしまいます。

 僕の考えでは・・・例えばランティスのエースである平野綾や茅原実里はハルヒのファンに支えられていたし、May'nもアニメの中で存在感を見せてブレイクしている。石川智晶やfripSideもアニメと親和性の極めて高い曲を歌ったからこそのヒットだと思う。つまり、今時自分の腕っぷしだけでのし上がるアニソンアーティストなんてのは皆無。飛蘭の曲は確かに格好いい。アニメの内容ともマッチしている。でも、それだけではアニソンリスナーの支持を得るに至らない。幅広く受け入れられそうな汎用的な曲よりも、実は"そのアニメでしか使えないような曲"の方が売れるし、ファンも獲得しやすいんじゃないでしょうか。

 ・・・あ、水樹奈々とか、既に多くの固定ファンがいるアーティスト音無さんは別ですよ。スフィアや戸松遥、豊崎愛生といった面々もそう。歌う以前に声優としての知名度を勝ち取っているから、曲の良し悪しに関係なく買ってくれるファンがいますしね。何にせよ、純粋な歌手が頑張りづらい時代ではあります。腐らず頑張って欲しい。

 今週100位圏内から脱落したのは、中川翔子、スフィア、そして「Don't say "lazy"」と「Cagayake!GIRLS」。来週は「ぴゅあぴゅあはーと」が発売されるので、『けいおん!』の2曲はまた帰ってくるかもしれませんね。スフィアは6月13日に大阪でライブがあるので、その時の特典付き物販の影響で帰ってくる可能性があります。

主なアニメソングアルバム売上分析

 『けいおん!!』バンドスコア 10.1千枚 12位
 Vocalogenesis feat.初音ミク 12.5千枚 7位 累計35.6千枚

 バンドスコアは、前回と違って完全に演奏用のアイテムですし、まぁこんなもんでしょうね。

   
カテゴリ: [CD売上]