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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

面白くなくても嫌いになれないアニメってあるよね。[2025年冬アニメ視聴録]

2025年04月19日 14:14 更新                  
カテゴリ: [アニメレビュー]

視聴アニメリスト

  1. クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。
  2. わたしの幸せな結婚 第二期
  3. わんだふるぷりきゅあ!(47~50話)
  4. るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱(37~47話)
  5. 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
  6. キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2(12~22話)
  7. ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇(12~15話)
  8. 機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning

クール総括

  1. MVP
  2. ベスト・アニソン
  3. ベスト・アクター

各話評価

クリックで原寸表示します。

クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。

視聴メディア:dアニメストア

 キャラデザが好みで見てみた作品。作画に関しては本当に期待通りで、ストーリーについてもまぁ微妙なところもありましたが、基本的には良いキャラクターを並べて魅力を立たせる話をできていましたよね。朱音も可愛かったけれど、一番可愛いなと思ったのは陽鞠でした(ほんとギャルのアニメキャラ好きだな自分…)。単にルックスが好みというだけだったのですが、最終回で化けましたね。ゾクゾクしながら見れました。

評価:3.75

わたしの幸せな結婚 第二期

視聴メディア:dアニメストア

 綺麗なキャラクターデザイン、作画は相変わらず。ただ…やっぱり僕が好きだったのは、美世が不幸な境遇から幸せになっていく過程の上田麗奈の芝居だったんだなぁ…というのも実感しました。戸松遥が陣之内を演じるということで楽しみにもしていましたが、終盤は出番も無かったですね。序盤は雰囲気があって、百合っぽい空気も出していて、このキャラがストーリーをかき回してくれたら凄く面白いことになると期待していたのですが、ちょっと残念でした。でもまぁその短い期間は光っていたと思います。3期も決定しているようですが、もういいかな…。

評価:3.53

わんだふるぷりきゅあ!(47~50話)

視聴メディア:dアニメストア

 ラストの4話。1年前にこの作品を見始めた時は「暴力無しとは、激しい格闘が売りで始まったプリキュアもとうとうそこまで変わってしまったか…」なんて思いながらも上田麗奈が好みなキャラやるし見続けよう…って感じでした。良い第一印象ではなかったのですが、暴力を使わないからと言って決して脳みそお花畑という訳ではなく、スバルとの最終決戦?では優しさ故の苦悩なんてのも描いてくれました。この作品の良かったところは、暴力に頼らないからと言って、言葉の暴力に頼らなかったことです。それをやってしまうと台無しになってしまう。最後の最後まで強い優しさを以って相手と対峙していました。まぁラストのラストはお花畑だったかもしれませんが、いいじゃないですか、最後くらい。良い作品だったと思います。

評価:4.00

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱(37~47話)

視聴メディア:dアニメストア

 蒼紫 対 翁から志々雄との決闘前まで。方治とか荒戸とか、決して強くないキャラが男気を見せるシーンが印象的でしたね。一方で、話にケリをつけるような緊張感のある戦いが無く、割と穏やかに見ていました。翁だけはハラハラしましたけどね(笑)

評価:3.72

魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~

視聴メディア:dアニメストア

 思い出にはワクワクと奇跡が無い…か。いい最終回でした。

 いや、正直ストーリーはずっと微妙だったと思います。プリキュア5の時もそうだったように、このオトナプリキュア、基本的に明るくはない。ひーちゃんは最後にしれっと現れたけど、結局何なのかよく解りませんでした。自慢の戦闘シーンも短い。だから数字上の評価は今期ワーストです。

 でも、見てよかったと思うんですよね。全然嫌いじゃない。キャラクターデザインがブッチギリに良い。OP主題歌も素晴らしい。僕は初代以降、2014年の『ハピネスチャージプリキュア!』まで11年連続で見ていましたが、その後3年間は見ておらず、この『まほプリ』はその空白期間の作品。その後のシリーズも見たり見なかったりしていますが、この作品を見なかったのが最大の損失だなぁ…とつくづく思いました。ただ、劇場版の楽曲「キラメク誓い」をよく聴いていたのは過去の自分グッジョブでしたね。ラストバトルのBGMにニヤニヤできました。そこはまぁ、このブログのメインコンテンツは、アニメソングなんでね(笑)

評価:3.50

キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2(12~22話)

視聴メディア:BS11

 ピラミッドリングでの戦い。Season1と比べて各話のテンポが格段に良くなりましたね。個人的にはやはり、キン肉マンで好きな超人No.1とNo.2であるバッファローマンとスプリングマン…ディアボロズのタッグをアニメで見れたのは感慨深かったですね。あと、見てて思ったのですが、一見いろんなギミックを使って戦う超人が多いようにも見えるのですが、実は結構リアルなプロレスリングの技もちゃんと使ってるんですよね。あれだけ滅茶苦茶水道ギミック使ってたジャック・チーなんかも。そういうの見るのが好きなの、僕だけでしょうか。ギミックが目立つからこそ、時折見れるリアルに価値を感じてしまう。

 あと、主題歌もとても良かったです。OPの「キン肉マン英雄」、懐古心を満たしつつも前向きな歌詞が素晴らしい。EDも昭和アニメのコミカル路線を踏襲していて、これも良い。良きアニメソングはアニメ全体のムードをとても良くしてくれる。

評価:4.09

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇(12~15話)

