GF(仮)で考える「キャラソン」の分類論。2017/07/19頃発売のアニソンCD新譜

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キャラソン／挿入歌CD etc

　嗚呼・・・とうとうGF(仮)のキャラソンCD全部出てしまった。もう新曲が期待できないってのは凄く寂しい。GF(♪)と違ってGF(仮)本編はまだまだセールス的には元気(だと思いたい)なので、またキャラソン作って欲しい。というか、パチンコ以外の何かでまた横展開しましょうよ。ライバルの多い音ゲーで失敗したぐらいで諦めるのは早計でしょう。

　『ガールフレンド(仮)』のキャラソンシリーズのリリースもとうとうラスト。最後は3年生盤です。GF(仮)らしさ、という点でオススメはやはり、アニメBDのにも付属していた時谷小瑠璃(田村ゆかり)の「Sewing My MODE」とクロエ・ルメール(丹下桜)の「NPMな彼女デス」でしょう。個人的な趣味で言えば、飛原鋭子(伊藤静)の「成りて花一匁」、千代浦あやめ(小松未可子)の「Sketch」の2曲は滅茶苦茶クールで、有栖川小枝子(中原麻衣)の「One day...」も凄く雰囲気のいい名曲。あと、玉井麗巳(下屋則子)の「ティーアップ！」は女子高生が一生懸命歌ってる感が凄くいい。下屋則子は他の面々と比べると、あまり歌が上手いとは言えないけれども、むしろそこがいい。

　このシリーズに収録されている楽曲の大半は、かつては単に「キャラクターソング」と呼ばれていた、キャラクターのイメージソングです。アニメやソシャゲのアイドルソングが全盛の今はもう、単にキャラソンと呼んではそれらとの区別ができません。僕もこの記事を連載するにあたって、アイマスとかの曲を試聴するわけですが、純粋に音楽としてハイクオリティなものが多いし、キャラがその楽曲を歌うにあたってのバックグラウンドとか、色々なことを想像できるし、それによってより思い入れの深い楽曲も出てくると思うし・・・それはそれでいいものだと思うんですよ。アイドルソングには、「背景」や「時系列」といった概念を含ませることができる。アニメの劇中歌であれば、それはより明確ですよね。

　キャラクターをイメージした楽曲はその点、シンプルです。楽曲はキャラクターそのものだから、歌うにあたってのバックグラウンドとか、そういうものは無いのです。考え方によっては、キャラ名義だけどキャラは歌っていない(そのキャラの人生上、その楽曲を歌った事実は存在しない)とさえ言えてしまう（ただし、このCDに収録されているユニットソングにはユニット結成の背景などが存在し、味わいはむしろアイドルソングに近いと言えます）。

　アイドルソング、ユニットソングの多くは「客」に向けて歌われるパフォーマンスですが、イメージソングはむしろキャラクターの内面や個性を描写したもの。どちらが良いという問題でない事は言うまでもないですが、そういったアプローチの違いを知った上で、音楽の受け取り方を変えてみると、よりそれぞれの楽曲が好きになれるんじゃないでしょうか。

　『オルタナティブガールズ』のシングルはVRライブの楽曲。これ、VRゴーグル持ってる人はアプリを是非是非インストールして聴いてみて欲しいのです。VRライブは(チュートリアルさえ終われば)ゲームを進めなくても全曲楽しめるので(2017年7月17日現在、竹達彩奈、伊藤美来、佳村はるかの全3曲)。ちなみに左右を向くとちゃんとキャラがいる方向から声が聴こえます。

　VRライブをYouTubeに上げてる人がいました。カラオケっていう設定がいい。ステージに向かってサイリウム振ってても、この近さは味わえませんからね。

非アニメタイアップCD

　豊崎愛生と新田恵海がベストアルバム。この2人について下品な目で見れば、新旧のスキャンダルに追われた2人。でも実は豊崎愛生の方が1歳下だったりします。まぁ豊崎愛生はやましいことではなかったし、ストーカーによる盗撮なんてのはむしろ被害者ですし、声優の仕事は減らなかったし、CD売上も深刻なダウンは無かったし、今は声優として新境地を開拓して活躍しています。新田恵海はまぁインパクトの強い疑惑ではありましたが、疑惑が出てこなくても仕事量はそんなに変わらなかったんじゃないかな。アイドルを演じている間は声優もアイドル視されたけれども、ラブライブを離れればそういうキャラじゃなかったですし。

　何にせよ、ベストアルバムを出すってのは何らかの区切りを意味すると思うんですよ。豊崎愛生はスフィア10周年に向けての充電期間でいいタイミングだと思うし、新田恵海は・・・この先どうするのかなぁ。ブシロードは縁のある声優には優しい会社だと思いますけど。

　小澤亜李と花守ゆみりのユニットオルタンシアの2ndシングル。ここでも作詞作曲編曲ヒゲドライバー。聴き心地の良い曲。このユニットは『Re:ステージ！』の作中ユニットですが、MusicVideoは声優・・・こういうのも珍しいですね。個人的にはイヤホンズとかWUGみたいに作品の枠を飛び出して活躍して欲しいところですが、難しいかなぁ。それにしても、このMusicVideo好きだなぁ。サビの振り付けがいいし、楽しそうで、アイドルとして本格的じゃないところがいい。

アニメ主題歌CD

　水樹奈々35, 36thシングル。水樹奈々も頑張りますが、水樹奈々が関わってる『リリカルなのは』、『シンフォギア』の息の長い事よ。今回も両方MusicVideoが存在しますがDVDはついてきません。YouTubeでバッチリ見れます。水樹奈々としてはいつものことですが、周りは追随しないんですよねぇ、このやり方。なお、今回は『なのは』の「Destiny's Prelude」の方が好みかな・・・

特選ラジオ／ドラマCD／サントラ

音楽／実写BD

特選アニメBD