視聴メディア:dアニメストア

 いやー、よくハッピーエンドに繋げましたよね。強制送還か、あるいは自ら…って道しかないよなーと思ってました。フレイアがシルとして生きていくって、まぁ見た後ならなるほどって思えるけれど、正直、恥も外聞もないじゃないですか。他の作品だったら、ああいうセリフを吐くキャラは、もっと醜く描かれてたでしょうね。でも、そういう恥や外聞を捨てるというのがフレイアには必要だったんですよね。女神だけれど、誰よりも人間臭かった。それを見れたのはとても良かったと思います。ヘルンがちゃっかり生きてたのは「え?そうなの!?」ってなりましたけどね。あのキャラは最後まで難解だったな…。

 しれっとリューも告白してましたよね。僕は本作のヒロインたちの中ではリュー派かなぁ(まぁアイズ以外とくっつくのは想像できませんが…)。まぁアニメ6期があるのかわからないけれど、またベルと仲間たちの物語の続きを見れたらいいな、と思います。

評価:4.75

機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning

視聴メディア:映画館

 キャラデザは全く好みでなく、ガンダムシリーズ自体AGEを最後に離れていたので、見に行く予定はなかったのですが、XでTLがあまりに想像しかったので、見てきました。

 エヴァしかりシン◯◯しかり、庵野秀明が自分の名前でやってる作品、実はロクに見てなかったんですよ。で、今回の映画前半で脚本をやっている…と。なるほどなぁと思いました。ズルいなぁ、とも。少なくともあの前半、ずっと画面から目が離せなかったし、次はどうなるんだろうっていうワクワク感がありました。それは元々のガンダムを知っているからです。だから「ガンダムとどう変えてくる?」という興味が尽きなかったんですね。だから面白かったけれど、ズルい。

 後半はまぁ元々思ってた通り、僕の好みの作風では無かったし、TV版も見なくていいかなぁ…といった感じでした。見れば見たでまたサプライズ的に楽しませてくれるんでしょうけどもね。

評価:4

クール総括

 視聴予定の全9作品のうち、7作品を完走。7作品のうち、前クールからの続きで4話だけってのが2作品あったので、実質5作品ですね。

MVP

 『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』の石倉陽鞠。一体何人目になるかわからないギャルのMVPですが、普通に可愛いいってだけでも選出してたと思いましたが、最終回で満を持して裏の部分を思いっきり出して、でも結局友情だったのも凄く良かったと思います。

 次点は『キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2』のバッファローマンスプリングマン。活躍したのは1試合だけなのでMVPにはできませんでしたが、原作でも好きな超人No.1とNo.2。特にバッファローマンは、やっぱりハリケーンミキサーが好きなんですよ。あれほど迫力があって、見ててスカッとする技ないですよね。

ベスト・アニソン

 2曲でかなり迷いましたが、『魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~』より、北川理恵が歌うOP「Dokkin◇魔法つかいプリキュア!!Part3~MIRAI DAYS~」。原曲を軽くしか聴いたことがなかったのですが、今回Part3を聴いてドハマりしてしまいました。音源も購入して何度も聴きましたが、毎回OPを見るのが楽しみでした。

 迷った挙げ句惜しくも次点にしたのが、『キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2』より、遠藤正明が歌うOP「キン肉マン英雄」。歌詞がもう素晴らしいんですよね。懐古心を満たしつつも、これは新しい物語なんだという超前向きなメッセージ。文句なしの名曲です。

 もう一つ挙げておきたいのが、「クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。」より、=LOVEが歌うOP「恋人以上、好き未満」。キャッチーでいい曲ですよね。キャラデザがいいこともあって、これもOP映像を見るのが楽しみでした。

ベスト・アクター

 『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』で桜森朱音を演じた矢野妃菜喜です。そこは鈴代紗弓じゃないんかい!というツッコミもありそうですが、ヒロインの朱音も負けず劣らずかわいかったし、それは矢野妃菜喜のツンデレ芝居によるところも大きかったと思います。まぁ今期は熱演派のアニメがなかなか無かったというのもありますけどもね。ちなみに1年前にもキタサンブラックでベスト・アクターに選出しています。なお複数回選出されているのは過去に上田麗奈と小松未可子、戸松遥しかおらず、4人目の快挙です。

あとがき

 前クールはプライベートで本当に色々あって大変だったのですが、ようやくそれも落ち着いた今期。ただ、今期は今期で6月に向けてやってる同人誌の原稿作業がスケジュール的にかなり無茶な状況で、やっぱり余裕を持ってアニメを見ることはできなかったかな…。

 今期は久々に昔気質の良質なアニメソングが複数聴けたのはとても良かったと思います。古いという意味ではなく、アニメの看板に相応しいキャッチーな音楽。遊び心のある音楽。まぁまほプリOPを新曲として見るべきなのかは色々考え方はあると思いますけどね。元祖をちゃんと聴いていたらベストアニソンには選んでなかったかもしれません。

 来期は見たいアニメが5本。本当はもっと多いのですが、やっぱり余裕がない時は本数を絞らざるを得ません。久々に小松未可子主演の『勘違いの工房主』、題材が面白そうな『ロックは淑女の嗜みでして』、『ボールパークでつかまえて!』に昔懐かしい『YAIBA』、そして原作も気になってたけど結局アニメ待ちになってた『ウマ娘 シンデレラグレイ』。実はこれを書いてる時点でどれも数話見ているのですが・・・いやー、ロックレディヤバいですね。これは久々にキました。大当たりです。

   
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